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【冥王ゴルゴナ】

Last-modified: 2017-09-21 (木) 19:41:16

ロトの紋章 Edit

漫画【ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章】に登場するボスキャラ。
作品の怪奇・グロ要素を一手に引き受けていると言っても過言ではなく、こいつが現れるとその回は漫画の対象年齢が5歳くらいアップする。

スーパーライトではローブを被った状態の冥王ゴルゴナと、ローブを脱いで大蜘蛛の姿をさらけ出した真・冥王ゴルゴナがコラボイベントで登場した。

概要 Edit

【異魔神】率いる魔王軍の大幹部「四大魔王」の一人であり、不死・霊体系モンスターからなる妖(ファントム)軍団を指揮する。
漆黒のローブで全身を覆い、時折蜘蛛の様な顔や腕を覗かせる正体不明の怪人で、「グブブブブッ…」と不気味な叫び声ともつかない笑い声を発する。

【世界樹】を枯らせる、魔王軍を結成しる等、魔王軍の参謀にして知恵袋的存在。
異魔神の最古の配下にして最も近しい存在でもあるため、異魔神の正体を探る上でも重要な存在。

性格 Edit

残忍にして冷酷非道、自分以外は全て道具であると考えている自己中心的な性格。その下衆さにはアルスも「くず野郎」と声を荒らげるほど。
 
【魔人王ジャガン】の幼少時には彼の養育係も務めていたゴルゴナだが、その時にもこいつの性格の悪質さが窺える。
がいこつけんしやエリミネーターに余裕で勝てるようになり「飽き飽きした」と言うジャガンに、【ローラン城】陥落後、操られて生かされているローラン城の兵を剣術の練習相手に使わせたのだ。
最初は返り討ちにされるジャガンも、やがて兵士達を瀕死まで追い込むほどに成長するが、ロトの血の逆流により人間に止めを刺せない。
そのため、ローラン城陥落後妻の【フレイア】と共に捕えていた【ローラン4世】に、「この仮面を付け怪物と戦え。勝てば妻を逃がしてやろう」と持ちかける。
その仮面は、禍々しい面相が表すかのごとく、目に見える存在を怪物のように見せるゴルゴナの悪意の籠った物だった。
そして、ジャガンには魔人王戴冠の試練のため「ローラン城最強の戦士と戦え」と仕向けたのだ。
自分の息子が怪物に見えたままローラン4世は戦うのだが、ついにジャガンの一撃により斃れる事となる。
結果的にジャガンに自分の実の父を殺させ、魔人王として覚醒させる事となった。
 

能力 Edit

魔法とは異質の力「妖術」を操る事で様々な怪異を引き起こす。

瘴気を纏った雲を作り出しそれに乗って移動するため、ゴルゴナが通るだけでも周囲には死者の山が築かれる。
さらに、妖術の一つである幻術を用いることにより敵を幻惑して自滅させたり、拷問にかけ自白や精神崩壊に追い込んだりといった、人の精神を弄ぶかのような戦術を得意とする。
精神的撹乱のみならず自身の戦闘力もかなりのもので、巨岩や雪崩を音もなく操るくらいはお手の物。
強力な邪気の塊を吐き出し、敵を跡形もなく消し飛ばすこともできる。
 
だが、ゴルゴナの最大の能力は死した魔物をゾンビ状態で蘇生し使役することだろう。
まさに「冥王」の名に相応しい能力だが、ここにこいつの性格の悪さが加わることで地獄絵図と化す。
というのもこいつは魔物たちをあえて「不完全な」ゾンビ状態で復活させているのだ。
召喚された魔物たちは常に死の苦痛に苛まれ続けるがゾンビ故に死ねない上、体の一部を斬り落とされるとその肉片が「異種再生」して別種のゾンビ状態の魔物が誕生し、犠牲者がますます増加する始末。
ゾンビ状態の方が彼にとっては操りやすく強力な部下であるため、ゴルゴナはあえて魔物たちを死地に送り込み、敵に殺させている。
そして彼らを永遠の苦しみと共に蘇生させると、「苦しみから逃れたければ敵を倒せ」と言い放つのだ。もちろん彼らがどれほどの戦果を上げようが、苦しみから逃れ得る術などない。
「ゲスの極み、鬼畜の所業」というのはまさにこの事。無論ジョーク抜き、ガチの意味である。
 
ゾンビ軍団への唯一の対抗手段は聖なる力で完全に消滅させる事だが、当然ゴルゴナもそれは承知であり、聖なる力を相殺する光葬魔雲という技も所持している。
 
さらなる切り札として、敵を冥界に引きずり込む事さえも可能。
この場所はゴルゴナのホームグラウンドであり、真の力を発揮することができるのだ。
よってこの場所に引きずり込まれたが最後、生きて脱出することは不可能に近い。
冥界ではさまよう亡者の群れを集め、跡形もなく喰らいつくさせる。

