【フレノール南の洞窟】

Last-modified: 2023-07-23 (日) 03:02:55

DQ4

その名の通り、【フレノール】から南下した森の中にある洞窟。
洞窟の奥深くにはその美しさゆえ争いの種になったという宝物【おうごんのうでわ】が安置されている。
内部は魔物の巣と化しており、無数の骸骨が転がっている。宝を求めた者達の成れの果てだろうか?
 
階層や構造はけして複雑ではないものの、登場する魔物が強者揃いなため非常に難易度が高い。
集団で【ひのたま】を吐いてくる【テベロ】や、【ルカナン】を使う【とさかへび】、そして地下2階まで進むと【マヌーサ】で主力の【アリーナ】を無力化してくる【おにこぞう】がプレイヤーに地獄を見せる。
頻繁に毒状態にしてくる【おばけキノコ】や高確率で【ヒャド】を唱える一発屋の【ベビーマジシャン】も地味ながら厄介。
ただし、テベロが火の玉を吐く確率があまり高くないのが一応の救いである。
 
公式ガイドブックにおける到達レベルは8。
ここまでレベルを上げれば【テンペ】で売っている【ブーメラン】(FC版)やフレノールの防具屋の品物も買い揃えられるので洞窟内の敵には十分に太刀打ちできるだろうが、敵の出現率が高い上に一度に出現する数も多いため、往復分のMP確保は難しい。
この時点ではまだ3人のパラメータの伸びも高くはないため、主力のアリーナの打撃でも一撃一殺とはいかす、先攻も安定しない。
一度で攻略することに拘りすぎず、【ブライ】【リレミト】分のMPを必ず残しておき、危くなったら出直すぐらいの慎重さは必要だろう。
HPは常に高く保ち、頻繁に回復しておくこと。もちろんやくそうは持てる限界まで持ち歩き、ホイミのMPも節約すること。
地下2階には【まほうのせいすい】の入った宝箱があるので、これで後衛のうち1人は枯渇したMPをわずかに補填できる。
なお、この時点でのブライはHPがまだ低く、防具も貧弱なので運悪く鬼こぞうの攻撃が集中すると1ターンで死ぬこともありうる。
というより4匹組の集中攻撃がくると【クリフト】も1ターンで瀕死、次のターンで回復が間に合わずあっさり沈むことがしばしばある。
場合によっては死に戻りも視野に入れる覚悟が必要かもしれない。
 
最深部の黄金の腕輪が入った宝箱にたどり着くにはちょっとした迷路を経由する。
通れるマスと通れないマスが紛らわしいという罠があるので、画面を良く見て最短ルートを通りたい。
 
どうしても戦力を増強したい場合は、一足先に【砂漠のバザー】に立ち寄ってより強力な装備を整えてからくるパターンもある。
ただし砂漠周辺は洞窟よりも数段手ごわい【コドラ】【さそりアーマー】といった痛恨持ちが集団で現れることもあるので、洞窟の敵に対抗できないようなレベルで来たら全滅の危険もあることに注意。
多少運が良ければあまり敵と遭わずにたどり着けるが、周辺には砂漠や森林がありエンカウント率が高いので楽観はできない。

リメイク版

敵の出現率が大幅に下がり、さらに難易度を上げている主犯であるおにこぞうが弱体化したため、攻略はかなり容易となった。
このためFC版のみのプレイヤーとリメイク版のみのプレイヤーとではまるで印象が異なり、会話がかみ合わないことは必至。
 
なお各地の本棚から見つかる【魔法の杖をもとめて】を読んでいくと、この洞窟に「魔法の杖」が隠されていることがわかる。
以前「おうごんのうでわ」が入っていた宝箱の底に隠しスイッチがあり、これを押すと洞窟の最深部へと続く階段が出現する。
そこにかつて魔法使い【マドルエ】が見つけたものの手にすることの叶わなかった魔法の杖こと【いかずちのつえ】がある。
ただし、この隠しフロアに行けるようになるのは第五章に入ってから。
また、実際に杖を入手できるようになるのは【さいごのカギ】を手に入れてからとなる。
 
第1~4章に登場したダンジョン内では、FC版の頃から再来訪の必要があった【コーミズ西の洞窟】を除いて、仲間達は「ここにはもう用は無いはずだ」などと否定的なセリフを吐くのだが、それはこの洞窟も同様である。
宝箱の隠しボタンを押しても特殊なセリフは出ず、隠しフロアに至っては誰もセリフを喋らない有様である。