スタッフ/【石井浩一】

Last-modified: 2022-06-22 (水) 21:58:15

FF1で各ジョブのイラストだけでなく、何とゲームの企画まで担当した影のFFの生みの親でもある。
坂口博信の推薦でアルバイト入社した。坂口氏の面接時の印象は「孔雀みたいな羽をつけた革ジャンを着てるような、チンピラみたいな奴」だったそうだが、石井氏が持参したノートのキャラクターイラストの出来栄えに坂口氏は圧倒され、採用となった。
坂口氏は自身が社員旅行に行っている間、石井氏にFF1の企画考案を全て押し付けたという。
本来はアクションゲームが作りたかったらしく、FF3を最後に聖剣伝説シリーズ開発専門になった。
聖剣伝説1でもキャラクターデザインを担当している。
 
天野喜孝氏とは仲が良く、
FF11プロマシアの呪縛では直々にイラストを描いてもらいに行ったという。
 
余談だが、ご尊顔はちょっぴり怖い。

  • NTT出版の聖剣伝説完全攻略編巻末インタビューに記載されている写真はそのスジの人にしか見えないw
  • FF3開発後に『もう「FF」はやりたくない』とヒゲに懇願したのが聖剣伝説の始まり。
    • 誤解の無いようにいっておくとFF3の開発後に「FFはやりたくない」といったのは、氏がFFが嫌いとか3の開発で良い思い出がなかったというわけではなく、
      ジョブ同士の差別化やジョブキャラに対するイメージなど、自身に出来る事を全てやり尽くしたからである。
      氏自身もFF3のジョブのドットには自身が考えた設定や思いが詰まった1つのアート作品として達成感があり、感慨深いものがあったと語っているし、
      開発自体も「現場は過酷だったが、皆熱意に溢れていてとっても充実していた」といった旨の発言をされている。
  • 竹内力に似ている気がする…

チョコボの生みの親

  • 実はチョコボだけでなく、モーグリの生みの親でもある。
  • 小学校低学年の時にポコというヒヨコを飼っていたため、FF5でボコという名前を聞いてドキっとしたそう。

2007年にスクエニを退職して、独立。現在は株式会社グレッゾ代表。

  • 聖剣伝説の実績を買われたのか、「ゼルダの伝説 時のオカリナ 3DS」の開発元がグレッゾに。
    新ハードでの開発を熱望していたそうで、また任天堂のゲームクオリティの高さにとても興味を持っていたらしいので
    氏としてはかなりありがたい話だっただろう。
  • 実際に任天堂HP内「社長が訊く」のコーナーで本人が夢がかなったという旨の発言をしている。

FF特有の横画面戦闘はこの人の発案によるもの。

  • FF3以降のジョブの固有コマンドもこの人の発案によるもの。
    今で言う「アビリティ」の生みの親である。

FF1からFF3までのシナリオ担当した寺田憲史氏によれば、初対面当時のファッションセンスはまるで六本木のクラブの黒服。
その後もインタビュー記事などで見せる姿は専ら黒い革ジャン姿である。


初期シリーズのビジュアル面を語るのならば避けては通れないキーパーソン。
FFのバトルキャラのドットというと渋谷員子氏の仕事として認識されることも多いが
FF3のジョブデザインおよびバトルシーンでの全てのキャラドットは石井氏によるものである。
(『メモリアルアルティマニアVol.1』での証言)

  • FF1のドット絵キャラも、石井氏がベースとなるグラフィックを作っている。
    石井氏の作ったドット絵を参考に渋谷氏が作ることになったが、
    石井氏には「自分の中でキャラをこうしたい」という強いイメージがあったため、
    どうしてもイメージと違うと感じたところは失礼を承知で後から打ち直したという。
  • 最初に特定のジョブの顔を若干こちら側に傾けさせたのもこの人。
    氏曰く、FF3開発当時「キャラを傾けたら立体感出せるんじゃね?」と、たまねぎ剣士を傾けたら意外とイケたのでカワイイ系のジョブは殆ど傾けたと語っている。

FF1では坂口博信氏から企画を任されており、FF1の基礎的な要素は石井氏の発案によるものが多い。
参考インタビュー1参考インタビュー2

  • サイドビュー式のバトル
  • 火・水・風・土の4属性を取り入れた世界観
  • 白い手袋の指さしカーソル
  • プロローグが終わるとタイトルが出て、映画的に見せる。
  • 最初に倒したボスが、実はラスボスで、最後は最初のダンジョンに戻ること。
  • イメージイラストレーターとして天野喜孝氏を推薦。

記事の冒頭に影のFFの生みの親と書かれている通り、FFシリーズに残した影響と功績は大変素晴らしく
特に初期のFFを語るなら絶対に欠かしてはいけない偉大なる人物である。