【ビルダーの鐘】

ビルダーズ2

飾り家具の一種であり、前作でいうところの【希望のはた】のように各拠点の要になるアイテム。
二本の白い柱の間にアーチを渡して金色の鐘を吊り下げ、てっぺんにはハンマーを模した飾りがあしらわれた鐘撞き台。
ビルダーの鐘に相当する【ビルダーベル】のレシピ自体は【破壊天体シドー】で手に入るが、拠点に鐘が無いのは破壊天体シドーだけなので、制作が必須になるのはゲーム中で一度。
　
古のビルダーが作り出した遺産の一つであり、【モンゾーラ島】、【オッカムル島】、【ムーンブルク島】の各拠点に置かれている。【破壊天体シドー】では、上記の通りプレイヤー自ら立てることになる。
普通の人間が叩いても鈍い音がするだけで特に何も起こらないが、モノづくりへの欲求が人一倍強い主人公が【ビルダーハート】を一定値集めた状態で、ビルダーの象徴たるハンマーを使い力いっぱい叩くと、高々と鳴り響いてハートを消費し、拠点のレベルが上昇する。
拠点レベルは0から始まり4(破壊天体シドーのみ2)が最大。
　
ハートが足りない状態や拠点レベルを上げきった状態でも、武器やハンマーで叩けば鳴り響き、拠点内にあるビルダーハートや住人が音を聞きつけ集まってくる。
こちらの効果は自分で製作できる【ベル（道具）】でも代用可能。
　
心（≒ビルダーハート）を込めてハンマーで叩かれたビルダーの鐘は、拠点にいる住民達のモノづくり欲とモノづくり力を劇的に増幅させる力を持ち、新たな作業を考え付かせたりする上、叩いたビルダー本人も大量のレシピをまとめて思いつく。さらに、その音色は島全体に響き渡り、音に誘われ新たなNPCが拠点にやってくる。

モノ作りに希望や興味を持っていた者はもちろん、ハーゴン教団の教えでモノ作りを拒絶していた人々や魔物にすらモノ作りの欲求を呼び起こすほどの強力な効果だが、人間でも効き目には個人差があり、野生の魔物や教団の総督、その配下のような連中には全く効果がない。
多かれ少なかれ、もともと持っていたか芽生えたモノ作り欲をさらに強く引き出すアイテムと言うことなのだろう。

唯一の例外として、【少年シドー】は主人公と出会った時点でモノ作りに興味を示し、この鐘の音を何度も聞いたにも関わらず、終盤までモノ作りの力を得られない。
これは、彼の特殊な出自ゆえの事だろう。
　
なお、【アイテム増殖・保持技】を使えばビルダーの鐘をさらに増やすことも可能なのだが、設置してもベルの機能すら持たない単なるオブジェにしかならない。