【コブレ】

Last-modified: 2021-03-03 (水) 14:08:05

DQ6

作中では既に故人となっている男性キャラクター。
【ロンガデセオ】出身の凄腕の鍛冶屋。
英語版での名前はCole。
 
家族は妻の【メアリ】と娘の【サリイ】
町に代々住まう伝説になるほどの凄腕の鍛冶屋の家系に生まれ、本人も「世界最高の鍛冶屋」「伝説の名工」「伝説の剣職人」などと謳われるほどの腕を持っていた。
普通の鍛冶屋のようにクワなどを作るよりも、剣を叩き直すことに長け、それを好んでいた様子が伺える。
また、鍛冶屋の仕事をする際には楽しげに「鍛冶の歌」を歌いながらハンマーを振るっていた。
 
だが、上記のような周囲からの評価にその気になってしまった彼は、「オレが伝説の職人なら、1度は本物の伝説の剣というものを見てみたい」などと言いだし、その後本当に妻と娘を残して伝説の剣を探す旅に出てしまう。
そして伝説の剣をその目で見ることなく、旅の途中で命を落としている。
なお、伝説の剣はコブレが旅立つよりもずっと前である50年前の時点で【マウントスノー】に住む【ザム神官】が封印されている場所を正確に把握していた。そのザム神官はロンガデセオと交流を持っていたため、例の事件さえなければ一から探さなくとも比較的容易に知れた可能性がある。運命の皮肉と言えよう。
 
彼が命を落とした場所は【ホルコッタ東の海底のほこら】
何らかの理由でここに辿り着いたあと、ここで長い間助けを待っていたらしいのだが、場所が場所だけに終ぞ助けは来なかったようで、そのまま亡くなっている
屍となった彼の手には日記のようなものが握られており、そこには妻への謝罪と、娘の幸せを願う内容の一文が書かれている。
 
なお、サリイはラミアスの剣を叩き直した後は、父の帰りを待つようになる。
彼女の口振りからは父が既に亡くなっているかもしれないと思っている様子が見て取れるが、実際にもう既に再会は叶わなくなってしまっているという現実は流石に少々辛いものがある。
コブレの亡骸はサリイが父の帰りを待つようになる前にも発見できるので、彼が既に死亡しているという事実を事前に知っているか、後から知るかによって、この結末に対してプレイヤーが感じる印象もまた違ってくるだろう。
また、どちらにせよこの事実をサリイに伝えることは仲間全員が憚っていたようで、結局最後まで彼女に真相が語られることはなかった。

なお、伝説の剣を求めて妻子を置いて旅に出た男といえば、天空シリーズには先輩(?)がいる。あちらの方が未来の話であるが、流石に血の繋がりはない……はず。

漫画版

漫画版では【ゴラン】の役割を兼ねており、娘と共にラミアスの剣を打ち直した。
逆にゴランは登場しない。