【主人公の声真似】

Last-modified: 2021-03-21 (日) 20:56:32

概要

DQ5およびDQ6に登場する敵専用の技。
【主人公】の声真似をして、こちらの【作戦】を変更してくる。
これをこちらのキャラクターが行動する前に使われると、変えられた作戦に準じた行動を行ってしまう。
後述の通り、効果としては戦闘中に不利になるというよりもプレイヤーが(手動で作戦を元に戻すという)面倒な操作を強いられるだけなことが多く、あまりパッとしないためかDQ7以降は削除されてしまった。
 
リメイク版ではパーティ一人一人に個別に作戦を指示できるようになったため、別々に出していた作戦を一気に別の作戦に統一して変更されてしまう。
一人一人に指示を出し直すのはかなり面倒くさいため、プレイヤーの手間を余計にかけさせる羽目になり、さらにいやらしさが増した。
 
それにしてもこの技、「戦闘中に主人公の方を向いていない」とか「複数の敵全体を視界に入れられない」とかならまだしも、敵が一体しか存在しない時や主人公が死んでいても普通に効果があり、仲間達は100%騙されている。
実際には声を真似るだけでなく、腹話術の要素も兼ね備えた高度な技なのかもしれない。

DQ5

【エビルプラント】(SFC版のみ)、【ミニデーモン】【オーガヘッド】【エビルスピリッツ】が使用する。
 
これが最も威力を発揮するのは、他の作戦から【めいれいさせろ】に変更された場合である。
当然、ターンの初めに何も指示していないので、行動がキャンセルされて1回休みとほぼ同じ効果となる。
それ以外の場合は、使われたとしても次のターンに作戦を元に戻せばよく、また攻撃役のメンバーならば攻撃手段が変わるだけで、せいぜい余分にMPを消費してしまうか否か程度の違いしかない。作戦を元に戻す手間が鬱陶しい程度。
そもそも本作は雑魚戦で攻撃役と補助・回復役を分担する必要があるようなバランスになっておらず、よほどのこだわりがない限りはスタメン全員を攻撃役も兼任できるメンバーで固めているのがほとんどなのでなおさらである。
本作で鳴り物入りで初登場した技でありながら、使われても特にあせる必要は無い特技ではある。
理論上は回復呪文を指示した時に「ガンガンいこうぜ」にされて回復呪文を使えなかったなど、タイミングによっては一発で致命傷になる事もありうるが、使い手がそこまで強力なモンスターではないため、そういう機会は現実的にはほとんど起きない。
ただし、上記の使い手のうち、オーガヘッドとエビルスピリッツに関しては他の特技も厄介なものが多く、強力なモンスターと組まれると厄介なので優先的に仕留めるようにした方がいい。
 
PS2版では【AI】がポンコツなため、最初から「めいれいさせろ」にしている場合が多く、SFC版とは逆に「めいれいさせろ」から他の作戦に変えられると結構厄介なことになる。

DQ6

【フライングダック】【ムドー(幻)】が使用する。
後者に関しては正体の伏線になっている。
 
新たな作戦【おれにまかせろ】が加わったことで厄介さがやや増した。
例えば、作戦を「めいれいさせろ」にして【ハッサン】【せいけんづき】を指示していたとする。
そのターンで敵に先に行動されて作戦を「おれにまかせろ」に変更されてしまった場合、ハッサンは正拳突きを行わず、別の行動、特に転職前解禁前であれば大抵は【ぼうぎょ】を選択してしまう。
とはいえ、プレイヤーが気を抜いて作戦変更に気づかないとかでない限りは次のターンには用意にリカバリーできるため致命的な事態になることはほとんどない。