特技/【アームキャッチ】

Last-modified: 2024-03-01 (金) 13:35:35

FF7

キャリーアーマーの得意技。
発動すると必中・耐性完全無視でプレイヤーキャラ1名を捕獲し、行動不能にする。
解除方法は掴まれた腕の破壊以外にないが、その腕を攻撃すると掴まれたキャラにまでダメージが伝わるという鬼畜ぶり。
腕のHPの残りによっては掴まれたらどうあがいても戦闘不能になるという超鬼畜攻撃。ちなみに捕獲されるとまわされる。物理的な意味で。

  • 捕まった味方のHPは回復できない。腕に回復魔法を掛けると腕のHPは回復するのに味方にはダメージが伝わるという外道仕様となっている。
    従って味方が捕まったら全力で腕を壊しに行くしかないが、ラピスレーザーを放つ本体がそんなごり押しすら許してくれない。
  • >掴まれたキャラにまでダメージが伝わる
    攻撃するとパーツごとに標的にされた回数分掴み潰して来る」と表現した方が適切。
    (腕に攻撃したダメージが、捕まったキャラにダイレクトに伝わる訳ではない)
    • 因みに、その掴み潰し攻撃は意外にも魔法攻撃扱いらしく、マバリアで軽減される。
      また、捕まったキャラのHPが0になっても解除されるが、再びその腕にアームキャッチされる可能性が出て来る。

腕は2本あるため、運が悪いとふたり捕獲されてひとりでラピスレーザーを乱射する本体を相手しなければならなくなる。
戦闘不能者とこの技で捕獲されたキャラが揃うとゲームオーバーになる為、1人旅で掴まれたら即終了。たとえLv99であろうとも
1ターン目から容赦無く使用してくるうえこいつ自身の素早さも相当高い。
さらに腕2本、本体それぞれが完全に独立した別行動だからなおさらたちが悪い。

  • コイツの本業は運搬用ロボのくせにFF7の神羅製メカの中でも最強と言われる所以である。

捕まっている間はリジェネによる回復が一時的に効かなくなるものの、バリア・マバリア・リジェネの効果は継続したままになる(≒持続時間が減らなくなる)。
また、行動直前に捕まったキャラが解放されると、行動がリセットされず即座にその行動を行う。


もし他のメンバーがアームキャッチで捕まっている時にケット・シーリミット技の「合体」が発動すると
捕まっているキャラ達が消滅するものの、捕獲状態が持続したままになる。
この状態だとアームキャッチによる捕獲は受けなくなるが、アームキャッチの二次的効果は継続しており、ケット・シーが攻撃する毎に掴み潰しカウンターを受けてしまう(しかも人数分)。


海外版での名称は「Arm Grab」。
grabは「ぐいっと掴む」「ひったくる」「強奪する」と言った意味がある。
意味合いとしては共通する部分があるが、grabはcatchよりも暴力的なニュアンスがある。


初期状態では1/16、以降は攻撃を受けた後の両腕の残りHPが低い程カウンターで使って来る確率が上がり
75%以上なら1/128、50~75%なら1/32、25~50%なら1/8、25%以下なら1/2の確率で使われる。
残りHPをなるべく高く保っておけば格段に受け難くなる為、下手に手出しをしないか腕を破壊するならなるべく一気にダメージを与えるように。


言うまでもなく、この"アームキャッチによって吊された状態"はバトルで受ける状態異常とは完全に区別される。
受けたキャラが何らかのステータス変化を付与されているということはない。
最大HP欄の表示は変わらないし、ステータス画面で確認できるどの状態とも合致しない。捕縛されたキャラは瀕死モーションを取らない。従ってセーフティビットでもリボンでも防ぐことはできない。
そもそも、アームキャッチは攻撃ですらない。回避判定が発生する余地がないのは必中判定だからではなく、攻撃ではないからである。
この技は『当該技に指定されたキャラクターは、捕獲している腕が破壊されるまでターンが回らなくなる』という一連のゲーム上の処理を可視化しただけ、なのである。
ピラミッド水球と違って本体がモンスターを召喚するわけではないが、その同類にあたる(ピラミッドも全員喰らえば全滅する・回避不能・被弾後は行動不能)。アーム側で完結した処理なのである。
高いHPと素早さと魔法防御を持ち(ピラミッドのHPは10、水球は40。アームは10000)』
苛烈な全体攻撃を持つ本体とは独立したターンで
パーティの生存状態を考慮せず最大二人を捕縛する上に
破壊のために攻撃を入れる度にカウンターでダメージ
という諸々の自重の無さのおかげで同種の技と似ても似つかない脅威度になっているといったところか。


したがってこのアームキャッチ、なんと無敵をも貫通する
無敵は『全ての攻撃と回復、および値の正負を問わずHPのあらゆる変動と、良性悪性問わず状態変化の全てを無効化』するステータス変化であるが、アームキャッチはそのどれにも該当しない
対象を指定するが攻撃ではないというそのインチキくさい性質上、ステータスに一切タッチしない=変動させないため、無敵状態をアッサリ無視、ガッチリ捕縛してくれる。
(無敵になる術はエアリスリミットしかないため、通常のプレイではこのバトルで無敵になることはない)
スターを取ったマ○オ氏も、崖に落ちたら普通に死ぬのと同じ扱いである。
地面に立っているのが残り一人なら、狙われたキャラが黄金に輝いていようがお構いなしに引っ攫われてゲームオーバー。
また理屈で行けば、常時無敵状態である回想時のセフィロスや初期状態のルビーウェポンマジックポット(INT版)をも掴んでまわせることになる
間違いなくFF7最凶の敵技であろう。

  • 終盤頭のボスモンスターがこんな恐ろしい技をほぼ無条件でホイホイ使ってくる辺り、FF7のバトルバランスは妙に大味である。
    運搬用機械という特色を活かした技なのは良いが、これなら宝条コンボセーファ・セフィロスデインなども、もっとテコ入れがあって良かったのではないか。
  • が、後の検証により回想時セフィロスにだけは効かない模様。
    厳密にはグラフィックは回されるのだが関係なく行動をし続ける。
    どうも彼には通常の無敵とは異なる処理がされているらしい……。
    (詳細はセフィロスの記事にて)

【視聴覚室】

まわされるティファ(物理的な意味で)