【サムシン】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 10:15:06

概要

特技の【しょうかん】などによって召喚することのできる、「大地の精霊」の内の一体。
精霊の中では高位の存在で、召喚するにはそれなりのレベルが要求される。これより低位の精霊に【タッツウ】【デアゴ】が、より高位の精霊に【バズウ】が存在する。
戦闘中に呼び出すことで、【NPC戦闘員】として戦いに加わってくれる。
 
容姿に関しては登場当初にはゲーム内で確認することができなかったが、後に関連商品などでその姿が描写されることとなった。
SFC版DQ6の【公式ガイドブック】(下巻)にて【中鶴勝祥】の手によるイメージイラストが描かれており、
【バトルえんぴつ】やその関連商品である「おたすけケシゴム」にも同じデザインのイラストがそれぞれ描かれている。
また、【DQ KIDS!! ドラゴラ村の子供たち】内の「サブキャラ千夜一夜」では【かねこ統】の手による挿絵が掲載されている。
こちらは先の公式ガイドブックに描かれていたデザインを元にアレンジを加えたような容姿となっている(詳しくは後述)。
 
DQ6やPS版DQ7から戦闘画面の仕様が大きく変更されたリメイク版DQ7では、召喚すれば実際に戦闘画面上に出現するようになり、その姿をゲーム内で目にすることができるようになった。
ただしこちらのデザインは上述のものとは全く別物となっており、これは戦闘中に召喚できる他の精霊達も同様。
 
特技としての「しょうかん」やサムシンの各作品での戦闘能力の詳細については、こちらを参照。

DQ6

初登場。
【しょうかん】によって召喚することができる。
Lv35以上で召喚可能となり、【まじんぎり】【ドラゴンぎり】【ゾンビぎり】【いなずまぎり】【かえんぎり】【ルカナン】を使用する(通常攻撃は行わない)。
誇り高い剣王であるとされ、ルカナンを掛けてから即座に剣の特技でトドメを指す戦法を得意とする。
 
公式ガイドブックなどでのイメージイラストでは、魔族のように青い肌をした騎士で、青いマントの付いた白い甲冑に身を包んでいる。
武器は片刃剣で二刀流。トサカ状の突起に赤い房飾りの付いた兜の中は【さまようよろい】のように真っ暗で、顔は見えない。肌は太腿の部分のみ露出している。
交差させた剣を左右に斬り放ったようなポーズで、【ちんもくのひつじ】に対していなずま斬りで攻撃している様子が描かれている。
サイズ感は相対する沈黙の羊とそう変わらないため、体格的には細マッチョの大男といったところ。

DQ7

基本的な仕様はDQ6から変わらず、Lv35以上になると召喚できるようになり、使用する特技も全く同じ。
 
リメイク版では【せいれいのカード】でも召喚することができる。
リメイク版での姿は、ナイフのような刀剣を持ったスマートな金髪の女剣士の姿。【ネリス】とはまた違うグラフィックである。
 
小説版ではDQ6での姿の描写で登場。
【魔空間の神殿】での【オルゴ・デミーラ】戦にて、主人公アルスに呼び出され善戦するも、変身したオルゴ・デミーラに捕らえられた後、「死のない貴様はふさわしい場所に還るがいい」と言われ咀嚼音付きで喰われるという凄まじい最期を遂げる。
とはいえオルゴの台詞からすると、死んだわけではなく(というか死という概念が存在せず)元居た場所に還っただけのようだが。

DQ10オフライン・オンライン

真の【ダーマ神殿】にいる【スキルマスター】の弟子達は、精霊が人間に姿を変えたものという設定。
その中の一人である【サリアス】は過去にある事件に巻き込まれたせいで人を嫌い憎むようになったらしいが、(後述の)「サブキャラ千夜一夜」で公開されたサムシンの設定から来ているものとみられる。
 
また、サリアスが金髪で細身の青年であるという容姿の特徴は、リメイク版DQ7のサムシンとの類似点が見られる。

DQM1・DQM2

【サムシンしょうかん】によって召喚することができる。
通常攻撃の他にまじんぎり、しっぷうづき、さみだれぎりを使用する。
 
DQM1では他国マスターが使う【ようがんまじん】も一部の個体はこの特技を覚えているため、敵として相対することになる可能性もある。
また、【がんこじいさんのとびら】の主である【デスタムーア】もこの特技の使い手である。

DQ KIDS!! サブキャラ千夜一夜

容姿は青肌の大男が鎧を身に纏った二刀流の騎士という特徴は変わっていないが、細部にアレンジが加えられている。
肌の露出部分が太腿から腕部と脇腹へと変更されている他、兜からは赤い房飾りがなくなり、代わりに側面に2本の角が付いた。
また、公式ガイドブックなどでは黒塗りだった顔の部分も描かれており、鼻筋が立体的に描写された他、半月形の赤い眼を確認することができる。
こちらでの鎧の色は全身白銀で、両手にはナックルガードの付いた籠手を着け、脚部は太腿から足先まで鎧われている。
背中には青いマントをつけて腰には紫のベルトをしている。
 
堀井雄二による設定をそのまま引用すると

サムシンは剣士。二刀流の使い手で、剣術なら、誰にも負けたことがありませんでした。仕える女王のため、心もささげていた彼ですが、ある政治的な謀略で、女王とともに命を落としてしまったのです。彼の無念の意思が、今でも大気を漂っているのでしょう。

とのこと。