- パーティーキャラの加入時に、その時点でのプレイデータに応じてレベルに補正がかかるシステムのこと。
加入メンバーとこれまで使用していたメンバーとのレベルの差(=初期能力値の格差)を無くすためのシステム。 - 自分のレベルと交戦中の敵のレベルを比較し、高い方に様々な上方補正をかけるシステムのこと。
低レベルのキャラがありえないレベル差の強敵を撃破するのを防ぐ(パワーレベリング等の2次的問題が起きるのを防ぐため)、バランス調整のためのシステム。
関連項目:システム/【パーティー外成長】
FF6
6はパーティの総人数が非常に多い上に離脱もしばしば起こるため、新規に仲間が加入する場合だけでなく、復帰時にもレベル補正が行われる。
仲間の加入・復帰時には以下の処理が行われる。
※パーティに復帰(加入)するキャラクターをAとする。
- Aの離脱時のレベル<A復帰時のパーティの平均レベルである場合
復帰時のAのレベルとEXPを、パーティの平均レベルに達する値まで引き上げる。
それがAの初めてのパーティ正式加入時である場合、更にレベルに補正値(キャラクターごとに異なる)が加算される。 - Aの離脱時のレベル≧A復帰時のパーティの平均レベルである場合
復帰時のAのレベルは離脱時と同じだが、EXPはそのレベルへの到達値にまで引き下げられる。- ここで言う「パーティの平均レベル」には控えのメンバーも含まれる。
また、以下のような例外もある。
- バナンなどのNPCのレベルは、パーティの平均レベルの計算に含まれない。
ただし、NPCの初期レベル自体は加入時のパーティ平均値の影響を受ける。 - ニューゲーム時のティナは強制的にレベル3になる(ビッグス・ウェッジは-3補正を受けてレベル1になる)。
また、ティナ防衛イベント時には倒れたティナも控え扱いで平均レベルの計算に入る。
例として、ティナがレベル5の場合、ロックは+2のレベル7で加入し平均レベルが6となり、
モーグリ達のレベルは[ロック単独]の7ではなく[ティナ+ロック]の平均6を基準に算出される。 - ガウは獣ヶ原に飛び込んでいる間、パーティ離脱扱いになる(パーティの平均レベルなども変化する)。
ただし、逆に獣ヶ原から戻ってきた時のガウのレベル・経験値には復帰時の処理が行われない。 - モグはナルシェ炭坑での一時ゲスト加入時の最低レベルは9
([ティナ+ロック]の最低平均レベル4+モグ自身の補正値5)だが、
正式加入時に改めて補正値込みでの計算をし直されるため、
実質的な最低レベルは11(最低平均レベル6+モグ自身の補正値5)になる。 - ティナとロックはベクタ和平会食直後に、セリスは世界崩壊直後に
それぞれパーティ復帰処理が行われる。
これはメンバーにいてもいなくても発生する。
特に、ガウを利用したパーティ平均レベルの引き下げは低レベル攻略において必須となる。
- 加入時レベル補正表
(マイナス補正で0以下になった場合は1になる)補正 キャラ -3 (ビッグス・ウェッジ・モルル・バナン・幽霊2) ±0 ティナ・セリス・シャドウ・セッツァー・リルム・ウーマロ (モグプウ・モグッチ・モグタン・モグポン・ムグムグ) +2 ロック・エドガー・マッシュ・カイエン・ガウ・ストラゴス・ゴゴ (モグリン・モグール・モグシン・ズモモグ・幽霊1) +5 モグ (レオ)
なお、バグ技で加わったモグタン将軍はセリス同様の正式メンバー扱いとなり、平均レベルの計算に含まれる。
ただし、最初の幻獣攻防戦での強制加入時は復帰時の処理が飛ばされるので、初期レベルのままとなる。
世界崩壊時にセリス以外のメンバー全員が離脱する。
その後、仲間に復帰する前にレベル上げをすれば、復帰後のメンバーのレベルも自動的に上がる(ガウだけは上がらない)。
パラメーターをあげておきたい場合にはある程度レベル上げをしておく必要がある。
ただしこの方法だと魔石の恩恵を受けられず、レベルは高くても魔法を覚えていない、パラメータも貧弱なキャラが出来上がってしまう。
もともと魔石を装備できないゴゴとウーマロはこの方法でレベルを上げると楽。
本作では魔石ボーナスの関係上、ステータス吟味の為にはある程度の低レベルクリアが必要となるため、できるだけパーティーの平均レベルを抑えて初期加入レベルを下げていくのが重要となる。
