【じゅもんが ちがいます】

Last-modified: 2024-05-09 (木) 22:30:00

DQ1・DQ2(FC・MSX・MSX2版)

オリジナル版のDQ1およびDQ2で、【復活の呪文】が間違っていると表示されるメッセージ。画面の中央に小さな枠に囲まれて表示される。
デジカメやスマホといった手軽な撮影機器やスクリーンショット(ハードコピー)機能がある現在とは違い、当時そんな便利なものはなかった。一応磐石な方法としてビデオの録画を利用する、ポラロイドカメラで撮影するという手法もあったが当時はビデオの普及率も低くポラロイドカメラはマイナー、当時のプレイヤーの大多数である少年少女たちはノートなどに書いておかなければならなかった。
もちろん2つ3つと予備を発行しておくという対策法はあるが、それが全部間違っていて結局パーなんてこともザラだった。
古参のプレイヤーが、苦渋を舐めながら何度も放たれた無情の一言。
このメッセージから解き放たれるために、【街の人々】【Love Song 探して】を延々と聞き続けたプレイヤーも多くいただろう。
とりあえず、「め」を「ぬ」に変えてみたり、「ば」を「ぱ」や「ぼ」に直してみたり、悪あがきするのが基本である。
 
【冒険の書】が導入されたDQ3以降(リメイク版DQ1・2を含む)では、このメッセージが表示されることはない。
しかし、それに伴い【おきのどくですが ぼうけんのしょ○は きえてしまいました】という新たな悪夢を生み出してしまった…。
 
だが、冒険の書消失と決定的に異なるのは、フォントの読みにくさなどを別にすれば、「原因がプレイヤー側の過失にある」ことだろう。
自分自身が招いた悲劇は、悔やんでも悔やみきれない。
一方、コピーなどが残っていない限り、完全に最初からやり直しになる冒険の書に対し、以前の復活の呪文が残っていれば最悪でもそこから再開できるという利点もある。
 
なお項目名のとおり、実際にゲーム中で表示されるメッセージは両作ともに「じゅもんが ちがいます」のみ。「ふっかつのじゅもんが ちがいます」は誤記である。
 
ネット上では「ざおり く」と入力して「かんちがい しています」と表示されているネタ(コラ)画像が作られたこともある。
「復活」の意味が違うだろ、という話。
ちなみに、このネタは さらに「あれい ず」と入力して「どらくえと ちがいます」と続く。
むろん語呂合わせで蘇生呪文を使った復活の呪文を作り出すこともできないわけではないので、シャレで探してみるのも面白い。

DQ10オフライン

酒場で【討伐依頼書】を受けるキャラを登録するために「フレンドのじゅもん」を入力することになるが、間違っているときは小さいウィンドウではなく

「フレンドのじゅもんが 間違っているみたいね。もう一度 確認してくれるかしら。

という台詞になる。

DQ11

復活の呪文がおまけ的な要素として導入された本作でもこのメッセージは健在で、画面中央に小さな枠で表示される形式も再現されている。
 
PS4版ではこのメッセージを表示させると隠し【トロフィー】のブロンズトロフィーを獲得する。
適当に入れて「おわる」を選べばいいので、間違いなく全トロフィーの中で取得は最も簡単。