スタッフ/【伊藤裕之】

Last-modified: 2023-01-06 (金) 21:55:32

1987年のFF1からデバッガーとして参加していた古株バトルデザイナー。
91年にATBを発明し特許を取得するにまで至った。
彼が考案したシステムは以下の通り。


FF8発売前に

FFって実験的なことが許されるソフトじゃないですか。
だから思い切って実験しちゃえ、と考えたわけです。
何百万人の人に実験してもらおうと思いました

と言っていたが、余りの不評に懲りたのか、FF8発売後に

バトルにしても一方向に偏っていたと思うんですよ。

と発言している。

  • 12のシステムに関してもかなり不安視していたようだが、ゾディアックでかなり変える辺り
    なかなかのチャレンジャーだと思う。

ディレクターを手掛けたFF9では同作の主題歌「Melodies of life」の作詞を「シオミ」名義で担当した。
それ以前にも本名名義でFF5のアレンジアルバムなどに詞を提供している。


FF4DS以降クリエーターとしてはほぼ沈黙状態であったが、2012年にスマートフォン向けカードゲーム『ガーディアン・クルス』に企画原案として参加、約5年ぶりに表立った活動を見せる事となった。

  • この作品はFFとつながりが結構あり、11や14とのコラボイベントをしたり、製作スタッフにオグロアキラ水田直志といった人たちが参加している。

モンスター/【いとう ひろゆき】


FF12では悪名高いリンクトレジャーを仕込んだ張本人としてプレイヤーに恨まれた。
ランダムトレジャーは「多彩な展開をもたらす」という意図があるとしてまだ納得できるが、
リンクトレジャーはゲームを面白くしようという意図が全く感じられず、悪質な嫌がらせと大不評だった。


2015年3月26日、FF11公式によるyoutubeの生放送番組「もぎたてヴァナ・ディール」において、プロデューサーの松井聡彦より、エクスカリパーは伊藤裕之の発案だったとのFF5開発当時の逸話が語られた。


FFTの制作中は松野さんにステータス設定が多いと言い、ジョブのステータスをゴッソリと減らした模様。
それでもジョブのメリハリが付けられたため、松野さんから天才だと言われている。


2018年5月、ニコニコ生放送にて黒本編集者に意図的に誤情報を渡していたことを前廣氏に暴露されてしまい、また敵を増やすことに。
誤情報を渡すに至った経緯には察せるところもあるのだが、黒本を購入したプレイヤーにとっては完全に場外乱闘のとばっちりであり、不快感を持たれるのは自業自得であろう。


FFシリーズが全般に低レベルクリアできる傾向になっているのは主に伊藤のセンス。万人向けのクリア保証メカニクスとしてのレベルは否定していないが、「人間は鍛えたって急に何倍も強くならないし、持ってる武器とか技能とかで強さが決まる。よってレベルなんて本当はなくていい」という思想の持ち主である。


FFの制作スタッフや開発陣の話題になるとよく野村や野島や北瀬が叩かれている光景がよく見られがちだが、
スクエニ(旧スクウェア)の歴史を見ると彼ら以上の古株にも問題のある人物は多い。
伊藤もそういった人物の一人である。
ただし伊藤は上記の通り素晴らしい功績を残している人物でもある。