あの烏帽子のような頭と凶悪なQF 6-pdr 8 cwt Mk. IIがこっちを向いているぞ、恐怖を感じろ!
Vickers Medium Mk.Ⅰについて
Tier1のイギリス中戦車
tier1において紙装甲と鈍重な巨体で「大きな的」として初心者にとってボーナスキャラと見られていることであろう。
しかし!この戦車はとてつもない紳士成分を隠し持っていることをこの記事で披露したい!!
イギリスルートの祖でいつの間にか通り過ぎてしまう戦車かもしれないが、本当の真価を知ったとき「お前らこそボーナスキャラだったんだよ!?」と思えること請け合いでる。
Vickers Medium Mk.Ⅰの魅力
まずこの戦車一番の魅力はなんといっても
である!!
最終砲QF 6-pdr 8 cwt Mk. IIは平均貫通力45mm、平均威力70という圧倒的火力を持っている。
これは本車両が出会いうる敵ほぼすべてを貫通し、tier1なら2発、tier2なら3発でノックアウトできてしまう火力である。
榴弾の威力もすさまじく、T1やMS-1などは威力の触れ幅によっては1撃!、他の戦車も衝撃ダメージやクルー負傷やパーツ破損といった深刻なダメージを与えることが出来る。
これぞまさしくロマンだ!!
他にも、
- 耐久値140というタフネス
- 瞬間火力360の15 mm Machine Gun BESA
- 実はtier1中一番精度がよく、gold弾は最終砲のgold弾より高い貫通力ペネ66mmの初期砲
- クルーがスタンダードな5人体制
といったgoodな要素があるぞ
Vickers Medium Mk.Ⅰの弱み
そう、まさに漢字一文字で・・・
ちなみに装甲はゲーム中ワースト2だぞ!すごい!(まさにボトムズよろしく鉄の棺桶のような戦車と言えよう。なお1位はTier7TDのプレミアム戦車:M56 Scorpion)
特に足の速い敵や機関砲持ちには大のニガテでそれを併せ持ったドイツ戦車は特に天敵としている
また地味な点ではあるが「中戦車」であることでミニマップで1車種だけアイコンが浮いていて識別されやすい点も「的」になりやすい要素の一つである(涙)
Vickers Medium Mk.Ⅰは丸見え(イヤ~ン)
おじさんあんまりにこの車両が気に入っちゃったもんから、どうしても異常に発見される「バグ」が気になってしまい、この子の隠蔽率を調べてみたよ。その結果驚くべき事実を発見してしまったのサ!
固有隠蔽率 | 静止時 | 0.19 |
停止時 | 0.15 | |
発砲補正 | 0.246 |
さ、さ~て、じゃあ他のTier1戦車と比べてみようか!(必要ないだろうけどね)
戦車名 | 停止時 | 移動時 | 発砲補正 | 最終視界範囲 |
Vickers Medium Mk. I | 0.19 | 0.15 | 0.246 | 280m |
MS-1 | 0.322 | 0.279 | 0.249 | 280m |
Leichttraktor | 0.302 | 0.264 | 0.241 | 310m |
T1 Cunningham | 0.311 | 0.271 | 0.258 | 280m |
RenaultFT | 0.300 | 0.261 | 0.335 | 280m |
Renault NC-31 | 0.274 | 0.228 | 0.257 | 280m |
MK1以外の数値は本wikiから。Nc-31の発砲補正は上記のデータから算出
こりゃイカン!!他の戦車の3分の2も隠蔽力が無いどころか移動したり発砲してる彼らより停止してるMedium Mk1のほうが見つかりやすいぞこれ・・・・・・!!
