【テベロ】

Last-modified: 2023-12-21 (木) 10:27:31

概要

DQ4で登場した、紫とオレンジ色の体をした小悪魔とドラゴンの中間のような見た目の【モンスター】。色違いに【とんがりあたま】【ドラゴンパピー】がいる。
【グレムリン】系とポーズが似ている。
 
DQ4公式ガイドブックによると小悪魔であるとされている。まあたしかに、ドラゴンというより悪魔っぽい。
【種属】が「テベロ属」となっており、同系統の代表モンスターのようになっている。色違いがいずれも地味極まる能力しか持たず、火の玉を吐くこいつが一番印象があるからだろうか。
そもそも「テベロ」の名前の由来が不明で、検索してもほぼこいつ本人しかヒットしないし、DQ4以外への出演もない。
と色々な意味でオンリーワンなモンスターである。

DQ4

2章の【フレノール南の洞窟】【砂漠のバザー】付近で頻繁に出没。 この系列で最初に目にするが、とんがりあたまよりも強い。
上位種のドラゴンパピーが名前に反してブレス攻撃をしないのに、こいつは【ひのたま】を吐いてくる。
本章の3人パーティに対して初めて全体攻撃を仕掛けてくる敵である。
攻撃力自体はフレノール南の洞窟のモンスターとしては高くないが、火の玉は最下級のブレスとはいえこの時期にくらうと危険。
さすがに火の玉を吐く確率は1/6と低く設定されているが、洞窟内ではよく5匹グループという大集団で出てくるため、運が悪いと2回以上くらう可能性もある。
間違いなく、フレノール南の洞窟の難易度を上げている要因の一つである。
また守備力も31と洞窟内モンスターでは最も高く、【ブーメラン】装備のアリーナとクリフトの2人がかりでもうち漏らすことがありうる。攻撃力が足りない場合はヒャドとアリーナの打撃で着実に倒すしかない。
 
5章では【砂漠の宿屋】の北側~【裏切りの洞窟】付近にも出没する。
うっかり行先を間違えてLv1の勇者が1人でブランカの東側に足を踏み入れたりしない限りは、そこまで苦戦するような相手ではないだろう。
【大灯台】の下層にはおなじみの5匹グループで登場する他、さらに後に【コンジャラー】が呼んでくるが、この時点ではもう敵ではない。
落とすアイテムは【かわのたて】
 
【格闘場】では【メタルスライム】【プテラノドン】【とさかへび】と対戦。
もちろん、全呪文完全耐性に加えて物理攻撃もほとんど効かないメタルスライムが1.1倍と大本命。
その中にあってテベロ自身は19倍前後と一番高配当。その通りにステータス的には不利で勝ちにくいが、上述の火の玉はメタル系に必ず1ダメージを与えるということもあって対大本命のメタルスライムに対しては一番強かったりする。
吐く頻度は低いので過信はできないが、運よく多発すれば穴党大喜びな展開が待っている。
この勝負が荒れるか否かを左右するキーマンとなっていると言えるだろう。
もっとも上記の通りテベロ自身はこの中では一番弱い部類なので、メタルスライムに有利だろうと勝ち抜けるのは他のモンスターという展開も少なくないのだが。

リメイク版

守備力が大幅に下がったことに加え、ブライが覚えるようになった【ラリホー】が確実にきくため、倒しやすくなった。
 
テベロ本人は特に変わりはないが、上位種のドラゴンパピーが「ドラゴン似の悪魔」から「悪魔っぽいドラゴン」にジョブチェンジしたためテベロの正体がますます不明になった。
テベロ及びとんがりあたまはドラゴン系ではないため、リメイク版ではドラゴンパピーとは他人の空似ということになる。
 
またこいつに限らずブレス系攻撃がメタル系モンスターに効かなくなったため、闘技場における対メタルスライム戦の勝率がガタ落ちしていることに注意。
ダブルアップ中にこの対戦カードが出てきた場合は素直にメタルスライムに賭けよう。
 
なお、テベロに限らずこの系列、目の印象が変わったように感じたプレーヤーは多いのではないだろうか。
FC版ではくっきりと黒い目尻を持った白目だったが、リメイク版では目尻が優しくなり、中央に寄った黒目らしきものが見えている。童顔の小悪魔としっかり目が合うようになった……。
FC版のグラフィックではどのモンスターも目の表現が簡単ではないので仕方ないが,リメイク版でリアルなお顔を手に入れたモンスターと言えそうだ。