【ゴールドなげ】

Last-modified: 2024-03-25 (月) 09:18:41

概要

トルネコ2で初登場した技。
後にDQ8の3DS移植時に採用され、本家シリーズに輸入された形となる。
同系統の特技に【ゴールドシャワー】がある。

DQ8(3DS版)

【ゲルダ】【アウトロー】スキル27ポイントで覚えられる特技。
消費MPは0だが所持金の10%を消費し、消費金額の1/5程度のダメージを敵1体に与える。
消費金額は最大で2500Gが限度で、25000G以上の金額を所持していてもダメージは増えない。
所持金が0ゴールドのときに使用しても、1~5ダメージ程度は与えられる。
ダメージはほぼ固定値だが【軍隊系】の属性を有しているため【黒鉄の巨竜】に通用せず、【おどるほうせき】【さまようよろい】など軍隊耐性のある敵には軽減される。
逆に【ディバインスペル】でダメージが増加する。
 
少ないスキルポイントで習得できる割には非常に強力で、加入直後から500ダメージを容易に出せる恐るべき性能を誇る。
2500Gは決して安くないが、【激辛チーズ】【錬金術】で容易に稼げる本作では散財のデメリットはないに等しい(邪道とする人もいるが)。
通用しない敵も【メタル系】と黒鉄の巨竜くらいなので、相性もほとんど気にしなくてよい。
手っ取り早く進めたいなら真っ先にこの特技を習得すると良いだろう。
【レティス】戦では、この特技の有無で難易度が大きく変わってくる。
というかこれとチーム呼びがあると、あまりにも呆気なく終わるので、ヌルゲーに感じるかもしれない。
 
テンションの影響を受けないため、鍛え上げてくるとさすがに他の攻撃スキルに見劣りするようにはなる。
しかしテンションを消費せず攻撃できるため、溜めきるまでのダメージソースとしての役割は期待できる。
 
ちなみにAIがこの特技を使うことはない。金稼ぎしやすいとはいえ雑魚相手にゴールドをポンポンと投げ捨てられてはたまったものではないのでその点は安心。

トルネコ2

戦士の技の一つ。盾の技に分類される。ハラヘリ消費は発動ごとに1。
この技をセットした盾を装備している間、【ゴールド】を敵に投げ当てた際のダメージが増加する。
与えるダメージはゴールドの金額の1/10(端数切捨て)。技が無い場合は2ダメージ。
ゴールドは普通に拾うと所持金に加算されてしまうので、ダッシュで上に乗ってそのまま投げるか、【保存の壺】に入れて持ち歩くかすればいい。
【フレイム】には燃やされてしまい無効になる。戦士なので遠投は不可。
普通に拾える金額は500ゴールド前後なので、それを拾わずに保存の壺に入れて持ち歩けば、
【火炎草】を投げたとき以上のダメージソースを簡単に得られるという強力な技。
GBA版では落ちているゴールドの額が300ゴールド程度に下がってしまって弱体化した。
技をつけた盾を装備して歩いていると壊れることが多いので、適当な盾にセットしておき必要なときに付け替えよう。
 
修得方法は、ゴールドをモンスターに投げつけた際に覚えることがある。すべての盾で習得可能。
【迷いの森】にはゴールドしか落ちていないので、覚えにくいようならここへ行くといいだろう。
 
より大金を得たい場合は、【井戸のダンジョン】の攻略後に得られるゴールドを【保存の壺】などに入れたり、
わらいぶくろが落とす(盗まれたあとを含む)ゴールドをそのまま持ち歩くなどといったがある。
【ゴールドマン】の落とす5000Gを投げると500ダメージで、【ガーゴイル】すらも一撃で倒せる。
PS版の【井戸のダンジョン】のレベル10クリア後に入手できる30000Gを投げると、
3000というゲーム中最高のダメージを与えることができる。

ライバルズ

第8弾「一攫千金!カジノパラダイス」に収録された商人専用のレアカード。

6コスト
全ての敵ユニットに1ダメージ
自分の手札にあるコインの枚数分+1ダメージ
その後コインを2枚捨てる

【痛みわけの杖】に次ぐ商人の全体除去カード。あちらと比べるとコストが2も高く、コインを貯めておかないとダメージが出ない上にコインを捨ててしまうため非常に使いにくいカードだった。
【ムーンブルクの王女】【カマエル】から出るとがっかりである。コストが重く適当に使うこともできないので手札も圧迫する。
生放送で発表された弾ごとの最も使われていないカードでも堂々の第8弾1位であった。

カードイラストはそのままゴールドを投げるトルネコ。フレーバーテキストでは商人も命の方が大切とは言ってはいるが、やはり力が入らなかったのかもしれない。

技の元ネタ

「お金を投げて敵に大ダメージを与える」というシステムは、元々は「トルネコ1」の後に発売された【風来のシレン】で登場した「ギタン投げ」。
DQにおけるゴールドに相当するギタンを敵に投げて、金額の1/10の数値のダメージを与えるというもの。
ギタンは【保存の壺】の中に入れることで持ち運びも可能で、強敵はおろかラスボス戦でも非常に有効な手段である。
 
「トルネコの大冒険2 公式パーフェクトガイド」に載っている「SPECIAL INTERVIEW」によると、「商人がお金を投げるなんて、なんてバチ当たりな」等、モラル的な問題からそのままの形での導入はしないという判断になったんだとか。
その代わりにトルネコ2では「商人ではなく戦士の技の一種」、トルネコ3では「【大砲の壺】から発射する」という抜け道を導入することで、「商人はお金を投げてはいけない」というルールを守りつつお金で大ダメージを与えるシステムを風来のシレンから取り入れている。
 
実を言うと、本編DQ4でトルネコは混乱した際の特殊行動の一つには「1ゴールドを投げつける」というものが存在するが。
 
少年ヤンガスでは、【ヤンガス】が大盗賊を目指す少年だということもあって、普通に投げるだけでこの技と同じダメージを与えることができるようになっている。
 
他のゲームで有名なのは「FF」シリーズのぜになげだろうか。
また「がんばれゴエモン」シリーズの主人公ゴエモンの「小判投げ」もお金を使った攻撃に該当すると言っても差し支えない。
しかし各種ゲーム作品に見られる「お金を投げて攻撃する」の源流と言えば、やはり時代劇『銭形平次捕物控』だろう。