KV-1S

もう一つのソ連重戦車ルートの始まり

どんなの

重すぎて地面に埋もれたKV-1の装甲を減らすことで改善した戦車。
コイツから高機動力の重戦車ルートが始まる。

よいところ

2種類の優秀な主砲を使うことができる。
122 mm Howitzer S-41はKV-1の122 mm U-11に発射速度・精度がビミョーに劣るが機動力に優れるこの戦車なら回り込んで背後の薄い部分へ撃つ、といった使い方ができる。
85 mm S-31は同じくKV-1の85 mm F-30より貫通がまたビミョーに劣るとはいえAPで119、APCRで159あるうえ、精度も0.42とそこまで悪くなく火力も160あり、照準時間はKV-1より早いため扱いやすい。
自分のスタイルに合わせて戦うことが可能だ。
また機動力は同格重戦車の中でも優秀であり、陣地転換はもちろんのこと回り込みや一撃離脱戦法といったKV-1ではできない戦法が可能であり、幅広い戦いをすることができるのであ～る。

ダメなところ

ソ連戦車ってーのはもともと俯角がイマイチだけど、コイツはその中でも抜群に悪い。
122 mm Howitzer S-41でも俯角は5度しかできず、85 mm S-31に至っては僅かに3.5度。

これでマジで限界なの!?と思うかもしらんが限界なのである、たしか。
そう、この戦車は戦法が増えた一方でちょっとした起伏に弱いというなかなかつらーい部分がある。
また機動力の代わりに正面装甲は均一な75mm。重戦車同士の打ち合いではややつらいものがある。
とはいえそこそこ素直な形なので昼飯でカバーできるほか、格下には十分通用する程度は持っている。

始まりの戦車

この戦車の特徴は基本的にこの先、KV-85やISシリーズにだいたい共通するものである。
そのためこの戦車でしっかり学習したうえで先に進んでいくことを勧めよう。
この戦車は走攻守のバランスがこのTierのなかでは高いほうにまとまっているため、君を導くのにふさわしい車両であるといえるはずだ。