【ロマリア王】

Last-modified: 2024-04-27 (土) 08:11:08

DQ3

【ロマリア】【国王】
すぐに王位を他人に譲りたがる、困ったちゃんな君主(詳細は【きんのかんむり】を参照)。
王位を【勇者】に譲ったら前から興味があったのか【格闘場】で賭け事に興じる始末。
こんなに面白いとは思わなかったらしい。
 
リメイク版ではさらにそのようなちゃらんぽらんな性格が強調されるようになった。
御付きの【大臣】は5回も国王にされたなどというエピソードが追加されている。
【兵士】からは「おちょうしもん」だと陰口をたたかれている。
さらに、城の4階の部屋で隠居している父(元国王)がいて、

「わしの むすこは あそびずきでな おうさまになっても そのくせが ぬけん。 こまったやつじゃ。」

と言われているが、そういった人々の声が本人の耳には届いているのかいないのか……。
 
相当に奔放な王様のようだが、国民は割とノリノリ。
結局ロマリアという国は皆がお調子者で、そういうお国柄なのではないかと思わざるを得ない。さすがイタリアである。
国政も無難に運営できているようなので、それなりに能力もある人なのだろう。
辣腕を振るうのではなく、親しみある王様というのも、それはそれで一つの王のあり方である。
 
どこか頼りない感じの王様は割りと珍しく、他はDQ8の【パヴァン】、DQ11の【サマディー王】ぐらいである。代理に等しい王も含めるならDQ5の【オジロン】も該当する。
 
彼の敵役と言える【カンダタ】が何故か関連書籍等で好漢や義賊に性格付けられがちなのは、ある意味、立派な王には到底思えない彼の人となりが印象強かったからでもあるだろう。
もしそうだとしたらある意味ケチな小悪党だったカンダタを人気キャラまで大出世させた功労者だとも言える。
もっとも、好漢や義賊として書かれていたカンダタ像は、後発のゲームでことごとく否定されたのだが。

小説版

名前は「キカルス21世」。65歳。兵士以上に立派な体格をしている。
ゲームとは違い前々からお忍びで格闘場に出入りしていた。
パーティが路銀を失っている事を察し、格闘場で儲けた金を進呈する。

CDシアター

こちらでは格闘場や王位云々の設定は無く、ごく普通の真面目な国王として登場する。
ロマリアを訪れた勇者アレル達を迎え入れ、かつて【オルテガ】がこの国に訪れた事、その後【ネクロゴンド】に向かうには6つの【オーブ】が必要である事を調べたことを告げ、アレル達は旅の大目的を得る事となる。
 
そしてカンダタの暗躍で【きんのかんむり】が盗まれた事も訴え、アレル達はオーブ探しときんのかんむり奪還のため【シャンパーニの塔】に向かうのだが、オーブは無く冠も既に売り払われた後だった。

声優は掛川裕彦。

知られざる伝説

名前は「チャトブラン3世」。
遊び人と言うよりはイタズラ者として描写されており
「格闘場のスライムにこっそりバイキルトをかけて大番狂わせを起こした」
「国際武術大会で会場の床にだいおうガマの油を塗り、選手を転ばせまくった」
などの悪ふざけが語られている。
 
10年前にオルテガが訪れた際、彼に「王宮の中庭で毎夜うめき声を上げる魔物を捕らえてほしい」という依頼をした。
実は夜の中庭にいるのは歌好きだが音痴な王妃で、戦う気満々の勇者を王妃と鉢合わせさせるイタズラだったのだが翌朝、大きな麻袋を担いで現れたオルテガは
「闇夜で姿が確認できなかったが、魔物を叩きのめして袋詰めにした」
と告げ、袋を置いて去って行った。
王様があわてて袋を開けると、中から飛び出したのはただのスライム。
イタズラに気づいたオルテガが、王妃と示し合わせてイタズラし返した、という趣向だった。

ドラゴンクエスト4コママンガ劇場

【きりえれいこ】の作品では王となった勇者に代わって、パーティと共に冒険に出発するというものがあった。
同作では個人名も「ロマリア」で、仲間達曰く「結構強い」。

DQ11(3DS版)・DQ11S

【冒険の書の世界】【バラモスの城】に登場。
【バラモス】亡き後、ネクロゴンドの死者を弔うために各国の王たちと共にやってきて異変に会う。
城内では行き止まりの部屋に隠れており、ボスへの最短距離を直進すると出会えない。
異変中は「アリアハンの勇者に王位を譲っておけばよかった」とぼやき、ボス撃破後に話しかけると「わしに代わってロマリアを治めてくれ」と言うなど、あいかわらずである。

ロトの紋章 ~紋章を継ぐ者達へ~

国を治めているのは【女王】ゼラニウム。