この際、計算から自由に除外可能なガウに経験値を集めていくのが一番の得策とされている。
平均レベルの関係上、崩壊後のセリスの最低レベルは6になる。
一旦セーブした後、レベルが上がらないように調整しつつ再加入するまでノーセーブで進め、現在経験値の端数切り捨てが行われた後に全滅した場合、全滅直前の経験値がそのまま引き継がれる。
すなわち、セーブ時の経験値が溜まっていた場合でも関係なく、同じレベルで経験値が丸められた状態で戻ることができる。
混乱+煙玉が使えないスマホ版にて会食で退魔の腕輪を入手したい場合などに応用できる。
ピクリマ版は一部この補正がされていないようで全然レベルが底上げされないキャラがいたりする。
FF7
FF6と同様のシステムで、それぞれの名前入力時に初期レベルが決定される。
「現在加入している(PHSで入れ替え可能な)メンバー全員の平均レベル(端数切捨て)」に、キャラ固有の補正値を加えたものが初期レベルになる。
さらに、そのレベルの最低経験値に補正値も自動で加算される。
一人目のクラウドについては固定のため処理が行われない(初期レベル6、経験値610)。
FF6とは違い再加入時のレベル補正などは基本的にされない。
キャラ名 | 補正 | 経験値 |
バレット | -1 | +10 |
ティファ | -2 | +8 |
エアリス | -3 | ±0 |
レッドXIII | +2 | +12 |
ユフィ | 特殊 | 特殊 |
ケット・シー | ±0 | +14 |
ヴィンセント | +3 | +16 |
シド | +3 | +18 |
例外的に、ユフィはクラウドのレベルのみに応じて初期レベルが決定される。
またバグ技を使うと計算がスキップされてレベル1で加入する。
そのユフィのレベル補正は下記の通り。
クラウドのレベル | ユフィのレベル | 経験値 | AP | ギル |
~20 | 17 | 160 | 20 | 400 |
21~25 | 22 | 240 | 40 | 800 |
26~30 | 27 | 320 | 60 | 1200 |
31~35 | 32 | 480 | 80 | 1600 |
36~40 | 37 | 640 | 100 | 2000 |
41~ | 42 | 720 | 120 | 2400 |
- クラウド離脱中であってもクラウドのレベルが参照される。
シドとケット・シーは、サガフロワープで加入時の計算を飛ばすとレベル1で加入できる。
この際、ケット・シーの場合はデータ更新が行われないためクラウド(過去)に化けてしまう。
→裏技・バグ/【メモリーバグ】
FF11
レベル差によって攻撃、防御、命中、回避等に補正が掛るシステム。「レベル差補正」とも。
数レベルの差が開くだけで強烈な補正がかかり、ステータス値以上に強い敵は手強く、弱い敵は与し易くなる。
ただし、アドゥリンエリアではアイテムレベル制の導入により従来の調整法ではバランス取りが困難と判断されたためか、レベル補正が適用外となっている。
詳細はこちら→レベル差補正/FF11用語辞典
FF12
初期レベルの計算には、「パーティー内のレベルが高い2人」の平均レベルが使用される。
ゲストキャラも同様で、再加入時にも適用される。
キャラ名 | 補正 | LP |
バルフレア | +1 | +30 |
フラン | +1 | +35 |
バッシュ | +2 | +70 |
アーシェ | +1 | +100 |
パンネロ | ±0 | +20 |
アマリア | +1 | - |
バッシュ | +2 | - |
ラモン | ±0 | - |
ウォースラ | +4 | - |
ラーサー | +2 | - |
レダス | +2 | - |
FF14
攻撃の命中率・回避率に適用され、低レベル側の命中率にマイナス補正がかかる。
特殊フィールドコンテンツ「禁断の地エウレカ」内のみ適用の「エレメンタルレベル」にも発生し、こちらは与ダメージ&被ダメージへ補正がかかる。
また、コンテンツ参加時には(一時的に)レベルを下げる補正が行われることがある。こちらは「レベルシンク」と称される。