【エビルデイン】

Last-modified: 2021-10-23 (土) 21:50:48

ロトの紋章

【魔人王ジャガン】が使用する【デイン系】呪文。
本来聖なる力を持つはずの【ライデイン】が、魔神の血の力によって邪悪な性質に変わった黒いライデイン。後のドルマ系が近いイメージか。
「うなれ黒い稲妻!」の枕詞がつくことがあり、ライデインのそれと対照的。ロトと魔神の力の両方を含むため、ライデインを遥かに超えた威力を持つ。
作中で明言はされていないが、その性質から考えてジャガンにしか扱えない呪文と思われ、【アラン】になってからは使用していない。戦闘時には、ほぼ決まってこれを放っており、ジャガンの代名詞的な呪文と言える。
 
パーフェクトブックによると消費MPは8で、ライデインと同じ。
つまり魔神の血による強化が上乗せされる形で威力が上がっている訳だが、呪文のランクを超えるほどではないのか、上位の【ギガデイン】ほどのパワーは出ない。
呪文であるため【マホステ】に無効化されたり、邪悪な力故に【レイアムランドのほこら】の聖なる結界に弾き返されたりもしている。
 
ちなみに、ドラクエ5以前の呪文は名称に5文字までの制限があったため、【合体魔法】も基本的に5文字だった中、6文字のエビルデインは当時のドラクエの常識を覆した。
物語終盤に【スピオキルト】(バイピオルトとも)という6文字の合体魔法も登場している。
他作品も含めれば、ダイの大冒険の【マホカトール】が初めて6文字以上となった呪文として知られる。
 
DQ11ではこの呪文が元ネタと思われる れんけい技【ダークデイン】が登場している。

ロトの紋章Returns

魔人王戴冠の儀で実の父ローラン4世と獣王【グノン】【竜王】にお見舞いしている。
魔人王就任前には獣王に傷一つ付けられなかったが、就任後は獣王を戦闘不能に陥れ竜王すらも驚愕させるなど、段違いに威力が高まっている。
同作のライデインは使い手の成長に応じて威力が上昇する描写があるので、儀式成功の効果によりベースとなるライデイン自体の威力が高まったか、上乗せされる魔神の力が増加したのだろう。
 
連載のほうのロトの紋章では、ローラン4世との戦いが時系列上もっとも早い使用例だった。
ほぼ同時期のアルスが蜃気楼の塔の最終課題、戦闘の途中でライデインに開眼している点から、ジャガンも近い時期にエビルデインを習得したと解釈される事も多かったようだが、追加バージョンであるReturnsにおいて、ローラン4世戦よりもずっと前の、獣王グノンを相手にした実戦訓練の時点で、低威力ながらもエビルデインを撃っている。
具体的な時期は描写されていないが、ジャガンのほうがアルスより早くデイン系を習得していたようだ。

DQMSL

SSランクの魔人王ジャガンが使用。
単体にデイン系ダメージを与えた後、全体にデイン系ダメージを与える。どちらも???系の相手には威力が3倍になり、消費MPは72。
ジャガンは光(と闇)の使い手を持っているが、賢さは高くないので使うつもりならスキルのたねで賢さを補強したほうが良いだろう。
今作のデイン系は光の呪文であるが、エフェクトはちゃんと黒い稲妻になっている。

星ドラ

原作同様ジャガンが使用。更に、王者の剣・紅のサブスキルとしても登場した。
Aランクの攻撃呪文で最速CTは20秒。こちらでも、ライデインより威力が高い呪文となっている。