設定/【戦いの輪廻】

Last-modified: 2021-12-07 (火) 21:45:39

「輪廻」とは仏教において魂が生まれ変わる事、またはその際に潜る輪を指す。
人間(に限られた事ではない)が、同じ事を繰り返す比喩にもこの言葉が使われる。
FFシリーズでは人間が過ちを繰り返すというだけでなく、タイムパラドックスなどによる時空間がらみの要因でこういう展開を迎える事がある。


FF1

ガーランド光の戦士達に倒されるが、
4つのカオスの力により2000年前のカオス神殿にタイムスリップし、カオスとして復活する。
その後、カオスとなったガーランドは力が衰え始めると200年ごとの未来に自分の分身である
4つのカオスを送り込み、クリスタルの力を奪い、自身はその時代から2000年もの間支配し続けて
再び「ガーランド」として転生し、そしてまたその自分を4つのカオスの力により過去へと飛ばし、
再びカオスとなって君臨する……ガーランドはこの戦いの輪廻を繰り返して閉ざされた時の中を廻っていた。


ガーランドが倒された時代から光の戦士達がカオス本体の存在する2000年前のカオス神殿にタイムスリップし、
カオスを倒した事により、この戦いの輪廻は断ち切られた。

DFF・DDFF

「ディシディアの世界」では「大いなる意思」によって「究極の混沌を生み出す」という目的のために様々な世界から戦士達が召喚され、コスモスとカオスの両陣営に分割され、壮絶な戦いが行われていた。
そしてコスモスとカオス、双方の神々のどちらかが敗れる度に大いなる意思と盟約を結んだ「神竜」が降臨し、
戦士達と神、そして世界の時間と記憶は巻き戻され(正確には浄化を受けてそれと似たような状態にされ)、
その繰り返しによる戦いの輪廻の中で神々と戦士達は戦わされていた。


しかし、DFF本編でコスモスが自らの力をクリスタルとして10人の戦士達に託して完全なる消滅を迎えた事、
またカオス自身も自らの消滅を選択した事により、戦いの輪廻は断たれた。
それと同時に、世界は滅びの危機に瀕したが、コスモスの戦士達が究極の混沌に目覚めたカオスを倒した事により、
彼らはそれぞれ元の世界へと還り、「ディシディアの世界」は本当の意味で戦いの輪廻から解き放たれた。


そしてコスモスとカオス、双方の神々のどちらかが敗れる度に
まあ、どちらかが敗れるというよりは、たぶんずっとカオスが勝ち続けコスモスが負け続けていたんだろうか。

  • 作中では2人の神の力は拮抗していたかのように言われているものの
    実際は勝負としてみるとカオス軍の方が条件的に明らかに有利であり、
    (カオスは己の力を自由に使えるのに対し、コスモスが力を振るうと世界を維持できなくなりコスモス軍の敗北になる等)
    大いなる意思の目的からも「神々の闘争」というより「カオスを鍛えるためのコスモス道場」に近い状態である。

FF零式

今作の戦いの真実も戦いの輪廻と言えるのではないだろうか。