正体 Edit

その正体は1万2千年前に繁栄を極めた「ムー帝国」の太陽王ラ・ムーの弟、魔導師にして科学者ゴルゴナ。
現在の姿からは想像もつかない太ったおっさんである。

召喚術に長けていたゴルゴナは世界征服を目論み、不老不死の研究の実験で生まれた副産物「世界樹のエキスで作られた不死のゴーレム」を与える条件で異魔神と契約、異魔神を現世へと召喚する。
現人神として崇拝される事になった異魔神をこいつは自身の野望に利用しようとしたが、次第に手に負えなくなり帝国の滅亡を招いたのだった。
ゴルゴナはその責任を取らされ崩壊する大地に取り残されたが、その際に冥界の王である大蜘蛛と契約。
部下の研究者6人(ツークーマン、オティカワン、トピアポ、フロレンシア、キアーラ、ポポルヴー)と共に大蜘蛛と融合し、不老不死の肉体を得た。
かくしてゴルゴナは自分を見捨てた兄への復讐と世界征服を目論む。
一度は【精霊ルビス】に封印されたが大魔王【ゾーマ】に彼女が封印された際に復活。そしてゾーマ亡き後再び活動を始め、オメガルーラで宇宙の彼方へ追放された異魔神の精神を呼び戻し、今回の事件へと発展することになるのだった。
 
現在の「ゴルゴナ」は、元のゴルゴナ+大蜘蛛+部下6人が融合した怪物の総称というべき存在。
普段はローブで隠されている大蜘蛛の背中に本来のゴルゴナの顔がついており、その周囲に部下6人の顔が仮面のように張り付いている。
ただし、意思決定権は本来のゴルゴナが持っているらしく、こいつにとって都合が悪くなった部下は容赦なく大蜘蛛の背中から放出されてしまう。
大蜘蛛から切り離された者は1万2000年分の歳月が瞬時に経過し、死亡する。
また、冥王として振るう数々の能力は本来大蜘蛛が持っていたものである。
 
他者の生命を弄び続けた男の末路、それは悲惨なものであった。
自らの兄であるタオ老師との戦いで大蜘蛛が致命傷を負わされ、ゴルゴナは自らが助かりたい一心で部下を切り捨て大蜘蛛から離脱。
大蜘蛛と部下たちをゾンビ化して戦わせようとするが、冥界の王たる大蜘蛛から分離したこいつに既にそんな能力はあろうはずもなかった。
そこで兄に「かつての栄光を共に取り戻そう」と吹き込み、隙を突こうと試みる最期の悪足掻きも老師には全く通じず、頭上から放たれたタオ老師の気功砲の一撃により命乞いの台詞ごと消し飛ばされるという、まさに因果応報とも言うべき惨めな最期を迎えた。
大蜘蛛の遺骸はその後、四大魔王の一人にして若かりし頃の【竜王】が回収し、異魔神への報告後握りつぶされた。それと同時にゴルゴナの死に対して異魔神から意にも介されなかったゴルゴナへの同情遺憾の念を抱かれた。
 
物語の前半から多大な存在感を見せていたが、正体が判明してからの凋落ぶりが凄まじかったキャラクター。
自己中で人相の悪い布袋様という人間時の様相(ゴルゴナと部下は七福神がモデルとの事。特に人間時のゴルゴナの体型は布袋様そっくりである。)、そして擁護しようのない最期、物語前半で見せた大物感が台なしである。

余談 Edit

エッゾ(北海道)地方編にて彼の操るゾンビ軍団の中にポンキッキのガチャピンとムックが何気なく紛れている。
その他にもグノンの操る獣兵団にトトロが混ざっていたりしている(しかも切り捨てられて出血までしている)が、
完全版ではトトロは斬られず、出血もしていない状態に修正されている。
自主規制なり大人の事情なりで何かしらの配慮がなされたのだろう。
逆に捉えれば、斬られたりフルボッコにされたりと暴力的な行為を被る描写さえなければ、登場させる事自体は問題はないのかもしれない。

関連項目 Edit

【冥王ネルゲル】→冥王つながり
【ミストバーン】→大魔王の正体に関わっていると言う部分では共通するものがある。……が、それ以外は対照的。
【ザボエラ】→その性格や立ち位置、科学者的な側面から先程の往生際の悪い所や惨めな最期に至る部分まで、共通点が非常に多い。