【ラナリオン】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 03:43:11

概要

漫画作品ダイの大冒険に登場するオリジナル呪文の1つ。【天候】を操作する効果がある。
同作内ではゲームシリーズに登場する【ラナルータ】の下位呪文とされている。
 
ゲーム側では天候の概念が存在しなかったため、長らく逆輸入されることはなかったが、DQMJ2では天気の切り替わりシステムが登場し、テリワン3Dでは晴れてラナリオンもゲームに採用された。
 
「雨天限定モンスター」が存在するDQ11では残念ながら登場していない。
そのため、「【牛】なんかイラネーからラナリオン出せよ!」と、未登場を惜しみ嘆く声もチラホラ…。

ダイの大冒険

漢字表記では『天候呪文』。
【ラナルータ】と同系列の「ラナ系呪文」で、天候操作呪文としては最も初歩的とされる。
詠唱は「天空に散らばるあまたの精霊たちよ、我が声に耳を傾けたまえ!ラナリオン!!」。
 
昼夜を「入れ換える」【ラナルータ】と違い、作中のラナリオンは雨雲(雷雲)を「呼ぶ」呪文とされており、晴れと曇りを入れ換える、あるいは天候を任意で操るような描写は無い。
 
効果としては説明通り「雨雲を呼び寄せる」のみ。
そのままなら戦闘に直接の影響を及ぼす呪文ではないが、ほとんどの攻撃呪文を無効化する【鎧の魔剣】を纏った【ヒュンケル】との決戦に備え、【ダイ】が竜の紋章の力なしでも【ライデイン】を撃てるようにと【ポップ】が契約、習得した。
ポップの説明によれば本来のライデインは「雷雲を呼び寄せ、そこから雷を落とす」までワンセットでこなす呪文だが、予めラナリオンで雷雲を呼んでおけば、ライデインの契約が有効化できていない状態でも落雷だけなら起こすことが可能であるらしい。
実際にこのサポートによってダイは紋章無しでもライデインを唱えて雷を落とせるようになり、「鎧の魔剣と言えど金属である以上電撃だけは防げないはず」という予想どおりヒュンケルにダメージを与えた。
 
天候操作系呪文の中では一番初歩なのだが、天変地異に干渉するためか系統自体が高度なものらしく、駆け出しの魔法使いだった当時のポップには結構な負担がかかっている。
また、一度唱えればずっと雨雲が残るわけでもないらしく維持するにも魔力がいるようだ。
雷雲の維持と雷撃の命中率向上の修行を見守っていた【バダック】がもらしたセリフからすると半日近く続けて使用できたらしいのだが、実際に描かれた修行シーンでも全力で負担に耐えながら雷雲を維持し続け、ダイのライデイン成功を見届けると同時に倒れこんでしまったほど。
ヒュンケルとの戦闘でも雷雲の維持で手一杯になり、他の行動をまったくとれていない。
ポップの説明どおり、電撃系呪文はこれを全部一人でこなすものと考えると、限られた者にしか使えない高度な攻撃呪文なのも納得というところ。
 
戦闘で使われたのはヒュンケルとの決戦時のみ。
後にダイは紋章の力を自在に使えるようになり、程なくして紋章なしでもライデインが使えるようになったため、必然的にラナリオンの出番は無くなった。
しかしこの時のチームプレーは駆け出しパーティーだったダイとポップが共に修行して成功させたものであり、仲間意識をさらに強めたエピソードと言えるだろう。

テリワン3D

漫画オリジナル呪文がゲームへと逆輸入された。格闘場のSランクをクリアすると路地裏でテリーの特技として習得可能。
ラナルータ系統と言う設定どおり、ラナルータと同時に習得し、異世界の天候を変更することが可能。
こちらではラナルータ同様、雨から晴れにすることも可能。
また、天気の切り替わりでモンスターのシンボルが消えることを利用して追いかけられている時にラナリオンを唱えて完全に振り切るという使い方もある。こちらのパーティランクがMAXでもしつこく追いかけてくるモンスターは結構いるので覚えておいて損はない。ラナルータでも同じことができる。
昼夜の変化は太陽や月を見ていれば分かるが天気に関してはいつ変わるかが読めない。特定の天気の時しか出ないモンスターをスカウトしたいのになかなか天気が変わらなくてイライラ…ということがなくなる。

イルルカ

今回は習得が裏シナリオの海神神殿内部とかなり遅い。
せめてはざまの世界でラナルータ共々覚えられれば良かったのに……。

ジョーカー3・3プロ

【ガルマザード】撃破後に行けるようになる【ポイントゼロ】で習得できる。やっぱり今回も習得時期は遅かった…。
この呪文同様ラナルータとイメージチェンジもポイントゼロで習得できる。