赤坂氷川神社

Last-modified: 2013-05-10 (金) 23:13:33
 

赤坂氷川神社
あかさかひかわじんじゃ
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(参拝日:平成24年12月31日)
住所:東京都港区赤坂6-10-12mapionlogo.gif
主祭神:素盞嗚尊、奇稲田姫命、大己貴命
社格:准勅祭社(東京十社)、府社
主な祭礼:9月15日(例大祭)
webサイト:赤坂氷川神社

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↑鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
創立の起源は、古い書物によると、天暦五年(村上天皇 九五一年)武州豊島郡人次ヶ原
(俗称・・・古呂故ヶ岡・赤坂四丁目一ツ木台地)に祀られました。

これよりおよそ百年後の治歴二年(御冷泉天皇一〇六六年)、関東に大旱魃が発生、降雨を祈ると
その霊験があり、以来よく祭事が行なわれました。

江戸時代、幕府の尊信は篤く、八代将軍徳川吉宗公が享保元年(一七一六年)将軍職を継ぐに至り、
同十四年(一七二九)に老中岡崎城主水野忠之に命じ、現在地(豊島郡赤坂今井台)に現社殿を造営、
翌十五年(一七三〇)四月二十六日に、一ツ木台地から現在地への遷宮が行われ、
二十八日に将軍直々の御参拝がありました。

以後十四代家茂公まで歴代の朱印状(※港区文化財)を下附され、より一層の御神徳を高め、
開運・厄除・良縁の鎮守神として尊崇を深められました。

大正以前は山車十三台(現存九台)で御用祭が行われました。

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↑拝殿↑
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↑御神木・氷川神社のイチョウ↑
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↑四合稲荷神社↑
(以下、余談)
東京ミッドタウンや六本木エリアが近い赤坂の閑静な住宅街の中に立地しています。
もともとは赤坂4丁目付近にありましたが、徳川吉宗の命により現在地に遷りました。

都内にある麻布氷川神社、渋谷氷川神社、簸川神社など「江戸七氷川」の筆頭とされています。
現在では、准勅祭神社として定められた『東京十社巡り』で訪れる人が多いのではないでしょうか。

境内に一際大きな大銀杏の樹がありますが、樹齢は当地に神社が遷った享保15年(1730年)の時点で
すでに100年を超えていたとされています。現在は、幹径約2.4m、幹周約7.5mを測る推定樹齢400年の古木です。
港区内に現存するイチョウでは、最大である善福寺「逆さイチョウ」に次ぐ規模と樹齢です。

四合(しあわせいなり)稲荷神社という境内社が東側にあります。
古呂故稲荷・地頭稲荷・本氷川稲荷・玉川稲荷の4社を明治31年に合祀した神社であり、
幕末より赤坂在住の勝海舟により名付けられました。勝海舟筆の「四合稲荷社」という扁額も現存しています。