【オオカミ少年】

Last-modified: 2023-02-17 (金) 16:24:13

DQ7

【ガボ】の最初の肩書き。
 
オオカミ少年と言えば、世間一般ではイソップ童話の一話「嘘をつく子供」もしくはそれに登場する少年の事を指す言葉。
普通の人間ではあるが頻繁に嘘をついて最終的に全く信用されなくなり痛い目を見るという少年である。
 
一方でこのガボは元は人間ではなく実際に白いオオカミであり、それが【デス・アミーゴ】の呪いによって人間になったもの。
ガボ本人は純真さゆえかたまに毒舌ではあるが、嘘をついて他人をからかったりする性格とは程遠い。
言葉としては間違っていないのだが、違和感が半端ではない。
 
但し、【狼】に育てられた野生児の意味で使われる狼少年という言葉もあるので、それなら違和感は緩和される。
もともと狼少年という言葉はラドヤード・キップリングの小説「ジャングル・ブック」の影響で、野生児のほうの意味で使われることが多かった。
そうでなければそもそもアニメで「狼少年ケン」などというタイトルは使われなかったことだろう。
実際、昭和期に児童書などで「おおかみ少年」といえば基本的にキップリングの作品を指していた。
「嘘をつく少年」を「オオカミ少年」と略すケースが多く見られるようになったのは1990年代くらいからで、割と近年である。
 
また「狼少年」には「狼男」の少年版という意味もある(「赤ずきんチャチャ」の主要登場人物である狼少年リーヤが著名)が、狼から人間に変化したガボはこれにも該当するだろう。
 
DQ6では、肩書きと職業が分離され、ステータス画面に両方が表記される形だったが、
DQ7では職業が肩書きに差し替わる形に変わったので、無職の時にしか表示されない。