【マローニ】

Last-modified: 2024-03-30 (土) 18:04:53

DQ4

【サラン】でその美声を轟かせている【詩人】
英語版での名前はNES版ではMarone、DS版以降ではJosef Starling。
NES版では国内版と同じく単に「Poet(詩人)」と名乗るのに、DS版では自ら「famed bard(有名な詩人)」と名乗るようになっており、ちょっと【モンスターじいさん】を彷彿とさせる。
 
いわゆるイケメン枠であるが、実際は色々とツッコミどころがある人物である。

二章

教会の2階のバルコニーで昼夜問わずで歌い続けている、とんでもないのど自慢。
夜に訪れると、教会のシスターが彼の歌声にメロメロになっている様子がうかがえる他、宿屋に宿泊している旅の商人も彼の歌声で安眠できると評価している。
彼の弁によると、以前のどを痛めた際に偶然バザーで手に入れた【さえずりのみつ】によって現在では「国一番の美声の持ち主」と評されるまでになったらしい。
蜜の効果で得た美声なので、もともとの彼の声がどのようなものだったのかは不明。
 
彼のこの経験は後になって声が出なくなってしまった【サントハイム王】を治すヒントとなる。

五章

相変わらず昼夜問わず歌い続けているが、夜に話しかけると「死んでしまった【サントハイム】の人々に捧げるレクイエム」と称して歌いだす罰当たりな男となった。実際には【レクイエム】ではなく【エレジー】なのだが、突っ込むべきはそこではない。その際、そばにいる例のシスターからは制止されるのだが、それでもおかまいなしに歌い続ける。
何の皮肉か一向に天罰が下る様子はないので、人によってはかなりモヤモヤした気分にさせられることだろう。
 
【宿屋】で一夜を明かしても、教会でセーブして再開してもエレジーが流れ続けるので、マローニを快く思わないプレイヤーもいるようだ。
主人公一行が町を去ることでようやく歌うのをやめるが、仲間が全員揃っていないとフィールド上で別の陰鬱なメロディを聴くことになる。
 
なお【ルーラ】【天空城】に移動すると、プログラム上のミスなのか雲の上にまでその歌声を響かせ続けている。
さえずりのみつの力、恐るべし。
ちなみに、常にエレジーが流れる【アッテムト】【山奥の村】から天空城へルーラした場合には、憂鬱な曲が流れ続ける怪現象は起こらない。
 
また彼をライバル視している大男が夜の宿屋でひそかに歌を練習しているのだが、この歌がまた耳障りである。マローニのようにしつこく歌い続けない点だけはマシかもしれない。
おそらく余程声が汚いか、本人としてはうまく歌っている(あるいは歌おうとしている)のだが音痴なせいで酷い歌声になっているだけなのであろう。
周囲からすれば不快・迷惑なのは変わらないが、声は選べないし、音痴過ぎるから歌わないでなんて言うのも酷だし、さえずりの蜜はもうないので、どのみち音痴は直せない。
残念ながら、この「耳障りなME」を鳴らそうが、あるいは【あやかしのふえ】を吹こうが、今作では特定の場面以外では【BGM変更技】は発動しなくなってしまった(なお【バロンのつのぶえ】は町の中では鳴らせない)。
なお上記の「特定の場面」においてはトルネコの子守歌でBGMが変わるのだが、教会でそれと同じMEを鳴らしても、やはりBGMは変わらない。