【一般】-【画質向上の設定】-【高速化(Hacks)】-【高度な設定】
設定準拠バージョン:Dolphin 4.0
解説
基本的な項目について設定を行うページ。
基本設定
描画API
設定できる項目 | |
Direct3D9 | 処理が高速で、再現性も十分 Windowsのみ使用可能 |
OpenGL | 再現性が高いが処理は重め 環境によってはDirect3Dより速いことも |
Direct3D11 | 最新のAPIで、これでしか描画できない表現もある 最近のGPUを搭載したビデオカードかつ、Windowsのみで使用可能 |
Software Renderer | 実機に最も近い描画が可能だが、著しく重い 通常使用する必要はない。 |
※ Mac/Linuxでは Direct3D9 / Direct3D11は使用できないので注意。
環境/タイトルによって最適なAPIは異なるが、たいてい Direct3D9 か OpenGL で事足りるはずだ。
Software Renderer は ソフトウェア(CPU)処理だがマルチコア動作に対応しておらず、現状実用的とは言えない。
ビデオカード
GPUを二つ以上搭載している環境で、Dolphinでどれを使用するかを選択するための設定。
ちなみに、現状DolphinはマルチGPU(SLI/CrossFire)には対応していない。
表示設定
全画面表示時の解像度
画質重視ならAutoを、再現性重視なら内部解像度と同じ値を選択しておこう。
基本的には大きくしても動作速度にそれほど影響しないが、ビデオカードが十分なVRAMを搭載していない場合はカクつきの原因になる。
アスペクト比
アスペクト比の設定。通常は 自動 のままでOK。
設定できる項目 | |
自動 | アスペクト比を自動設定 |
強制的に16:9にする | ゲーム側の設定を無視して強制的に16:9に設定 ※『擬似ワイドスクリーン』機能を使う際はこれを選択しておく。 |
強制的に4:3にする | ゲーム側の設定を無視して強制的に4:3に設定 |
ウィンドウに合わせる | ウィンドウサイズに合わせて伸張 |
垂直同期
垂直同期の設定。有効にすると画面のチラつきが抑えられるが、微妙にパフォーマンスが落ちる。
スペックが足りていればまずチラつくことはないので基本的に無効でいいだろう。
全画面で表示
チェックを入れておくとゲーム起動と同時に全画面表示になる。
全画面表示中は Alt+Enter キーでいつでもウィンドウ表示に切り替え可能。
その他
FPSを表示
画面左上にリアルタイムFPSを表示する。
VPSを見たい時はウィンドウ表示にする必要がある。(タイトルバーに表示)
FPSのログを保存
チェックを入れておくと次回のゲーム起動時から動作中のFPSの数値を一定間隔で取得しログとして保存するようになる。
簡易ベンチマーク的な使い方が可能。ユーザーディレクトリの『Logs』フォルダに『fps.txt』という形で保存される。
ウィンドウサイズを自動調整
有効にすると内部解像度に合わせてウィンドウサイズが自動で変更されるようになる。
好みの大きさに変えたい時はこれを無効にして、マウスでウィンドウの枠を引っ張ればよい。
最前面に表示
チェックを入れておくとエミュレーションウィンドウが他に開かれている全てのウィンドウより手前に表示されるようになる。
マウスカーソルを隠す
チェックを入れておくとエミュレーションウィンドウにフォーカスがあるときに限ってマウスカーソルが非表示になる。
メインウィンドウ部分に描画
ゲームリスト部分にエミュレーション部分を表示する。
各種ツールや設定にアクセスしやすくなるが、ゲーム画面に集中しづらいかも。お好みでどうぞ。
動作風景
◆このページについての質問・指摘・検証 etc...
- シェーダコンパイルってなに? -- 2018-09-12 (水) 19:26:21
- シェーダー(GPUの描画ユニットのこと)を使ってコンパイル(機械語に翻訳)すること -- 2020-03-03 (火) 20:21:53
- RTX20シリーズのGPUを使っているとDirect3D12も使えるみたいです -- 2020-11-08 (日) 15:33:28