セリフ/【でも……あんたは何野郎なんだい?】

Last-modified: 2021-04-18 (日) 15:57:06

FF8

F.H.において、学園祭でのコンサートのパート決めをする際、アーヴァインが単独行動を取るが、この時にスコール達をバトル野郎と忌み嫌っている、見た事ある男3に話かけると出る台詞。
会話の全文は

見た事ある男3「あんたがそれっぽくないから聞くんだが……何故あんなのとつるんでんだ?」
アーヴァイン「あんなの?」
見た事ある男3「バトル野郎さ」
アーヴァイン「狙撃手は一人ぼっちなんだ……」「その瞬間のプレッシャー。その瞬間の緊張感……それに耐えなくちゃならない」「『あんなの』は、そこから助けてくれる。それって仲間って呼ばない?」
見た事ある男3「あんたもバトル野郎か……」
アーヴァイン「そうかもね~」「でも……あんたは何野郎なんだい?」

個人的にはアーヴァイン屈指の名言だと思う。
なおこの言葉に感じるものがあったのか、その後見た事ある男3は、アーヴァインを兄貴と呼んで慕うようになる。

  • 我が身を省みた時、見た事ある男3は「難癖野郎」あるいは「他人任せ野郎」だろうか。
    駅長のように自らの非暴力・平和主義のためにガ軍に対話を挑んだ訳でもなく、他者を中傷するだけの自身を恥じ入った模様。(まあ、一般人はそれでいいんだが)
  • その後アーヴァインをパーティに入れて彼に話しかけると「俺も何かやってみますよ……。人に文句の一つも言われないなんて男じゃないですもんね」と話す。
    「何もしないで文句を言う」側から「文句を言われるが何かをやっている」側に変わろうとしているようだ。

以下、余談。上記にある「狙撃手は一人ぼっちなんだ」というフレーズは、作中では2度目の登場となる。最初に登場するのはDisc1でのデリングシティ行き列車の中。
魔女暗殺という重大任務の狙撃手担当というポジションにいるにもかかわらず、セルフィリノアにナンパを仕掛けるという緊張感のかけらも見えないアーヴァインをキスティスが叱責した際、アーヴァインは上記のフレーズで反論した。その反論には「自分達の育ての親を、自分を忘れた幼馴染と共に殺さなければならない」というプレッシャーに対する本音も織り交ぜられている。それを吐露する際、アーヴァインは自分がスコール一行の幼馴染で、尚且つ暗殺対象が自分達の育ての親であることを隠すために、「狙撃手は一人ぼっちなんだ」というフレーズを使っている。
とはいえ、最初のものはストーリー上で必ず目にすることになるのに対し、上記は任意でサブイベントを起こさないと見ることができない。なのでこのサブイベントを逃した場合、後に起こる同じくストーリー上必須のイベントを見るまで伏線の回収はお預けとなる。