アイテムを整頓するためのシステム。
アイテムの要素があるゲームには欠かせない機能。
多くの作品は並べ方が一種類だけだが、複数の並べ方が用意されている作品もある。
プレイヤーが自由に並べ替えられる作品もある。
自動的に整頓され、並び順が変えられない作品もある。
ゲーム全体では、自動的に整頓される作品が多い傾向にある。
一方、FFシリーズでは、手動で整頓する必要がある作品が多い傾向にある。
FF1(WSC版以降)
FC版ではアイテムの種類自体が少なかったので存在しなかったが、WSC版以降のリメイク版で新設された。
アイテム、武器、防具と種別順に並べられるためわかりやすいのだが、
戦闘中に使用できる武器などを下のほうに追いやってしまうのが難点。
FF2(WSC版以降)
FC版には存在しなかったが、手動で並べ替えることはできた。
後半になるとアイテム欄がイベントアイテムで圧迫されてくるため、用済みのものは下のほうにまとめておくといい。
WSC版以降のリメイク版で新設された。仕様はFF1と同様。
所持数制限があるWSC版とPS版ではコンフィグに整頓の順番を設定できる項目がある。
FF3
コマンドとしては存在しなかったが、戦闘が終了すると自動的に整頓される。
アイテム変化の最中に並べ替えるのを忘れていると、困ったバグを引き起こしてくれる。
戦闘が終わるたび勝手に配置を変更されてしまうため、有難迷惑でしかないことも多い。
システムとしては目新しく、かつそれなりに便利だったのだが……
FF4
アイテム欄の一番下に置かれていて、ゴミ箱同様位置を移動することができる。
重複したアイテムをまとめたり、空白を詰めたりしてくれる。
た5がある状態で使うのは厳禁。
WSC版もこの仕様。
- アイテムを複数個まとめ買いする場合、1回のまとめ買いにつき複数個の同一アイテムが1個分として処理される(ポーション×10を3回購入した場合、ポーション10がアイテム欄に3つ並ぶ)ため、連打しながら買いだめしてると瞬く間にアイテム欄が埋まってしまう。
「おきゃさん、にもつがごちゃごちゃだよ。せいりしないとはいんないよ」と言われて買い物を続けられなくなるってしまうので、都度整頓コマンドを使ってやらないとならずちょっとめんどい。- せいとんの話とはズレるが、FF4のまとめ買いは10個のみではなく、初期値が10なだけで2-99個まで数を指定してから買える。
欲しい数を一度に買えば良いだけの話。
- せいとんの話とはズレるが、FF4のまとめ買いは10個のみではなく、初期値が10なだけで2-99個まで数を指定してから買える。
武器や盾を増殖をする前に使うと良い。
FF4(GBA版以降)
アイテム欄の中ではなく上部に「つかう」「せいとん」「ゴミばこ」と並べて表示されている。
種別順に並べ替えられる仕様に変更され、
戦闘中に交換するためにアイテム欄の上のほうに置いといた武器も勝手に移動されてしまう。
同じアイテムの束が複数ある場合、このコマンドでもまとめることは不可能に。
まとめたい場合、戦利品画面の時に束を重ねるしかない。
もちろんその際、手持ちのアイテム欄側に戻さないと、全てフイになる。
FF5
アイテム欄の中ではなく上部に「つかう」「せいとん」「だいじなもの」と並べて表示されている。
装備できないアイテム、武器(しゅりけん、ふうましゅりけん、すすを含む)、その他の装備品、の3つのカテゴリに分け、3つのカテゴリをここに記載した順で表示する。
カテゴリ内の種類数が奇数の場合(=最後の行の左にだけアイテムが配置される)には、右側を空白にして次の行から次のカテゴリが始まる。
カテゴリ内ではソートされない。
こちらも100個以上増殖させているアイテムは整頓すると99個に減る。
FF5(iOS/Android版)
道具、武具、防具を先頭に整頓の3パターンが実装されている。
UIが格段に洗練され全般的に使いやすくなったスマホ版の例に漏れず、空白なく整頓され感覚的に分かりやすくなった。
