埴生神社

Last-modified: 2013-08-21 (水) 23:19:12
 

埴生神社
はぶじんじゃ
はぶ.jpg
(参拝日:平成25年5月3日)
住所:千葉県成田市郷部994mapionlogo.gif
主祭神:埴山姫命
社格:郷社
主な祭礼:7月17日(例祭)
webサイト:埴生神社

はぶ1.jpg
↑鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
創建年代は不詳ですが、和名抄によると、この辺りは埴生郡と言われ、約一五〇〇年前にこの地方に集落を構え、
土師器を作って生活を営んでいた、土師部一族が自分達の祖神、氏神である『埴山姫之神』を祀り古代祭祀を執り行ったのが
始まりと伝えられております。

社殿が建っている場所は、土師部一族の祖を祀ったとされる古墳の跡に建立され、
必然的に成田の町の中で高い所に鎮座しています。

当神社は通称三ノ宮といわれ、その昔物資が利根川流域より運び込まれた為栄町矢口の一ノ宮、成田市松崎の二ノ宮、
そして終着の三ノ宮の順になったとされています。その名残か、現在埴生神社の社殿は利根川に向かって立ち、
真西をむいております。

歴史的に年代が出てくるのは、まず仁安三年(西暦一一六八年)正月大吉日に埴生郡を領していた成田五郎頼重が、
鉱物を奉納したと言うことが書かれており成田という文字が出てくる最初と言われております。

次に寛元二年(西暦一二四四年)六月、同じくこの地方を領していた埴生次郎平時常が神輿を寄進しており、
この頃より神輿渡御が始まり七月十七日(現在は七月の海の日の前土曜日)の例祭の神輿渡御は、
七五〇年以上の歴史があります。

はぶ2.jpg
↑社殿↑
はぶ3.jpg
↑池↑
はぶ4.jpg
↑地蔵&馬頭観↑
(以下、余談)
成田山新勝寺の近くに鎮座します。全国にその名が知れ渡る有名な寺院ですね。
この日も参拝者で付近の道路は渋滞していました。

土師部一族が焼畑農業を行いながら、土師器を造って生活を営んでいたところとされ、古墳も見つかっています。
近郷には玉を造る玉作郷、麻を生産する麻在郷、機を織る酢取郷がそれぞれ形成されていました。

なお成田市並木町にも埴生神社がありますが、総本社はこちらの神社とされています。