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22号対水上電探

Last-modified: 2017-09-09 (土) 10:48:41
No.028
weapon028-b.png22号対水上電探小型電探
装備ステータス
火力雷装
爆装対空
対潜索敵+5
命中+3回避
射程
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発可改修可
「うずしお」での被害を軽減
改修更新
22号対水上電探22号対水上電探改四
初の実戦運用された対水上電探です。
当初動作不安定で実用に耐えませんでしたが、改良と調整により、徐々に効果を発揮していきます。
捜索以外にも限定的ながら射撃管制にも使用されました。

ゲームにおいて Edit

  • 小型の対水上電探としては最低位だが、初心者から上級者まで長くお世話になる装備。
    ホロ電探の開発に着手するまでの繋ぎとして、艦娘が持参する分を運用することになるだろう。
    • 33号対水上電探と比べると索敵値-2。同装備の数が揃えば本装備はお役御免だが、同装備は大型電探の32号対水上電探と同様に入手方法が開発のみと集めるのはなかなか難しい。
    • 22号対水上電探改四と比べると索敵値は同じ。同装備は33号とは異なり、主に命中補正の方向で上位で、入手難度が高い。
      電探カテゴリは改修によって索敵能力が向上するが、それのみを目的とするのであれば難度が遥かに低い本装備がオススメ。
    • 21号対空電探に各ステータスがほぼ追いつかれているが、同装備は比較的容易に入手可能なものの、対空電探且つ大型電探なので用途が異なる。
    • 空母系or水雷系秘書での鋼材テーブルレシピで開発可能だが、開発成功率はホロ電探とほぼ同等。*1空母系秘書なら大型電探と同時に狙うことも可能。
      • 表示上のレアリティは低いが、報告数の多い戦艦秘書・鋼材(燃料)テーブルのレシピで開発できないため、開発成功率が極端に低く見られていた時期があった。
  • 電探カテゴリは、うずしおによる被害を軽減する能力を持つ。3隻に載せれば被害を最小限に抑えられるので、他装備とバランスして活用したい。
    • 軽減量は電探の装備数ではなく「電探を装備している艦娘の数」で決まる。1隻に3つ搭載しても軽減率は1隻分。詳しくは資材ページの該当項目参照。
  • 2015/6/26アップデートで22号対水上電探改四とともに改修可能になった。
    41cm連装砲零式艦戦52型同様、改修で本装備を要求する装備が複数あり地味に引っ張りだこ。
    • 22号対水上電探:初期から1つずつ、★+6から2つずつ、★maxまで計14消費。
      • さらに3つ消費して22号対水上電探改四へ更新可能。
    • 22号対水上電探改四:初期から1つずつ、★+6まで計6消費。
    • 32号対水上電探:初期から1つずつ、★+6から2つずつ、★maxまで計14消費。(以下2装備は2015/7/17アップデートで改修実装)
    • 32号対水上電探改:初期から3つずつ、★+6まで計18消費。
    • 15.2cm連装砲:★maxから15.2cm連装砲改への更新に1つ消費。(2015/5/29アップデートで更新実装)
    • 16inch三連装砲 Mk.7+GFCS:初期から2つずつ、★+6まで計12消費。(2016/6/30アップデートで改修実装)
    • 潜水艦搭載電探&水防式望遠鏡:初期から2つずつ、★+6まで計12消費。(2017/2/28アップデートで改修実装)