というか隠蔽値が高tierのHT並みに酷い(汗
・停止しているMedium MK1にLeichttraktorが接近するという状況
・車長の熟練度は両方100%、スキル無し、カモネット無し
視点 | 裸眼での敵発見距離 | 光学皮膜 | カニ眼鏡 |
停止中のMk1 | 280-(280-50)x0.132=249.64m | 308-(308-50)x0.132 =273.944m | 350-(350-50)x0.132 =310.4m |
移動中のLoL | 310-(310-50)x0.095 =285.3m | 341-(341-50)x0.095 =313.355m | - |
おわかりだろうか、視界取り合い合戦では絶対に勝負にならない。カニ眼鏡とカモネットを発動させてようやくギリギリ初手を取れるかどうかになるだろう。おじさんはマリノフカの中央の茂みにスポッティングしに何度も行ったことがあるがこれを見るとキチガイの所業だったということが分かるね(ニッコリ
しっかりと遮蔽物を盾にしよう、茂みや距離はまったく意味をなさないぞ。
(もしつけるなら)カニ眼鏡やネットよりもラマーや換気扇などのほうが効果があるだろう。
Vickers Medium Mk.Ⅰに興味をお持ちになった紳士の皆様へ
さて、ここらで紳士に目覚めた皆様のために本車両の乗り方について僭越ながら少し講釈させてもらうし!
紅茶は用意したかな?
焼きたてのスコーンにたっぷりジャムつけたかな?
もちろん最終砲に換装済みだろうな?
・・・よし、じゃあ紳士に必要なことを教えるとしよう
上記で書いた通りこの車両は
- 圧倒的火力
- 圧倒的「的」力
の2つの特徴をもっておる。一言で言えば攻撃力MAX守備力MINIMAMといったところか。
- まずは攻撃面について
上記でも記した通り単発威力70はtier1戦車全てをほぼ2発で沈めることが可能な威力でtier2の戦車でも3発当てれば沈む。貫通力45mmはマッチングで出会うほぼ全ての敵を真正面から貫通することが可能である。
ただし、アメリカのT18戦車は正面装甲厚51mmを誇り、貫通力57mmのgold弾を使用しても距離や角度が少しでも悪いと抜くことが出来ない。また、tier2のドイツ車両は正面装甲が厚くなっているものもおり、これも距離や角度によっては弾かれる恐れもある。とにかくT18戦車には側背面出なければ攻撃が通用しないことだけは覚えておくのだ。まったく、コーヒーなどというものを飲んでるメリケン共め、なんてものを作ったんだ
困ったことに砲の精度はかなり悪い。レティクルを最後まで絞ってもかなりの頻度で円の外に外れる。自動照準ではなくなるべく敵が真ん中になるように狙いを定めるように。いいか、連射は利くほうだが照準はきちんと最後まで絞るのだぞ。 - 次に防御面について
防御面については圧倒的火力を持つ代わりにかなぐり捨てたような性能になってしまっている。堂堂と身を守る鎧を捨てて戦場に赴くその姿勢はまさに紳士。- 装甲が薄い
ほぼ全面6mmの装甲厚はゲーム中最低値であり敵の攻撃を確実に貫通させてしまう。角度をつけても弾くことが適わず、特に機関砲をもろに食らってしまうのは大問題である。 - 車体が大きい
tier1,tier2においておそらく車高,車長ともに1番大きい。草むらや遮蔽物に隠れきれない、遮蔽物に隠れながら砲をだそうとしても砲塔が丸出しになる、的として大きく当てやすい、俯角を生かしづらい、など良い所がまるで無い。一応死体が味方の遮蔽になるというメリットにもなるぞ・・・HAHAHAHA
砲塔換装後は帽子のような出っ張りが出来、斜面において見つかりやすくなり被弾面が増えるといったデメリットになる。
また前述の装甲の薄さもあいまって機関砲にとってはいい的になる。 - 足が悪い
加速度、最高速ともに悪い。位置取りや戦況の変化に合わせた移動に苦労することになり加勢や逃走の機会を逃すことになる。
加速度の悪さは戦術面で影響を及ぼす。飛び出しうち時に後退速度の遅さが影響して反撃をもらうことが多々ある。さらに機関砲を撃たれた場合遮蔽物に完全に隠れるまでにかなり被弾を受けてしまう。 - 隠蔽率が悪い
tier1において1両だけ半分程の隠蔽率しかない。車体の大きさ以上にこれが本車両が敵に狙われやすい要因となっている。上記の通り動いてる敵車両より本車両のほうが見つかりやすいありさまであり、カニ眼鏡やネット、スキルが無い状況ならば他の車両より立ち回りに気をつけなければならない。もちろん持っていても注意が必要である。 - 体力が多い
これに関してはメリットで、しかも意外と大きなメリットである。本車両は装甲が薄くも体力が多くタフなおかげで比較的長く耐えやすい。他の車両の砲弾は平均40ほどの威力なので「こちらは2,3発で倒せるのに敵は4,5発かかる」というのは装甲が紙同然でもかなりの優位性を持っていると思わないか?
