【エビルエスターク（職業）】

DQ7

上級【モンスター職】の一つ。【エスターク】の名を冠する謎めいたモンスター、【エビルエスターク】になれる職業。
PS版では【エビルエスターク心】は入手不可能であり、データ上にのみ存在する。

職補正

習得特技と必要戦闘回数

耐性

★7以下の時の耐性

マスター時の耐性

※黒字はモンスター職共通の標準耐性。
※青字はそのモンスター職固有の耐性。
※1ターン休み系、軍隊系への耐性については不明。

解説

人間職も含めたすべての職業で唯一、全てのステータスが上昇する職業で、中でも特に力への補正は高い。最初から全ての攻撃呪文、炎・吹雪・岩石系に弱耐性を持ち、職業をマスターするとそれら全てが強耐性になる。補助系耐性でもルカニ・マホトラ系が弱耐性となっているため、耐性を持たない属性が存在しないという安定っぷりである。
その強耐性から【神さま】と戦う場合には【デスマシーン】(炎吹雪が弱耐性、デイン無耐性)ではなく当職を使う人のほうが多いと思われる。マスターで炎、吹雪を半減、デインも60％軽減可能。
　
マスター特典は身の守りアップ。高い耐性と相まってその安定性をより強固なものにしてくれる。無消費で使いやすいこごえるふぶきに、高威力のギガスラッシュと、習得できる特技は攻撃的かつ強力。
また、ここまで来ると、過去に習得した特技なども相まって攻撃・補助に関しては相当充実しているはず。さらに当職に加え【ドラゴスライム】をマスターすれば、ついにモンスター職の頂点【プラチナキング】への道が開かれる。
転職への近道は、ラッキーパネルで【アンドレアルの心】を入手すること。これでかなりの過程を省略できる。
　
習得できる特技もステータスも申し分のない性能であるが欲を言えば、マスター特典が身の守りアップというのが少々残念。また、実質【死にステ】の賢さやかっこよさが上がる代わりに、力の上昇率が下位のデスマシーン以下というのも物足りない。また職特性は無く、マスターに必要な戦闘回数300回は【プラチナキング】、【デスマシーン】に次いで3番目となっている。
　
なお、データ上では★2でメタル斬りを習得する事になっているが、前提の職で必ず習得してしまうため、習得するという設定が意味を持たない。それは上記の通りこの職業と、さらに前提の【デスマシーン】も心が手に入らない職であるため、2つ前の【プロトキラー】（メタル斬りを覚える）の経験が必須であるため。
　
ちなみにデータ上には【エビルエスターク心】はちゃんと存在している。実際に道具として入手できれば他のモンスターの心と同じようにいきなりエビルエスタークに転職できるようだが、通常は入手することのできない没道具となっている。
　
称号を見ると、★7までは体の材質が順調にレベルアップしていくが、マスターになると「グレートマッチョ」という、最上級職としては何だか絶妙にカッコ悪いものになる。プラチナ以上の材質はさすがに考え着かなかったのか...
　
この職業への転職には【アンドレアル】の職歴が必要なわけだが、カラーリングが似ているせいだろうか。
あるいはDQ4つながりかも知れない。

リメイク版

【すれちがい石版】の活用により心を実際に入手できるようになったので、何もかもをすっ飛ばしていきなりエビルエスタークになる事が可能になった。それに伴い、この職業で初めてメタル斬りを習得するケースもあり得るようになった。
　
戦闘中はエビルエスタークの姿で戦えるのだが、移動中と同じサイズでは画面からはみ出してしまう為、本物に比べてかなり小さい。 しかもその縮小の仕方が悪いのか、短足でずんぐりむっくりというなんともかっこ悪い姿となっている。

★1での習得特技が何故か稲妻斬りからルカナンに変更された。そのため稲妻斬りを使うには魔法戦士か勇者に転職しなければならなくなった。勇者はともかく、魔法戦士も使ってほしいというスタッフの願いだろうか？

小説版

【ガボ】の最終職業として登場（モンスターとしては未登場）。最終決戦では【天地雷鳴士】となった【マリベル】と共に、【オルゴ・デミーラ】目掛けてダブル【ジゴスパーク】をぶちかました。
……が、ジゴスパークはこの職業ではなく一つ前の【デスマシーン（職業）】で覚える特技のはず……。この職本来の最終奥義であるギガスラッシュを勇者アルスの見せ場として譲った兼ね合いだろうか。