FF6
SFC版FF5と同様。
FF6(GBA版以降)
従来はアイテム、武器、防具などに分けて並べるだけの仕様だったのだが、
今回は全種類のアイテムが一つ一つ全部並べ替えられる。
そのため機械の並べ替え方が入手順と異なるという欠点が出来てしまった。
FF7
アイテム欄上部に「つかう」「せいとん」「キーアイテム」と表示。
整頓方法は大幅に増え「じぶんで」「フィールド」「バトル」「なげる」「しゅるい」「なまえ」「おおい」「すくない」の7項目がある。
インターナショナル版にはマテリアの「せいとん」も追加された。
- マテリアの整頓機能はオリジナル版にもある。
「魔法→支援→コマンド→独立→召喚」の順に並べるだけの単純なものだった。
FF7(INT版)
インターナショナル版ではマテリアの整頓の中に「クイック」という機能が追加されている。
クイックでは、左に全キャラの武器・防具に装着してるマテリアが一覧で、右には所持しているマテリアが一覧で表示され、ここでそのままマテリアの入れ替え作業ができる。
キャラ名の部分を選ぶとキャラの武器と防具に装着しているマテリアを一括で、「ぶき」や「ぼうぐ」の部分を選ぶと武器や防具単位で装着しているマテリアを一括で移し替えることができる。
ただし一括で移し替える場合、入れ替え先のマテリア穴が足りていないと穴が足りている分だけが移され、入り切らない分は元の場所に残るという中途半端な状態になるのでそこは注意したい。
FF8
アイテム欄上部に「つかう」「ならびかえ」「せいとん」「バトルはいち」と表示。
「ならびかえ」は自分の好きなように並び替えができ、「バトルはいち」はバトル画面中の
アイテムの配置を並び替えできる。
FF9
表示は、FF5と同様。「せいとん」を選ぶと、「じどうで」「じぶんで」の選択があり、前者は従来の整頓となり、後者は自分の好きなように並べ替えができる。
FF10
表記は「整理」。アイテム欄上部に「使う」「整理」「装備」「だいじなもの」と表示。
FF9と同様に「自分で」「自動で」の2種類の整頓方法がある。
消費アイテムと装備品が別枠で管理されているため後者は「装備」で並び替えを行うのだが
装備品の種類が数多い上に所持数制限があるにも関わらず整頓ができない。
なお、インターナショナル版では装備の整頓が可能になった。
FF10-2
アイテム欄の表示、仕様ともにFF9とほぼ同様。
アイテム欄とは別にアクセサリ欄があり、上部に「確認」「せいとん」の表示。
「確認」では自分に並び替えができ、「せいとん」は自動で並び替え。
ラストミッションのアイテムの整頓は□ボタン
FF11
アイテムや魔法の並びを整え、スタック可能アイテムをまとめる機能。
手動整頓以外にコンフィグで自動整頓に設定可能。
ただし競売ソートのようなアイウエオ順等ではなく
独自の並び順であるため、予め法則を把握していないと
どこにアイテムや魔法があるか見失ってしまう。
FF12
表記は「並び替え」。
所持品リスト内の「だいじなもの」「おたから」「魔法/技」「アイテム」「武器」「矢/弾」「防具」「アクセサリ」で
□ボタンを押して「おまかせ」を選ぶと整頓が可能。
装備品にはこのほかに「強さの順」、さらに複数個持てるものに関しては「所持数が多い順」に並び替えができる。
FF13
表記は「ソート」。
□ボタン(PS3版)を押すと、「種別順」「名前順」で並び替えができる。
FF14
整頓したいチェスト内でサブコマンドを開くか、所定のテキストコマンドから実行可能。
デフォルトだと装備→薬品・調理品→素材→その他のアイテムの順に並べてくれる。コンフィグで変更も可能。
実行直後なら「せいとんをもどす」ことも可能。文字通り整頓前に戻してくれる。
FFT
表記は「整理」。「アイテム」→「リスト」→○押し2回で可能。
項目は「分類」「価格」「強さ」「物理回避」「魔法回避」「総数」の6つ。
ただし回避系は武器とアクセサリーのみ。