須賀神社

Last-modified: 2013-05-10 (金) 23:13:45
 

須賀神社
すがじんじゃ
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(参拝日:平成24年12月31日)
住所:東京都新宿区須賀町5mapionlogo.gif
主祭神:須佐之男命、宇迦能御魂命
社格:郷社
主な祭礼:6月7-10日(例大祭)
webサイト:須賀神社

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↑鳥居↑
(由緒:現地案内板より)
須賀神社はもと稲荷神社であった。

稲荷社は往古より今の赤坂一ツ木村の鎮守で清水谷にあったのを、後、寛永十一年に江戸城外
堀普請のため当地に移されたものである。

須佐之男命の鎮座の儀は、寛永十四年島原の乱に日本橋、大伝馬町の大名主馬米勘由なる者幕府の命により
兵站伝馬の用を勤め、その功績により、現在の四谷中心部商地一円の支配権を拝領した機に、
寛永二十年神田明神社内に祀ってあった日本橋大伝馬町の守護神を地元氏の総発意により、
四谷の氏神様として勧請し、翌寛永二十一年六月十八日に稲荷神社に合祀し、
以後御両社として祀るようになった。通称四谷の天王様として明治維新まで親しまれて来た。

明治元年に須賀神社と改称され、明治五年に郷社に昇格、戦後は制度改正により旧社格は撤廃された。

戦災前の御社殿は文化十一年八月に起工し、十五年の歳月をかけ、文政十一年十二月に竣功、
社殿は権現造りの比類なき立派な建物であったが、昭和二十年五月二十四日の東京大空襲の折、
御本殿並びに御内陣と攝社天白稲荷社を残し、外一切の建物が焼失した。

然し戦後氏子崇敬者の赤誠により、今日の復興を見るに至った。

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↑拝殿↑
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↑三十六歌仙↑
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↑天白稲荷神社↑
(以下、余談)
東京四谷総鎮守と御朱印と書かれていますが、鎮座地は須賀町です。
神社から石段を下り、谷状になった地形を新宿通りの方向に進むと四谷になります。

境内では作業着姿の人が往復していました。この日は大晦日だったので、新年の準備でしょうか。
その作業着姿の人に「写真撮るならこっちも撮りな」と社殿内に飾ってある三十六歌仙の絵を紹介されました。

四谷大番町(大京町)の旗本大岡雲峰(1764-1848)の絵と、公卿千種有功(1797-1854)の書により、
天保7年(1836)に完成・奉納したものです。四谷総鎮守として昔から信仰を集めたことを物語っています。