【アバンの使徒】

Last-modified: 2022-12-17 (土) 19:55:14

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場する呼称。
【アバン】の弟子である【ダイ】【ポップ】【マァム】【ヒュンケル】ら4人を指す。後に【レオナ】もこの中に加わっている。
最初にこの呼称を使ったのは意外にも【クロコダイン】であり、クロコダインの初戦時に、ダイがアバン流刀殺法を使いアバンは自分の先生だと名乗ったことからそう言われていた。
以降はこの名前が使われるようになり、映画のタイトルにもなっている。
 
アバンの使徒は、アバンの修業を終えた卒業の証である【アバンのしるし】を受け取りアバンに認められた人物とされている。
そのため、アバンのしるしを持っているだけの【フローラ】がアバンの使徒として扱われることはない。アバン本人は言わずもがな。
アバンの一番弟子であったヒュンケルは長兄役を担っており、本人も自覚して振る舞っている。
二番弟子はマァム。
後にポップ、ダイの順に弟子入りし、【ハドラー】戦の際に2人揃って仮免扱いで卒業した。
レオナは修業以前にアバンと面識すらなかったが、フローラから認められた際に彼女が持っていたアバンのしるしを受け取っており、後にアバン本人からも認められたことにより正式にアバンの使徒となった。
この際にアバンから【ゴールドフェザー】【シルバーフェザー】を与えられ、ダイを【バーン】の下へ導く役目を任されている。

イメージカラー

アバンの使徒にはそれぞれキャラクターの【イメージカラー】があり、ストーリーの進行とともに装備が変わっても基本的にこの色をベースとした服装を身に着けている。
ダイのイメージカラーは青で、ポップの緑、マァムの赤という組み合わせは、DQ2の【ローレシアの王子】【サマルトリアの王子】【ムーンブルクの王女】の組み合わせと全く同じである。
ヒュンケルの紫、レオナの白も合わせて、これらの色はそれぞれに渡されたアバンのしるしに秘められた力の輝きと同じになっている。

余談

狙ったものかどうか定かではないが、フィクションでよくある5人組にありがちな性格(熱血漢・クール・肉体派・ヒロイン・青二才)も大雑把にだが踏襲している。
もともとマァムはヒロインのポジションでもあったが、レオナ加入を機に自らの役割を再考して武闘家という「力のポジション」を選んだのも、5人のキャラクター分担として納得できるところである。
 
残念ながら【バーン】との最終決戦では5人中3人が外れてしまったが、代わりに残った3人がおおむねこの役割分担を引き継いだ形になっている。【ラーハルト】は明らかにヒュンケルの後任だし、武闘派の【ヒム】はマァムやかつての【クロコダイン】に代わる戦力と言えるだろう。【アバン】は真っ先に退場したので明確ではないが、もともと何でもこなせる男であり能力的にも賢者に近いことから、賢者であるレオナの役割を意図していた可能性がある。
もしも仮にアバンの使徒だけで最終決戦に挑んだ場合を考えてみると、5人のうちレオナ・ヒュンケル・マァムが次々と倒れていくさまが描写されることになり、読者にとっては少々ショッキングな展開になったのではなかろうか。そういう意味ではこの3人が代替されたのは妥当なストーリー展開だったのかもしれない。
 
2020年版アニメでは二番目のエンディングがアバンの使徒それぞれに焦点を当てており、歌もアバンのしるし(卒業の証)から名前を取ったであろう【アカシ】である。

それぞれの道

5人の使徒それぞれに原作の空白を補完したオリジナルストーリーが描写されている。

クロスブレイド

真2弾にて5人全員が「アバンの使徒○○」という名義で【ドラゴンレア】としてカード化。もちろんイラストの右上に印が描かれている。