離宮八幡宮

Last-modified: 2013-10-07 (月) 00:25:51
 

離宮八幡宮
りきゅうはちまんぐう
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(参拝日:平成25年7月13日)
住所:京都府乙訓郡大山崎町大山崎西谷21-1mapionlogo.gif
主祭神:応神天皇、神功皇后、酒解大神、比売三神
社格:府社
主な祭礼:5月5日(春季大祭)、10月10日(秋季大祭)
webサイト:離宮八幡宮

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↑神門↑
(由緒:神社webサイトより)
平安時代(794~)の始め、清和天皇が太陽が我が身に宿る夢を見、神のお告げをお聞きになりました。

そのお告げとは国家鎮護のため、九州は宇佐八幡宮?より八幡神を京へ御遷座せよというものでした。
そこで清和天皇は僧の行教にそれを命じます。

天皇の命を受け、八幡神を奉じて帰京した行教が山崎の津(当時淀川の航海のために設けられていた港)で
夜の山(神降山)に霊光をみました。

不思議に思いその地を少し掘ってみると岩間に清水が湧き出したのでここにご神体を鎮座し、
社を創建することにしました。

貞観元年(859)国家安康、国民平安を目的とする「石清水八幡宮」が建立されました。

ここは嵯峨天皇の離宮である「河陽宮」の跡地であったため、後に社号が「離宮八幡宮」と改称されました。

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↑拝殿↑
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↑鳥居↑
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↑石清水(井戸)↑
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↑荏胡麻↑
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↑油祖像↑
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↑八幡宮傍示石↑
(以下、余談)
淀川と天王山に挟まれた大山崎に鎮座する神社です。神社のすぐ裏にはJR山崎駅があります。
狭い地形ですが、JR山崎駅、阪急大山崎駅、名神高速・京滋BP・京都縦貫道大山崎JCT/ICがある交通の要衝です。

神社の沿革を読んでいると、対岸の男山にある石清水八幡宮は当社より分祀されたことになっています。
石清水の名称は、当宮に湧き出る霊泉『石清水』に因んだとしています。
江戸時代の元禄年間、『石清水』の名称と地位をめぐって両社は京都町奉行所に6回にわたる訴陳を起こしました。

大山崎は製油発祥の地とされ、神門をくぐってすぐのところに油祖の像があります。
社務所前のプランターに荏胡麻が植えてありました。ほんものを見たのは初めてでした。
当社の神官が、貞観年間に「長木」という搾油器を発明し、荏胡麻油の製油を始めたことに由来します。
中世には生産者たちは八幡宮を本所として油座を組織し、全国の油専売権を握りました。
しかし、大阪などを中心に菜種や綿実を原料とする製油が興ると、急速にその地位を落としました。