寒川神社

Last-modified: 2013-11-25 (月) 23:42:34
 

寒川神社
さむかわじんじゃ
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(参拝日:平成25年5月2日)
住所: 千葉県千葉市中央区寒川町1-123mapionlogo.gif
主祭神:天照大御神、寒川比古命、寒川比売命
社格:式内小社、村社
主な祭礼:8月19-21日(例祭)

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↑鳥居↑
(由緒:現地案内版より)
一説には延喜式内社の寒川神社と言われ、寒川地区の総鎮守で、
古く神明神社または伊勢神明社と呼ばれていました。

天照大神を主神に寒川比古命、寒川比賣命を脇神にまつり、
天正19年(1591)徳川家康も社領十石を寄進していて、
明治元年(1868)に社号を寒川神社に改めました。

昔は、海上往来の船が同社沖にさしかかると札帆といい帆を半ば下げて航行し、
また社前を馬上で通行する者は下馬して敬意を表したと伝えられる。

昭和39年の出津海岸の埋立てまでは、8月20日の祭礼に大鳥居から神輿が勇壮に海に入る
海上渡御の古式(お浜下り)が行われていました。

当社はたびたび火災にあい多くの宝物を失いましたが、
神鏡・神幣・獅子頭は焼失を免れ現在に伝えられています。

特に獅子頭は、桐材漆塗で刻法は力強く、全体に古雅であり、御神体として祀られています。

また頭の内側に文明13年(1481)の修理朱墨銘があるが、様式が法隆寺に伝わるものと類似している所があり、
製作年代を鎌倉時代とする説があります。

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↑社殿↑
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↑境内社合殿↑
(以下、余談)
千葉市街地の中心を抜け、少しずつ住宅地と海岸の工業地帯が広がるようなところに鎮座します。
延長5年(927年)に完成した『延喜式神名帳』に記載のある「寒川神社」が当社だと考えられています。

創祀については不詳ですが、古くから海上安全・八方除けの神として信仰されていたことから、
神奈川県寒川神社?との何らかの関係があったのではないでしょうか。

昭和39年の出津海岸の埋立てまでは、海岸の大鳥居から神輿が勇壮に海に入る海上渡御が行われていました。
一時期は祭礼が斎行されませんでしたが、平成10年から復活し、12年に「御浜下り」が盛大に行われました。
現在は毎年8月20日に行われています。