【オレンカ王】

Last-modified: 2024-01-14 (日) 23:00:53

ヒーローズ2

【ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり】の世界にある草原の国【オレンカ】の王。声優はCDシアターで【トルネコ】を演じた玄田哲章。
自分よりも配下や民、国土の安全を優先し、時には自ら戦場に赴き先陣を切る、王の威厳、優しさ、強さを全て持ったまさに名君と呼ぶに相応しい人物。
 
彼の被っている青い羽飾りの付いた冠は、数年前の建国記念日の祝いに【クレティア女王】から贈られたもの。羽飾りは【クレティア】でしか作れない特注品で、クレティアでもそう簡単には手に入らない。
 
【ラゼル】【ホミロン】が失礼極まりない態度を取っても笑って許したり、【ジャイワール】に攻め込まれた時も「オレンカにはジャイワールと争う理由も意志も無い」「かの国の思惑を知り和解の道を探りたい」と後述する人物たちと比べると非常にまとも(こちらが当たり前なのだが)な思考をしたり、【ツェザール】に父親殺しの犯人と誤解され、後に真相が分かっても、彼を責めるような発言を一切せず「共にお父上を手にかけた犯人を探しましょう」「御身を案ずる者たちの気持ちを無駄にしてはなりませんぞ」等と諭してあげたり、【モンスタレア】との大戦争が起きてしまったことに暗い顔を見せるラゼルや【テレシア】に「世界を分かつのではない。再びひとつとするために戦うのだ」と諭して士気を上げさせたりなど、非常に出来た人である。
しかし、【アマル峡谷】での【ギガントドラゴン】との戦いで「伝説の兵器」を手に入れる時間稼ぎをする為に【滅びの宝玉】を使って自爆して死亡するという壮絶な最期を遂げてしまう。
 
王の死後オレンカ王国がどうなってしまうのか、に関しては作中で一切触れられないため不明である。
ツェザールといいクレティア女王といい、登場するトップに立つ人間がトップとしてはどうなのかという人物ばかりの中、唯一と言える程まともな人物だっただけに実に惜しい。