【チゾットの旅人】

Last-modified: 2015-11-14 (土) 18:16:33

DQ5

【チゾット】を訪れた際に【主人公(DQ5)】一行と出会う、男性の旅人である。やはり、妻とともにグランバニア方面を目指して旅をしている途中のようだ。グラフィックは道具屋等でよく使われている、恰幅のいい男性のもの。
 
初対面であるにもかかわらず、疲れから(実際は妊娠のため)倒れてしまった主人公の妻を宿屋まで運ぶのを手伝ってくれ、翌日話しかけると『当然のことをしたのだから、お礼などとんでもない』と言ってくる、見た目に反したなかなかのナイスガイである。自分が助けられたのに、礼を求めるような某【3バカ】に爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。
 
と、こう書くとごく普通のモブキャラだが、このキャラの真価は別のところにある。
 
上述の妻が倒れるイベントでは、立ち止まっている妻に話しかけるとイベントが進むのだが、この際、妻に話しかけないまま進もうとしようとすると、この男性が道を塞いでいるのだ。話しかけると、「おつれの方の 顔色が すぐれませんが 大丈夫ですかな」と言われてしまい、通ることができない。
彼の横の通路は開いているので、そこを通ろうとすると、【エジンベア城の門番】もびっくりの超高速移動によって、防がれてしまう。
 
無論、イベントを進行させるための処置ではあるのだが、恰幅の良いおっさんが高速移動する様は非常にシュールかつインパクトがある。しかも、主人公の妻が体調不良であることはこの男性には直接は関係のないことであり、単なるおせっかいのために高速移動をしているのかと思うと、なお更シュールである。
また、彼の妻も妻の横の位置に鎮座しており、主人公が引き返せないように道を塞いでいる。たまたまチゾットを訪れているとだけのはずなのに、妙に示し合わせたような位置にいるこの2人、いったい何者なのだろうか・・・・・・。
 
リメイク版では、チゾットを訪れた時点でイベントが進行するようになってしまったので、残念ながらこの高速移動は見られなくなってしまった。
 
なかなかインパクトのあるキャラクターだが、エジンベアの門番に比べると話題になることはほとんどない。

  • 初見ではほとんどの人が通せんぼを喰らうであろうエジンベアの門番と異なり、こちらは妻に話しかけてしまえばイベントが進むので、そもそもこのイベントを見たことのない人も少なくない
  • 悪意のある台詞を吐くために悪い印象の残るエジンベアの門番と異なり、善人中の善人であるため、印象に残りづらい
  • 上述のように、リメイク版ではカットされている

といったことが、理由として考えられるかもしれない。