小ネタ Edit

  • 元ネタは、日本海軍の「仮称二号電波探信儀二型」である。仮称が抜けたりすることが多い。二号なので艦上見張用電探である。
    • 略称は「22号電探」だが、「マグロ」というあだ名もある。ご期待ください
    • なおこれに更に改良を重ね、射撃用レーダーとしたのが33号対水上電探である。32号対水上電探を小型化したのが33号だと間違えられがち。注意。
      もっともどっちも艦載実用化は間に合わなかったが。
    • 因みにイラストと小型電探という扱いから見るに、この装備の実際は後述の22号改二の模様。
  • 試作器ができたのは1942年のミッドウェー海戦前で、戦艦日向に搭載されアリューシャン列島沖で試験が行われた。
    • 試験の結果はまずまずで、濃霧の中でも35km先にいた戦艦伊勢を探知できた。複数の航空機編隊ならば35km、単機ならば17km地点で探知可能。出力2kW。
      また、周りが見えない中での進路維持にも役に立った。
      • この項目誤りが多い。試験は当然のことながら敵地の真ん中であるアリーシャン列島沖ではなく、出撃前に行われた。また航空機を探知できたのは21号対空電探のほうであり、22号対水上電探は航空機は探知できなかった。この試験により対空対水上を兼用でき、動作も安定していた21号はいいが、安定性が極めて悪く水上目標にしか使えない22号は撤去すると決定された。だが撤去する暇もなく出撃したアリーシャンでの有用性を日向艦長であった松田千秋大佐(当時)が説いて回ったため、一度は開発中止命令が内命されていた22号電探の命がかろうじて繋がったのであった。
      • この時の日向艦長であった松田千秋大佐(当時)はこの経験からレーダーの有用性を訴えたと言われている。
        というか松田艦長はそれまでレーダー搭載に消極的だった。なんという手のひら返し*2
        だが一度は不採用とされたこの電探が結局採用されたのも、心を入れ替えたこの人の発言が大きかったことは確かである。
    • キスカ撤退作戦には新鋭駆逐艦島風に搭載されて実戦投入されている。ここではまず快調に作動しかなり役立っている。
      • ここで珍事件が起こる。旗艦阿武隈が島を敵艦と誤認、島風も阿武隈からの通報で一緒に魚雷を発射した。
        島風に装備されていた本電探も、当時は島と船を見極められるほどの性能ではなかった。
    • 一方、作動が不安定で機械自体がとても大きく、実戦に使えるものではなかった。なんてったって電探が部屋ごと回転するっていうレベルのシロモノだったからね。
      • どれくらいデカいかというと…デカいことで有名(?)な32号とあまり変わらないくらいデカかった。fileデカすぎってレベルじゃねーぞ。ラッパの口の直径が1.5mもある。
  • というわけで、軽量化と安定化を目指して大幅な改良が進められる…はずだった。量産型ができたのはなんと諸々の事情で1944年まで遅れた。
    • 小型化については早期に達成できたものの、安定化が遅れたため完成に1年半かかった。
      • 小型化(直径80cm)のみ達成されたものは22号改二と呼ばれていた。勿論動作は不安定で、不満続出だったそうな。
    • その安定化が遅れた理由は、開発の関係者が
      機構が複雑な方式にすれば安定化する?バカ言え。そんなんで安定化するものか。実験するだけ無駄さw(要約)」
      的なことを言って実験を怠ったのが原因である。当時の関係者が機構が簡単な方式に固執したために起きた喜劇というか悲劇である。
      また、それだけでは無く電探に使用されていた真空管自体に不良品が多かった事も動作不良に繋がった。
    • この時期の日本において、マイクロ波帯におけるアンテナを含む高周波回路の技術は未だ確立されていなかった。電探の受信回路にスーパーヘテロダインを使うことは11号電探のように常識ではあったが、この時期には不可能であった。悪評高い受信回路も他に方法がないから選ばれたのであり、それですらできたのは昭和16年10月末であった。
      • また、生産も進まなかった。対水上にしか使えず動作も安定せず、他国でも実用化していないマイクロ波使用の電探よりも今すぐ使える21号でいいと海軍上層部は判断し、22号は21号が搭載できない海防艦や潜水艦の、いわば代用21号として使えるとの関係者の説得によりなんとか開発中止は撤回されたものの、当初の生産予定台数はわずか100台、しかも艦政本部は生産のための資材を割り当てず闇物資で生産を強行し完成したのは昭和17年末であった。安定版がようやくできたのは昭和19年の3月、すべては遅かったが技術者は怠慢どころか、超人的な努力でそれを成し遂げたのであった。
  • 上記のような社会構造上と技術力不足が原因で開発が遅延した22号電探は、レイテ沖海戦直前にようやく実用的な22号改四として量産化される。
  • 最終的な性能は、誤差100mほどで測距儀を使用した光学的な測定よりも精度が高く評価は上々だった。
    • 金剛さん曰く、「私とエネミーズレーダーの精度は大差ないネー!これでヴィクトリー確実ヨー!」 負けたけど*3
      • しかし実際の22号電探の使い勝手はどうだったかと言うと…
        「敵を捕捉してもブラウン管に何が映ってるか判別困難」
        「敵艦が30度程度の変針した場合反応してくれない」
        「砲撃が当たらなかったのは貧弱な電探が悪い」
        と散々な評価だっただけでなく、今回の海戦最大の戦訓としてまともに使える電探の装備が急務であると言われてしまった。
それじゃあ、アメリカの水上捜索レーダー事情はどうだったのよ?


