モンスター/【マハーナーガ】

Last-modified: 2022-04-11 (月) 17:05:54

「マハーナーガ」とは、2世紀に生まれたインド仏教の僧「ナーガルジュナ[漢名:龍樹]」の伝記を記した
「龍樹菩薩伝」に登場する人物「大龍菩薩」の事で、マハーナーガはサンスクリット語名である。
龍樹の慢心を哀れみ、龍樹を海底の龍宮に連れて行って諸々の大乗仏典を授け、彼の悟りのきっかけを作った。

  • マハー=大、ナーガ=龍。
    FFシリーズではモンスターとして登場していることから、単にナーガの上位種くらいの意味合いの名前のようだ。

FF15

シガイ」の一種で、エンディング後に受注できるサブクエスト「ルシスに眠る脅威」の一つ
ドロール洞窟に眠る脅威」のボスモンスターである。
封印の扉ダンジョンの最奥でノクト達を待ち構えている。


ナーガラージャに似た姿をしたシガイで、一本一本が白蛇になっている髪を持った、巨大な女の顔をした人面蛇。
頭には色とりどりの髪飾りをつけており、中でも頭頂部にある人間の髑髏から作られた飾りが一際目を引く。
顔と腹には何やら呪文もしくは呪詛のような模様があり、緑色と黒色の斑模様のウロコも特徴的。
目は燃えるような赤色をしており、眼球はちゃんと爬虫類のそれである。


ナーガ系だけあって、地面を滑るように早く動く。地面に潜ったら
飛び出し」が来るので回避の準備をしておこう。
目から「石化光線」を発して石化状態にしてくる。他にもカエル状態にさせてくる「酸の雨」と「液飛ばし」など状態異常技が揃っている。リボンの用意はしておこう。
HPが減ってくると、1回だけ「黒い涙」で最大値の60%のHPを回復させる。


エネミー図鑑によると、ドロール洞窟の最深部に出没するナーガの亜種。
体色などは変化しているが、形状や性質は酷似しており、敵と認識すると、石化や蛙化といった攻撃を仕掛けてくる。また、種としての強さは「ナーガラージャ」を遥かに凌駕している。


ドロール洞窟の封印の扉ダンジョンにある石碑には、
ある歴代王が己の力を持ってしても、討ち果たせない「脅威」の存在を克明に記されていた。
最初に、自分が治めるルシスの地の一つ「スキア高地」の美しさについて触れ、
その後に、この大地の下に潜む汚らわしい「暗闇」について語っていった。
王はマハーナーガの事を「異形の毒蛇」と呼び恐れていた。
この王は石碑で初めて「神凪の檻」について詳しく記しており、
「脅威」を封印するには、神凪の命を代償にした聖域を作るしかなかったのである。
王は自分達が封じ込めたマハーナーガを含め、歴代の前王が封じた数々の「負の遺産」が公になり、
国そのものが崩壊するのを恐れ、この秘密は墓場まで持っていく事を決意する。
これが決して外に露見されぬよう、あえて苛政を布き、恐怖政治で民を縛り、自ら汚れ役を買って出た。
そして自らも、民からの恐怖の想いで己を縛りつけ、それを生涯全うした。
最後に、自分の果たせなかった使命を、後世の王に託し、石碑の文は終わっていた。

  • この石碑で初めて「神凪の檻」の詳しい説明が入り、それだとこれまで「脅威」と出会った歴代王の神凪は大半が王より先に、天に召された事になる。
  • この歴代王の印象は「真面目すぎる臆病者」という印象を受け、それ故に視野が狭くなりがちで、手荒な手段を用いりやすい人物に見えた。汚れ役になり、王家の秘密を守るのは結構だが、それで苛政を布くのは、いささかやりすぎではある。