賀露神社

かろじんじゃ

（参拝日：平成25年6月16日）

住所：鳥取県鳥取市賀露町北1-21-8

webサイト：賀露神社

六国史の「三大実録」に「陽成天皇天慶二年十二月(九三九)授因幡国従四位下賀露神従四位上」と、神階奉授の記録がみえ、
平安時代の「承徳三年(一〇九九)因幡守の平時範記」には、国司参拝のことが記載されている。

江戸時代には歴代藩主の崇拝が篤く、社殿・社領の寄進や参拝が行われてきた。(随神門が現存する寄進の建造物である)

明治五年、県社に列格。同四十年、県神饌幣帛料供進神社に指定され、明神さん、大神さんと称されてきた。

(以下、余談)
松葉ガニの水揚港で有名な賀露港、現在の鳥取港の近くに鎮座する神社です。

この日は「吉備真備杯囲碁大会」が開催されており、社務所は棋士たちで大混雑でした。
吉備真備公が賀露沖の鳥ヶ島に漂着された際、お礼に囲碁を教えたというエピソードが伝わっています。
第１回は平成２０年からと比較的新しい行事のようですが、なかなかの盛況のようですね。
その行事との関係はよく分かりませんが、境内に大漁旗が掲げられていました。

毎年４月２９日に行われるホーエンヤ祭も同じく吉備真備のこの故事に因んだものです。