築土八幡神社

Last-modified: 2013-06-01 (土) 07:44:16
 

築土八幡神社
つくどはちまんじんじゃ
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(参拝日:平成25年3月2日)
住所:東京都新宿区筑土八幡町2-1mapionlogo.gif
主祭神:応神天皇、神功皇后、仲哀天皇
主な祭礼:9月15日(例祭)

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↑鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
昔、嵯峨天皇の御代(今から約千百五十年前)に武蔵国豊嶋郡牛込の里に大変熱心に八幡神を信仰する翁がいた。
ある時、翁の夢の中に神霊が現われて、「われ、汝が信心に感じ跡をたれん。」と言われたので、翁は不思議に思って、
目をさますとすぐに身を清めて拝もうと井戸のそばへ行ったところ、
かたわらの一本の松の樹の上に細長い旗のような美しい雲がたなびいて、雲の中から白鳩が現われて松の梢にとまった。
翁はこのことを里人に語り神霊の現われたもうたことを知り、すぐに注連縄をゆいまわして、その松を祀った。

その後、伝教大師がこの地を訪れた時、この由を聞いて、神像を彫刻して祠に祀った。
その時に筑紫の宇佐の宮土をもとめて礎としたので、筑土八幡神社と名づけた。

さらにその後、文明年間(今から約五百年前)に江戸の開拓にあたった上杉朝興が社壇を修飾して、
この地の産土神とし、また江戸鎮護の神と仰いだ。御祭神は応神天皇、神功皇后、仲哀天皇である。

現在、境内地は約二千二百平方米あり、昭和二十年の戦災で焼失した社殿も、昭和三十八年氏子の人々が浄財を集めて、
熊谷組によって再建され、筑土八幡町・津久戸町・東五軒町・新小川町・下宮比町・揚場町・神楽河岸・神楽坂四丁目・
神楽坂五丁目・白銀町・袋町・岩戸町の産土神として人々の尊崇を集めている。大祭は九月十五日に毎年行われる。

境内には庚申塔(後出)・鳥居(享保十一年(一七六二年))・狛犬(文化七年(一八一〇年))・百度石(明治十五年)などの
古い石造物や、「金太郎」「一寸法師」「花咲爺」などを作曲した田村虎蔵の歌碑(昭和四十一年)がある。

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↑拝殿↑
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↑宮比神社↑
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↑神輿庫↑
(以下、余談)
JR飯田橋駅近く、大久保通りに面して神社の参道があります。
駅前や神社前の交差点は行き交う人が多いですが、神社の境内には誰も居らず、静かで別世界のようでした。

交差点前にある鳥居は、新宿区内最古の鳥居で享保11年(1726年)のものらしいです。
参道の途中には田村虎蔵顕彰碑があります。『浦島太郎』や『金太郎』の作曲で有名ですね。近くに住んでいたそうです。