【アルキード王】

Last-modified: 2023-04-14 (金) 19:02:12

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場するキャラクター。個人としての名前は不明。本編の時点では故人となっている。
【アルキード】の国王であり、【ダイ】の母である【ソアラ】の父親。ダイからすれば母方の祖父にあたる。
バランとソアラを巡るいざこざの中で顔くらいは会わせているだろうが、当時のダイは一歳前後の赤ん坊だったため、王に関する記憶はまったく無い。後に竜の紋章が引き継がれた際に彼の情報が手に入った可能性もあるが劇中ではこれといって触れられることもない。
新アニメでの声優は家中宏。
 
当初は娘が連れてきた見ず知らずのよそ者である【バラン】を迎え入れる人の良い王様だった。
だが、バランの存在を妬む家臣の一人から出た「バランは人間ではないらしい、魔物かもしれない」と言う進言に耳を傾けてしまう。
【ハドラー】の猛威が記憶に新しいこともあり、考えた末にバランを魔物と認め追放してしまった。
 
バランは追放に従うも、彼の子を身籠っていたソアラまで駆け落ちという形で共に行方をくらましてしまう。
一年かけて居場所を突き止めたアルキード王は自ら兵を引き連れて二人の住処を包囲したが、人を傷付けることを良しとしないバランが無抵抗で投降し「自分の命と引き換えにソアラと息子の安全を保証して欲しい」という取り引きを持ち掛けたためそれに応じ、既に生まれていたディーノを含む三人を国に連れ帰った。
 
ソアラはお咎めなく王城に戻り、計らずも王族の血を引く複雑な立場となったディーノも「魔物(バラン)の子であるが自分の孫でもある」として約束通りに助命。
流石に国内に留める訳にはいかず廃嫡し国外追放という形ながら、ひっそりと生き延びるよう取り計らった。
結果的に船が難破しディーノは行方知れずとなってしまうが、特に策謀の描写などもなく、これは単なる不幸な事故だったようである。
 
バランについては姫を拐った魔物であるとして、約束の上で公開処刑としたが、いたたまれずに割って入ったソアラがバランを庇って命を落としてしまう。
その様を「魔物を庇って死んだ恥さらし」と罵ってしまったことでバランの逆鱗に触れ、力を解放したバランによってアルキード王国は跡形もなく消滅。王もそれに巻き込まれる形で死亡した。
この辺りはソアラのページに詳しいが、国の滅亡につながる言動をしたのは確かでありつつも、「一国の王」としては他にやりようが無いのではという見方もあり、賛否の分かれる所である。

勇者アバンと獄炎の魔王

第24話に少しだけ登場。ソアラと話している後ろ姿のみで、表情は見えない。

魂の絆

原作ストーリーを追体験する【竜の軌跡】では何故かグラフィックが【シナナ】のシルエット。
一方でオリジナルストーリーの【絆の旅路】では【ミラドシア】のアルキード王が登場。こちらは甲冑を纏い大剣を携えた王であり、各国や特別調査隊と連携して【ゼバロ】に対抗している。