  • だが、敗戦後この電探は意外な活躍を見せる。
    • 1946年、食料事情が悪化した日本はGHQの人を乗船させたうえで南氷洋捕鯨を再開した。第一次捕鯨は成功したものの、「第二次も頑張るぞー!」と意気込んでいる最中GHQが
      「いや、レーダーがついてない捕鯨船が南氷洋(波が高く氷山がいっぱいある海)に行くとかありえないからww レーダーつけなきゃ乗船拒否する」と言ってきた。
    • GHQの人が乗船しなければ捕鯨は出来ない。でもレーダーを作ることは「敗戦国のクセにチョーシ乗んなよ!」と言われ拒否される。
    • 八方塞りになった日本は、この22号電探に注目した。GHQに接収された22号電探を捕鯨船にのせて使用したのだ。
  • 1947年の第二次南氷洋捕鯨において、22号電探は漁業用として活躍した。
    • その際、捕鯨船に乗り込んでいたGHQの英国人(退役大佐)がこの電探をこう評価した。
      「ロンドンに行けばこれより良いものが市販されてるよ。こんなものを後生大事に使ってるから負けるんだよww」
    • ていうか帝国海軍軍人でもあった皇族の高松宮殿下*6にも「これ使えるの?」とか言われる始末。こんな使えないものを後生(ry
  • その後、1950年の第五次南氷洋捕鯨の時まで後生大事に使用された22号電探は、海外製の船舶用レーダーに置き換えられその波乱万丈の人生を終えた。戦後の日本を支えた名電探である。
  • 余談ではあるが、雪風の頭の両側にあるラッパ状の物体はこの電探である。改にしても持ってこないけど。形が似ているが、口元にあるのは伝声管。
  • 22号電探に使用されていたマグネトロンが国立科学博物館に展示されている(ゼロ戦の目の前)。22号電探の写真もあるので機会があればぜひ見てみるといいだろう。
日本のレーダー事情
続・日本のレーダー事情
  • 常に「ダメなレーダー」の代名詞のように語られる22号電探だが、使用周波数は3GHz、今で言うSバンドを採用している。この周波数帯は海象の影響を受けづらく対水上レーダとしては理想的である。
    当時のレーダーとして高い周波数を使っており、SG系と同等である。これは当時としてかなりの困難を伴うもので、大変意欲的な設計であることも付記しておきたい。
    • 22号で用いられた3GHz帯は、回折が発生しない、海霧など海象に影響を受けづらい、指向性が強くレーダーとして高精度なうえアンテナを小型化できるなど、対水上レーダーとして理想的な性質を持つ。
    • また直進性の強さゆえに電波の到達範囲は限定されるが、これは見通し距離(40km程度)をカバーできればいい水上レーダーでは問題にならない。
    • 一方で、実装には高度な技術を必要とするが、当時の日本の技術陣があえてこの周波数帯を選んだのは、電波の周波数別の性質に対して明確な知見があったからである。

