セリフ/【帝国最強ッスよ】

Last-modified: 2018-09-03 (月) 11:49:42

FF12

アルケイディアの歴史を知る老人がDQN達に言われた言葉。
老人はこの発言に対して非常に憤慨している。
そんな最強の帝国も中枢区に侵入したコッカトリスは捕まえられない。

  • アルケイディアは元々資源の少ない地にあった都市国家。
    それがガルテア連邦時代にアルケイディス共和国として成立し、連邦解体後資源を求めて侵略をしてきた。
    侵略戦争が増えると軍部の発言力が巨大化し、軍部出身の護民官が皇帝を名乗り、国号をアルケイディア帝国と改め、帝政へと移行させる。
    こうして帝国の拡大政策が加速するわけだが、領地拡大に伴い犯罪や紛争が増加。
    逮捕から裁判までの時間を可能な限り短縮する目的で裁判官従軍制度を導入(後のジャッジ)。
    やがて軍部の専横が目に余るようになり、法務庁を統括していたソリドール家が元老院と結託し、軍部に対抗。
    こうして軍部の専横を挫いたソリドール家はジャッジによって軍部を監視させ、巨大な派閥を形成して民衆の支持を得て皇帝に即位。
    これに激怒したのが元の共和政に戻すと思い協力していた元老院で、以後ソリドール家と元老院は伝統的な政敵となる。
    また、民意を無視して皇帝と軍部が暴走したことの反省として、皇帝を掣肘できるよう元老院が廃帝権を持ち、帝位も政民と新民による公正な選挙によって選出されるこという民主的制度も導入。
    如何な身分であろうが、法を犯せば公安総局が黙っていないという法治国家体制も整えられる。
    ……という具合にかなり色々あって現在のアルケイディア帝国があるので、老人が怒るのも無理はない。
  • 一瞬、ティーダのセリフかと思った

今でこそイヴァリースを二分する覇権国家としての地位を確固たるものとしているアルケイディアだが、老人のような世代からすれば決して昔から強国だったわけではなく、その地位を維持するためには国家を強くする努力は世代を問わず怠ってはならない義務である……そういうことを考えると「帝国最強」と慢心している若者どもに老人が怒るのも道理である。