【アン】

概要

シリーズに登場する女性の名前。

DQ3

【エルフ】の一人で、【エルフの女王】の娘。
英語版での名前はNES版ではAnne、GBC版ではAnn、スマホ版ではAniseed。
アンという名前自体はさほど珍しくない一般的なものだが、王女であることとお忍びをしたことから名作映画「ローマの休日」のアン王女からとった可能性もある。ただし話の結末は全く異なるが…。
　
人間の男性に恋したが、それが許されることはなかった。
そして、ついには【ノアニール西の洞窟】の最下層で2人で入水して心中を遂げてしまう。…合掌。
既に故人であり、直接は登場しない。
　
なお、彼女が持ち出した【ゆめみるルビー】は洞窟の最深部に安置されており、入手の際には彼女の書き置きを読むことができる。
ゆめみるルビーには覗き込んだものを麻痺させる効果があることから、もしかすると心中の際に利用されたのかもしれない。
　
ルビーをエルフの女王に渡すと【めざめのこな】を貰え【ノアニール】の村を解放することができる。
しかし、物語進行上、クリア必須のイベントではないため、解決せずとも先に進むことができるので、少しかわいそうである。
　
なお、アンの恋人の名前は最後まで登場しない。
なにかと恋人持ちの男に不幸が降りかかる傾向のあるDQ3。
【バラモス】に恋人ともども陰湿な【呪い】をかけられた【カルロス】、【カンダタ】にわけもわからず恋人を誘拐された【グプタ】、大富豪のお嬢様と恋に落ちたがために奴隷船で命を落とす羽目になった【エリック】などがいるが、彼だけは主人公たちが何もしてやれないという意味では最も扱いが悪いかもしれない（他の3人にはシナリオ上の必須イベントによって救いを与えることができる）。
後味の悪い（というより男の母親が「2人を見つけたら許してあげるから帰ってくるように伝えてくれ」とまるで続きがあるような）イベントだったが、リメイクでも特に変更はされておらず、物語本筋に絡まずスルーできる所までそのままであった。

知られざる伝説

人間の男性が森で焚き木拾い(?)をしているところを木陰から覗いており、知り合った……かのようなイメージイラストが掲載されている。
なお、男性は凛々しい顔付きの金髪青年だが、やはり名前は不明である。

小説版

こちらではルビーを盗んだのはカンダタであり、アンと恋人は彼によって【ロマリア】まで護衛してもらい、そこで無事に暮らしている、という大変救いのあるものになっている。
しかし、やはり直接は登場しない。

キャラバンハート

【ローレシア】地方の行商人のキャラバンにいる【武闘家】。特に何もイベントも無く仲間になってくれる。
　
女の子の武闘家で、重さは3。
ガードモンスターの攻撃力依存だが【会心の一撃】を出しやすいという効果がある。
一人だと確率は低めだが、こちらの【攻撃力】が高くなればそれなりに活躍出来る。
まあ、必要無い人にとってはすぐにお払い箱だが、他の武闘家二人よりは軽くて使いやすい。