【グランバニア4階のおばさん】

Last-modified: 2019-06-08 (土) 03:05:31

DQ5

【グランバニア】城の4階に住んでいる【おばさん】
職業は恐らく【メイド】。多くの出産を経験したらしく、出産立会いはお手の物。
主人公の妻による出産を助けたのも彼女である。
特に名前も判明していないいわゆるモブキャラだが、彼女は作中で非常に重要な役割を果たすことになる。
 
場面は主人公の妻が攫われるイベント中。
自室にいるはずの妻と子供たちの姿がないことに気付き探し回る中、ふと室内のベッドを調べると彼女が双子と共に出現する。
聞けば、主人公の妻が異様な気配を感じ取り、子供を託しベッドの下に隠れる様に指示、そして難を逃れたとの事。
だが主人公の妻にまでは手が回らず、魔物に連れ去られる様をただ見ていることしかできなかった。
妻=王妃を守れなかったことを涙ながらに謝罪するおばさんだが、家臣や兵士が罠にかかり眠らされている中、たった一人で双子=王子と王女を隠し通せたのは王国にとっては大変な功労者であり、主人公にとっても大恩人であろう。
ちなみに小説版では【ガンドフ】が、CDシアターでは【スラリン】が息子達を守り、命を落としている。
 
妻の誘拐という事実だけでも充分衝撃的なのだが、それ以外にもこのシーンには怖い要素が色々ある。
主人公が宴席で目覚めてから、終始流れ続ける不気味なBGM
眠りこける人々、不自然に静まり返った城内。暗い自室から出ようとすると不意に聞こえる赤ん坊の声。
ベッドを調べると音も無く出現する人物。リメイクされたPS2版では夜になると人の顔が青暗く変色する為、恐怖感が倍増している。
主人公の目の前に突然 ぬっ と現れる青い顔……
SFC版の既プレイ者にはこのイベントを警戒していたにも関らず、PS2版の初回プレイで「ヒィ!」と情けない声を漏らした人もいるのだそうな。