この装備についてのコメント Edit

最新の15件を表示しています。 コメントページを参照

  • 消費先をどれにするか悩ましいな・・・改四か32号か例の主砲か -- 2017-03-24 (金) 22:13:32
  • 小ネタのマグロって…? 当時電探がマグロと呼ばれてたのか、艦これでのこの装備の呼び名なのか、妖精さんをさしてのものなのか…妖精さんだとしたらどうやって確かめたのか…? ご期待下さい(ボロン -- 2017-04-10 (月) 19:25:42
  • これの★9持ってるんですが、ネジ大量消費してまでMAXまで上げた方がいいですか? -- 2017-04-11 (火) 00:39:41
    • 更新しなきゃ9でいいんじゃね -- 2017-04-11 (火) 00:50:56
    • 最近は確実化でネジ5なら大量と感じなくなった。 -- 2017-04-25 (火) 07:02:59
  • 2-2デイリーをしていたら定期的に浜風が出てくるのでこれの量産体制に移行せねば… -- 2017-04-19 (水) 05:54:53
  • 開発でできる気がしないので、現在夕雲、阿賀野、熊野、浜風で牧場体制に移行してる。 -- 2017-04-20 (木) 07:38:08
    • 1点狙いなら軽巡秘書燃10弾10鉄151ボ150。弾を30にすれば、3連機銃や高角砲も狙える -- 2017-04-25 (火) 02:14:37
  • 22号が手元に12個もあるんだが、そろそろ捨ててもいいか…?ちなみに33号は10個ある -- 2017-05-01 (月) 17:40:24
    • 22号は改修始めたら直ぐ無くなるから持っといたほうが良さげ -- 2017-05-04 (木) 15:34:34
    • やっとイベント出撃・・の前に数えたら本装備が86も。いつか改修するにしても倉庫圧迫していてどうしよう感(33号は9)。 -- 2017-05-16 (火) 13:29:49
      • そんなアナタに22号改四MAX アイオワ砲改MAX 望遠鏡MAX改修 -- 2017-06-07 (水) 21:55:05
  • これを更新して22号改を作るのが先か?手持ちの22号改を改修するほうが先か?どっち? -- 2017-05-06 (土) 21:18:23
  • アイオワ砲改の改修で12個使うぞ。捨てるのはもったいない -- 2017-05-08 (月) 15:12:44
  • 22号ってエライんですね。 ちっこいの作って飾っておこうかな。 -- 2017-05-29 (月) 14:48:22
  • 春イベの藤波とか沖波とか牧場終わってみて気づいたら42個も溜まっていた 22号改四は☆6が4つあるし、アイオワ砲改作って改修するか、32号や32号改を改修するか、どっちがいいかな -- 2017-06-11 (日) 18:16:07
    • 今では索敵値をやたら必要とする海域が増えました。私なら32号系の改修に使います -- 2017-06-19 (月) 23:59:20
  • 今回の任務で電探10個廃棄の為に捨てましたよっとw30個はあったので -- 2017-06-23 (金) 19:46:44
  • 改修表とにらめっこしながら、やっぱり捨てるのコレになった -- 2017-06-23 (金) 20:11:42
    • 五連装牧場の副産物で21号余ってる提督以外はこれ廃棄したかもね -- 2017-07-28 (金) 02:45:12
  • 22号★maxの方が22号改四★6より索敵は上なのね。もちろん改修できない33号より上だから駆逐艦とかで索敵稼ぎたい時は実用上これの★maxが最強なのか。さすがに改四で★maxは作ってられないし。 -- 2017-08-12 (土) 11:58:08
  • 夜間戦闘機の開発任務にこれと、13号対空電探が各2個居るそうだ。レシピ回さなきゃ… -- 2017-09-12 (火) 21:53:56
    • その任務まで行くのにネジとか滅茶苦茶必要だから小型電探セット持ってくる駆逐艦のんびり掘ってくればいいぞ・・・ -- 2017-09-14 (木) 07:33:14
    • 紫電よっぽど余ってないと足りなくてそっちに開発回す事になるから電探は持ってくる子育てた方がいい。 -- 2017-09-14 (木) 21:34:42
  • 13号は十分ストックあったけど、22号は全然取って置いてなかった。駆逐艦育てるより、5-4やウィークリーで即戦力になる阿賀野や熊野で調達するほうが楽そう。 -- 2017-09-16 (土) 22:07:40 New
お名前: URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White




*1 電探の開発成功率はレアリティに関わらず、ほぼ2%前後と見られる。一方、秘書によって開発できる電探が異なる。
*2 松田艦長は砲術出身。彼に限らず砲術出身の士官は、従来の光学観測による高い命中精度に自信を持っていて、全くの新兵器であるレーダーに懐疑的になるのも無理の無い話であった。この後大和艦長に着任、少将に昇進後、四航戦司令官として日向伊勢を敵の猛攻から守り切った、日本海軍でも稀有の人外優秀な司令官である
*3 捜索はともかく、射撃レーダーとしては、米軍も一般的なイメージにあるほどの高精度ではなかったという事例が複数あったりする
*4 日本は22号を無理して潜水艦にも積んだ
*5 クラ湾夜戦やコロンバンガラ島沖海戦など奮闘した例はあるものの、村雨を失ったビラ・スタンモーア夜戦、萩風江風を失ったベラ湾夜戦、卯月天霧といった生存艦も逃げるのが精一杯だったセント・ジョージ岬沖海戦など、翌1943年には総崩れの様相を呈してくる
*6 昭和天皇の弟君。砲術科
*7 指向性が強いためバックローブも強いという問題があった。そのため用途によっては向き不向きがあるとされ、対水上レーダーである米軍のSGレーダーなどはパラボラ型のアンテナを使用していた。
*8 下手をすると敵の探知方向が180度入れ替わって表示される、なんてこともある。
*9 基本的な性能は、同時期のイギリス製レーダーに匹敵した。尤も、その後すぐイギリスは八木アンテナを使用したVHFレーダーの実用化→やはり元々は日本人が開発したマグネトロン(下記)を用いたマイクロ波レーダーの実用化→平面座標指示画面の世界初採用と、翌1942年には技術面で日本を大きく引き離すことになる
*10 陸軍は大戦後期に出力は低いものの、レーダーの小型化に成功して車載レーダーや航空機用レーダーを開発し、夜間戦闘機の実戦投入も行っている。対する海軍は小型化には最後まで成功しなかった。