DQ11
【だいじなもの】の一つ。
過ぎ去りし時を求めた後、【ヒノノギ火山】の奥で【人食い火竜】を発見すると一緒にいた【ヤヤク】からこの火竜が元は息子の【ハリマ】であったことを告げられる。
ハリマを元に戻すために、「やたの鏡」というアイテムを使ったが効果を発揮せず、真のチカラを引き出すために必要だと言われるのがこのラーのしずくである。
肝心のアイテムがあるのは【ネルセンの迷宮】・【導師の試練】の天啓の谷エリア。
このマップは【怪鳥の幽谷】のコピーだが、PS4版と3DS版(それぞれ移植版含む)でマップ構造が異なり、このアイテムが置かれている場所も機種によって異なっている。
- PS4/Steam版・DQ11S3Dモード
入口から左に行った所の「ほうおうの巣」と呼ばれる場所(怪鳥の幽谷で【シルバーオーブ】があった場所)にある。
このアイテムと【ほうおう】の関係は不明だが、地図にことさらに地名が記されている場所なので見逃すことは少ない。 - 3DS版・DQ11S2Dモード
【セイレーンゴースト・強】などが出る洞窟エリアの1つ目と2つ目の境目にポツンと置かれている。
目的地に向かう通路の途中にあるので、魔法陣によるショートカットを使わなければ、まず見逃すことはない。
ちなみにこちらにも「ほうおうの巣」はあるが、ここには【ちいさなメダル】が3個置かれている。
入手してヤヤクに渡すと、後述の通り見事ハリマは元の姿に戻り、謝礼として【禁足地へのカギ】と【名刀斬鉄丸】をくれる。
やたの鏡
ヤヤクが所有している。アイテムとして手に入ることはない。
外見は【ラーのかがみ】と同じであるが大きさは手鏡サイズと小さく、ヤヤクはこれを肌身離さないように首にかけているため、一見すると首飾りのようにも見える。
表記こそかなと漢字で違うものの、DQ3ゲームブックでの名称が29年経ってゲームに登場したことになる。
真実を映し出すという、ラーのかがみとほぼ同効果だが、能力的に不完全なものという設定になっている。
世界に異変が起きた後のシナリオでは、人食い火竜と化した息子ハリマにヤヤクと共に飲み込まれ、主人公達が討伐すると、鏡が体内という超至近距離にあったこと、および竜が弱ったことにより不完全な能力でも効果が発揮され、火竜の輪廻を絶ち切ってハリマは本来の姿を取り戻して成仏する。
この際、ハリマは「なぜ竜の体内に鏡があったのか」ということを疑問に思ったようだが、幸いにして(?)真実を知ることはなかった。
過ぎ去りし時を求めた後では、先述の通りヤヤクからその効果を増幅させるとされるラーのしずくの入手を依頼される。
これを用いることでおなじみのラーのかがみのような形状になり、大きさも手鏡サイズから両手で持ち構える必要があるほどには大きくなっている。
真の力を発揮した鏡の力は絶大で、かざすだけで完全に火竜の輪廻を絶ち切り、ハリマは元の姿を取り戻すことができる。
DQ11のシナリオがロトの系譜のはるか起源の物語であることを考えると、これが「ラーのかがみ 誕生の話」とも取れる。
この鏡がもし早くから主人公たちの手元にあれば、下記のイベントに大きく影響してしまうところだが、シナリオ上で本来の力が発揮されるのはクリア後のさらに終盤のことで、基本的にこれらは全部解決済みである。
- 【デルカダール王】の正体が暴ける
- プワチャット村で【メル】の正体が暴ける
- クレイモラン城のイベントで【シャール】の正体が暴ける
- 世界に異変が起きた後、【呪われしマルティナ】を含めて【妖魔軍王ブギー】に魔物にされてしまった面々を元の姿に戻せる
- 世界に異変が起きた後、【鉄鬼軍王キラゴルド】になった【マヤ】を元の姿に戻せる
- 鏡の効果の設定次第では黄金像になった人々や黄金像状態のマヤも元に戻せる
その点ではDQ7のラーのかがみと立場が似ているが、おそらくは製作スタッフもそのことを理解した上で鏡のシナリオをこのタイミングに持ってきたのだろう。