粟嶋神社

Last-modified: 2013-06-23 (日) 22:07:04
 

粟嶋神社
あわしまじんじゃ
あわしま.jpg
(参拝日:平成25年6月15日)
住所:鳥取県米子市彦名町1404mapionlogo.gif
主祭神:少彦名命、大己貴命、神功皇后
社格:郷社
主な祭礼:4月12日(春季大祭)、10月12日(秋大祭)

あわしま1.jpg
↑鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
御祭神の少彦名命は、神代の昔、大己貴命(大国主命)と共にこの国を開き、人々に医療の法を教え、禁厭の術を授け、
万病よりお救いになった神であり、その尊い御神徳は古事記、日本書紀に記されている通りである。

後に常世の国に御渡りになったその最後の地がこの粟嶋である。当神社の創建年代は不明だが、
古来より神の宿る山(神奈備山)としての信仰があり、神功皇后・後醍醐天皇御祈願の伝承、戦国時代尼子氏の寄進、
江戸時代城主代々の崇敬等も記録に残る、長い伝承と歴史をもった神社である。

山頂の御社殿は、昭和十一年十二月再建のものであり、総台湾桧造りで屋根は銅板葺き、弓浜地方随一を誇る。
又、粟嶋の森は、神の宿る森として千年来保護されて来たのでその植生は珍しく、鳥取県の天然記念物に、
又、米子市の名勝に指定されている。

粟嶋は、伯耆風土記逸文によると、少彦名命が粟の穂にはじかれて常世の国に渡られたので粟嶋と名付けたとある。
昔は島だったが、江戸時代の中頃、陸続きになった。

あわしま2.jpg
↑社殿↑
あわしま4.jpg
↑神門↑
あわしま5.jpg
↑伊勢神宮遥拝所↑
あわしま3.jpg
↑荒神社↑
あわしま6.jpg
↑米子水鳥公園(遠景)↑

(以下、余談)
米子から境港まで延びる中海と日本海の美保湾に挟まれた半島にある神社です。
内浜産業道路を境港方面に進むと神社があります。米子水鳥公園や中海が遠くに望める標高38mの丘に位置します。

古事記・日本書紀にも記されている、国をお開きになった少彦名命が常世の国に渡ったところです。
神奈備山として古来から信仰され、神功皇后・後醍醐天皇・尼子氏・池田氏などが祈願に訪れています。
江戸中期までは中海に浮かぶ小島でしたが、江戸末期に埋め立てが進み、陸続きになりました。

少彦名命が粟嶋に舟で到着されて最初に上陸したとされる「御岩宮祠」、
人魚の肉を食べ、不老不死となった娘の伝説が残る「静の岩屋」、など様々な伝説が残ります。