【パプニカのナイフ】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:45:39

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場する武器の一つ。
【パプニカ】製の特別な金属で作られた銀色のナイフ。しかし、「ナイフ」という触れ込みの割には結構デカい。後述の実寸大アイテムが約45センチなので、実際のところ脇差に近いぐらいのスケールである。
長剣と比べれば確かに短いが、長さの割には刀身が幅広かつ肉厚なので、意外と重量感があるデザイン。
由緒正しい王家の武器で、『太陽』『海』『風』を象徴する三本が伝承されていた。
三本の内「太陽」は【レオナ】が、「海」は【パプニカ王】が持っており、「風」は王宮で保管されていた。
「海」のナイフは魔王軍によるパプニカ陥落時に持ち主と共に行方知れずとなったため未登場。後に国王の死亡が確定しているが、「風」のナイフが「最後の一刀」とされていることから、「海」のナイフは損壊か紛失していたのか回収できなかったようだ。
 
刃の付け根にはパプニカの紋章が透けて見える宝玉がはめ込まれていて、劇中では『太陽』の宝玉が赤、『風』が緑と言及されている。また宝玉周辺の意匠も異なっており、『太陽』は太陽が光っているようなもの、『風』は風からの連想か鳥を思わせる形状となっている。
バダックがナイフについて解説する背景で三振り揃ったイメージが描かれた時くらい(しかもモノクロ場面)にしか作中登場しない『海』の宝玉の色は不明だったが、関連商品等では青色となっている。
コミックス8巻収録のキャラクタープロフィールによれば、パプニカ三賢者のアポロ・マリン・エイミはそれぞれパプニカを象徴する三つのシンボルである太陽・海・風を与えられていて、彼らがコミックスの背表紙や旧アニメ等でカラー化された際には彼らの冠の宝玉は太陽=赤、海=青、風=緑になっている。立体商品化も含めればナイフのイメージカラーもこれと共通している。
新アニメでもやはり赤、青、緑の3色で紹介されている。
 
軽量でありながら、槍を全く受け付けなかった【魔のさそり】の甲殻をやすやすと切り裂くほどの鋭い切れ味を誇る。
武器解説に「【せいなるナイフ】よりもはるかに攻撃力が強い」と記載されている通り、ステータスから読み取れる攻撃力は「太陽」のナイフが24、「風」のナイフが20と、確かに聖なるナイフの攻撃力14(DQ3)より強く、くさりがま(DQ3・FC版)やどくがのナイフ(天空シリーズ)と同レベル。
 
【ダイ】がレオナと出会った時、呪文が駄目なら剣の腕を磨くようにアドバイスを受け、彼女から「太陽」のナイフを鞘ごと譲り受ける。
以後【クロコダイン】戦までダイのメイン武器として活躍し、【はがねのつるぎ】を手に入れて以降も肌身離さず所持している。パプニカで【エイミ】達と会った際には「レオナからもらった宝物」と素性の証明に使っているほか、【バラン】の計略で記憶を失ったダイにレオナが再び渡すなど、ストーリー面でも何かと出番に恵まれている。
しかしその後のバランとの決戦時に、ダイが放った【竜闘気】を全開にした【アバンストラッシュ】に耐えることができず、命中寸前で燃え尽きて消滅してしまった。
 
バラン戦後、ダイは王家に残った最後の「風」のナイフを受け取り、以後サブウェポンとして腰に差していた。「風」のナイフしか武器を持っていない時期のコミックス表紙等のイラストでは、ダイがこのナイフを持って構えているモノが多い。
その後ダイには強力な専用武器【ダイの剣】が作られていたが、これは相応しい時しか鞘から抜けない「意思を持つ武器」でもあったため、修行の際や、ダイの剣が抜かれるまでもない敵を相手にする場合などに出番が回ってくる。
最終的には【バーン】との最終決戦前にレオナに返却。
「どうせこれからは全力で戦うからナイフは使えない」という理由と、レオナの護身用(バーンを相手に自分1人で守り切れるとは言えない、ということ)を兼ねての返却であったが、レオナはこのナイフで油断したバーンに傷を負わせ、「ギガストラッシュを弾くバーンの肉体といえど、集中していなければただのナイフでも傷をつけられる」ということを証明。無敵とも思えた彼の突破口を暴き出しダイを勇気づけた。
しかしその直後にレオナは【瞳】にされてしまい、元に戻った時には所持していなかった事から【バーンパレス】に置き去りになって運命を共にしたと思われる。
これにより、文字通りパプニカ王室の伝家の宝刀だった三振りのナイフはすべて魔王軍との戦いで失われてしまったことになる。
最初期の武器でありながら、最終装備たるダイの剣登場後もフェードアウトすることなく、ストーリー上も重要な役割を果たした名刀といえよう。
 
テレビアニメ放映前に上映された劇場版第一作目にも登場しており、こちらでは金色のナイフになっている。
こちらではハドラーの邪神像を倒す武器となっており、原作と同様に最後はレオナがダイに譲り渡している。
また、アニメ版ダイの大冒険のスポンサーでもあるタカラから「サウンドアクション」として商品化もされている。
鍔の宝玉がパワーアップボタンになっており、押すことで攻撃音を変化させる事ができる。
 
2020年の新アニメ放映に合わせて、ゲームセンター景品フィギュアとしてタイトーから商品化された。大きさは実寸大で約45cm。
 
本編中では見られなかった図だが、ダイがパプニカのナイフとダイの剣を左右の手に持って二刀流をする、という絵もある。死の大地編の前の修業エピソードでの扉絵

クロスブレイド

ダイのカードにて「太陽」、「風」のナイフを装備したものが登場している。

星ドラ

ダイの大冒険コラボイベント前編より「太陽」が登場。特定のイベントダンジョンを周回するとドロップ装備として手に入る。
メインスキルは【大地斬】

ウォーク

2020年11月末のダイの大冒険とのコラボイベントにてガチャの星5武器として実装。
ナイフとはついているが、バトルマスターの得意武器とされている為か短剣ではなく片手剣に分類される。
大地斬、海破斬、アバンストラッシュに加えLv30で「竜の紋章」を覚える。竜の紋章は攻撃力と守備力を上げ、アバンストラッシュにデイン属性を付与することができる。

魂の絆

パプニカのナイフ(太陽)が星4武器として実装されている。
分類は剣で、斬【属性】。斬属性ダメージアップの特性を持つ。
宝探しで引き当てるとアバンストラッシュ(ダイ)の奥義書×5を獲得できる。
 
キャラの見た目では、ダイ(デルムリン島衣装)がこのナイフを手にしている。