セリフ/【撃てないんだッ!】

Last-modified: 2018-04-29 (日) 11:39:48

FF8

デリングシティでの魔女暗殺任務の際の、狙撃手であるアーヴァインの悲痛な叫び。
以下は会話の流れ。

スコール
「アーヴァイン・キニアス!!」
アーヴァイン
「だ、ダメだ、すまない、撃てない。僕、本番に弱いんだ。ふざけたり、カッコつけたりしてなんとかしようとしたけどダメだった」
スコール
「いいから撃て」
アーヴァイン
「僕の銃弾が魔女を倒すんだ。歴史に残る大事件だ。このガルバディアの、世界の未来を変えてしまうような事件だ。そう考えたら僕は……」
スコール
「もうしゃべるな!撃て!」
アーヴァイン
「撃てないんだッ!」

ここをプレイ時点では任務のプレッシャーに圧されて、「撃て!」と言うスコールに半ば逆ギレのように叫んだようにしか見えないが、後に彼が暗殺対象の魔女イデアが育ての親である事を覚えていた事が発覚してからは見方が変わる。
皆がイデアを忘れている中で唯一人思い出を抱えていたアーヴァインはこう叫んで任務を放棄しかけるが、スコールの言葉に励まされて立ち直り、イデアへと銃口を向けて引き金を引いた。

  • 失敗はしたものの、その射撃自体は正確であったため、恐らく「自分が恩人を殺すか」「仲間(セルフィ?)達が恩人を殺すか」という究極の2択で前者を選んだという事か。本当にVIIIで一番の苦労人だな。
  • スコールが撃てと叫んだのはもちろん作戦上銃声でパレードを混乱に陥れるという役割もあったのだろうが、何よりもアーヴァインに作戦を放棄したという責任問題を負わせたくはなかったのだと思う。スコールは突撃することに覚悟を決めており、自分が作戦を完遂すればアーヴァインが後に追求されずに済むと考えていたのではないだろうか。