ただし本車両自体やT18や機関砲は簡単に体力を溶かしてくる。特にT18の75mm砲の威力175のHE弾は装甲がペラペラなおかげでどこにあたっても一撃で死ぬ。間違いなく「一撃で」・・・だ、
- 装甲が薄い
- 本車両を活躍させるために
- 立ち回りにおける注意点
前述の通り最高に「的」としての要素が盛りだくさんな本車両で立ち回るに際して注意すべきことは- 草むらに隠れない
- 広らけた場所に絶対出ない
- 必ず隠れられる遮蔽物の近くにいる
- すぐに隠れられる場所の近くを移動する
- 撃ったらすぐに遮蔽物に隠れる
- 見つかったら敵の視界が途切れる12秒間絶対自分から出て行かない
ああ、あともう一つあるぞ、- T18が正面向いているときは相手にしない
- 必須戦術
「先手を取って1発当てて身を隠し、反撃に来た敵に2発目を当てて、倒しきれない場合は体力で1発受けて3発目で確実に1両倒す」
画像も張るからちょっと待っててネ!
いわゆるシレンシリーズの曲がり角でかまいたちで先制2回攻撃をするのと同じこと。敵の現れそうな場所を車体を隠しながら狙い、先手を撃ってすぐに隠れ、相手が反撃に現れたら2発目でしとめるのだ。前述の通りこの車両は体力が多いので、倒しきれなくても敵の一発を持ちこたえて1体確実にしとめることがかなり安定して行える。
かなり安定するこの戦法だが通用しない敵も存在する。一人は前述で述べたT18、非常に硬く、2発で倒しきれず、攻撃力も高い。もう一人はPzKpfwIIでコイツはそこそこ硬い上に超スピードで肉薄してきて機関砲で体力140を溶かしきる力があり安定しずらい。なるべく相手にしないのがbetterだろう。
この戦術を身に着ければキルレシオが1を超えることも可能だ。
- 立ち回りにおける注意点
どうだね、参考になったかね?
とくにかまいたち戦術をモノにできた時、あらゆる要素を捨ててでも火力特化したほうがWoTというゲームにおいて戦闘、評価で有利であり、火力以外を捨て置いてもこの戦車が「優秀」であることを真に理解できるだろう。
満足できたならtier1戦をMedium Mk.Ⅰで思う存分楽しむといいだろう
「」の評価
コメント
- 新規垢だとtier1車両乗員100%で最終砲HEがスーッと敵に吸い込まれてこれは…一撃 -- 2013-11-13 (水) 16:00:23
- 最高だよ!ガレージ枠空いてれば五人も乗れる最高のバラックだよ!! -- 2013-12-08 (日) 10:50:25
- Tier1:すぐ飛ばせるってのになに深刻ぶってんですかアッハッハ→Tier2:あれ君どこかで・・・ -- 2014-01-03 (金) 14:13:21
- まさしく紳士御用達の5人乗り棺おけだし -- 2014-01-15 (水) 04:42:52
- 足の速いチームメイトに置いて行かれてボッチの所を回りこんできた敵にボコられる役 -- 2014-04-11 (金) 10:42:37
- 他の戦車にも応用が効く素晴らしい攻略記事だ -- 2014-07-15 (火) 17:00:24
- 優秀さを感じる前に次に言ってる気がするんですがそれは・・・ -- 2014-07-25 (金) 15:51:30
- 英国ルートの入門としては素晴らしい性能だと思う。俺達の覚悟が試されてるんだ -- 2014-09-29 (月) 08:10:36
- 装甲ゲーム中最低値は米版rhmに取られてしまったんやな…薄いことに変わりないけど -- 2015-09-10 (木) 03:40:11
- 15mm機関砲besaはなくなったんだべさ -- 2016-07-20 (水) 07:49:15