書籍/【ファイナルファンタジーII 秘宝のドラゴン】

Last-modified: 2013-04-13 (土) 12:01:41

双葉社のファミコン冒険ゲームブックシリーズとして刊行された。著者は井上尚美。
総パラグラフ数462のゲームブック。
同シリーズのなかではかなり良くできた作品で、戦闘などアクションシーンでの運の要素は小さく、基本的に正しい選択肢を通ってフラグを立てていればクリアできる、純ADV的な作りになっている。
ストーリーは、世界制覇をたくらむ帝国と戦う、という大筋とワールドマップはFC版を踏襲しているものの、キャラクターにはかなり大胆な換骨奪胎が加えられている。最初のパーティーメンバーはフリオ(=ぼく)とガイの二人で、後にフィンの王女マリー(!)と魔術師ミンウが加わり、四人パーティーとなる。
ちなみにミンウはFC版とは違い、ガンダルフ的老人の姿を与えられ、またクライマックスでも重要な役割を担っている。他の主人公3人の得意武器はそれぞれ剣・斧・弓とFC版と同じ。あと、ガイは普通に喋る。
FC版から採用されて登場するモンスターは、ギガース、ラミア、ヘクトアイズ、アダマンタイマイ、黒騎士など。チョコボも出演する。

  • ゴードンが少しだけ出てくるが鼻持ちならないクズ野郎として描かれていた。
  • フィン王女のマリーは、ゲーム本編におけるヒルダとマリアを折衷したキャラである。