AMR 35

2019年の年末イベント(ホリデー作戦2020)で配布されたTier2フランス軽戦車
過去には2017年末のT-29とか2018年末のMKAみたいな
配布のわりに優秀な車両が配布されているが今回は…

強いところ

・低Tierのフランス軽戦車といえば重装甲の代償に20kmそこそこしか出ない低速車両ばかりだったが
　こいつはなんと最高速度55km！すごいぞ！「最高速度の数値」だけは
・MKAよりは低いけどHP180は高めの数値
・俯角が-12°まで取れる　砲塔がコンパクトなので稜線に隠れてちくちく撃ってると相手をけおらせることができそう
・隠蔽は結構いい部類で視界も320mとTier2ではトップクラス　偵察は結構いけそう

弱いところ

・フランスの癖に速い…つまり皺寄せは当然どこかに来るわけで
　装甲は砲塔正面20mm 車体も15mmしかない　機関砲もモロズッポ抜け
・速いと言ってもHotchkiss H35とかRenault R35みたいな連中に比べての話であって出力重量比は12.12しかない
　ちなみに同格の快速車両といえる連中は大体この数値が30前後に達している
　実際乗ってみたところ20kmくらいから露骨に加速が落ちてゆるゆると30kmまで出たところで頭打ちといった感じ
　下り坂なら速度は出るけど実用範囲の速度ではむしろ遅い部類に入る
　おまけに砲塔や車体旋回も遅めなんだよねこいつ…
・主砲が単発27ダメージの25mm砲　D1で他の砲よりはマシと仕方なく使うあの主砲がこの戦車では唯一の選択肢となる
　貫通や精度や照準時間は優秀なんだけどさすがに同格を倒すのに6-7発必要な単発の低さはいかんともしがたい
　DPMも高いわけじゃないので単発の低さを補おうと撃ち続けていると　それ以上のダメージをもらって早死にすることになる
　D1なら相手によってはハルダウンして地味に固い砲塔ではじきながら撃ち続ける戦法も可能なんだけど…
　

やっぱり駄目だよこの車両！

フランス軽戦車から装甲を奪った代償に機動力を与え損ねた残念な車両
戦前のフランス軽戦車の中では機動力が高い部類なんだけど　そりゃ史実のスペックをそのまま再現するとこういう装甲も機動力も中途半端な状態になってしまう　(ちなみに実車両の多くは7.5mm機銃とか13.2mm機銃装備が中心だったりする　そっちが実装されていたらもっと辛かったはず)
それなりの偵察性能を生かすにしてもこのTierでは視界と隠蔽を使った睨み合いより先に各プレイヤーが雑に突っ込んでいくからあまり生かされないような…

最初に過去のホリデー作戦では結構いい車両が配布されていたって書いたけど
それ以前の年末の配布車両を見てみると2016はL-60?　2015は43 M. Toldi III　2014ではPz.Kpfw. II Ausf. Dと残念車両も結構配布されていたりする
あまりまともな車両を配布しすぎたから手心を加えて「配布車両はおまけである」という基本に立ち返ったのだろうか

投票

コメント