【ドラゴンパピー】

Last-modified: 2023-12-21 (木) 10:46:32

概要

DQ4で登場したモンスター。【テベロ】【とんがりあたま】の最上位種で、体色は赤色。
 
puppyとは子犬を意味する英単語であり、子供を表すときにも使用される。
つまりドラゴンパピーとは小型のドラゴン、要するにベビードラゴンとほぼ同じ意味合いでありファンタジーの世界では割と定番のモンスターなのだが、こいつのように「ドラゴンではない」のにそう名付けられた奴は基本的にいない。
もう1つの可能性としてpappyのほうのパピー、つまりドラゴンのパパと考えるにしても、やはり「ドラゴンではない」やつが名乗るのは意味不明である。
疑問の多い名前である。

DQ4

第5章の【コーミズ】の村周辺や【コーミズ西の洞窟】周辺に出現。
第4章におけるとんがり頭の出現域と似ている。
名前こそドラゴンパピーとなっているが、FC版公式ガイドブックでは下級悪魔とされており「ドラゴンっぽい悪魔」という設定らしい。
一応、小悪魔にしてはドラゴンっぽくないこともないが、どちらかというとテベロの方が火の玉を吐く分、こいつよりもドラゴンに近いように思える。
そのため名前に反して【ドラゴンキラー】では与えるダメージは増えない。
 
やはりドラゴンなのは名前だけらしく、行動もブレス系攻撃は一切行わないが、【集中攻撃】したり、たまに2回行動したり、ドラゴン仲間(?)の【ドラゴンバタフライ】を呼んだりするので多芸と言えば多芸。
ドラゴンバタフライは呼ばれたターンに行動してくる。ずるい。
本体も見かけによらず同期に登場する【オックスベア】よりも攻撃力が高いので侮れない。
ラリホーやマヌーサは効きにくいが、攻撃呪文はどれも面白いように決まる。
【格闘場】では【じごくのよろい】【イエテイ】またはオックスベア・【ほのおのせんし】のカードがあるが、どちらも本命扱い。
2回攻撃の利点はあるのでそれが多く出れば比較的勝ち残りやすいが、全体的な印象はやはり微妙である。
倍率も本命扱いではあるものの特に低いわけではないので、賭けるならお好みといったところである。
 
データ上にはこいつが一度に複数呼ばれる敵コマンドが存在するが使い手がいない。
もし使い手が設定されていたらシリーズ初の「異種モンスターを複数呼ぶ」モンスターになっていた。

リメイク版

原作であるFC版では悪魔だったが、リメイク版の公式ガイドブックによると、ドラゴンの一種だがかなり亜種に近いとのこと。
要するにリメイク版では「ドラゴンっぽい悪魔」から「悪魔っぽいドラゴン」に変わり正式にドラゴン扱いになった。これはこれでよくわからない采配である。
下位種のテベロやとんがりあたまはドラゴンではないので、見た目が似ているのは収斂進化のようなものだろうか。
 
この変更のためリメイク版ではドラゴンキラーの特効が効くようになった。
また、ドラゴンバタフライは呼ばれたターンに行動しなくなったため、そういう面でも弱体化している。