Hare Hunt(ウサギ狩り)
- この一連のクエストには達成期限があります。
- 終盤のメインクエスト「The Die is Cast(賽は投げられた)」で、ヴラニック要塞に潜入すると、関連クエストは全て達成不能になる。
(要塞脱出後、連続するイベントで失敗となり破棄される。ヴラニック突入前に忠告を受けるので判断は容易)
- 終盤のメインクエスト「The Die is Cast(賽は投げられた)」で、ヴラニック要塞に潜入すると、関連クエストは全て達成不能になる。
- このクエスト中に複数のクエストが同時発生し、どちらかのルートは必ず失敗します。
- 「ウサギ狩り」と、「狼の皮をかぶった羊」及び派生クエスト「事件の陰に女あり」は二者択一であり、同時に達成できない。
- また、後述する「認定狩猟師」の称号(パーク「森の狩猟番」の取得に必要)を得るには「事件の陰に女あり」を成功させる必要があるため、
「森の狩猟番」が欲しければ「ウサギ狩り」は失敗させるしかない。
ただし、実績「完全主義者」に関しては、カウントするのが『成功・失敗に関わらず終了したクエストの数』なので問題ない。
- ウサギ狩りを開始する前にアンドリューから「狼の皮をかぶった羊」を開始することもできるが、そうしてしまうと「ウサギ狩り」を始められなくなりルートが固定されてしまう。「ウサギ狩り」から始める方が無難。
- このクエストは結末によって報酬が変化します。
ゲーム初期に構想されたと思われる、やけに複雑なクエスト。
プレイするより解説するほうが面倒くさい。以下の関連クエストも同時に解説する。
- 「Sheep in Wolf's Clothing(狼の皮をかぶった羊)」
- 「Emergency Supply(非常物資)」
- 「Cherchez la Femme(事件の陰に女あり)」
- 派生クエスト「Henry the Master Huntsman(敏腕の狩人、ヘンリー)」については別の項目で解説する。
以下のページがタルムバークで家を手に入れる方法も書いてあって参考にするといいかもしれません。
https://www.gamekimagure.work/entry/kingdomcome-deliverance-tularemia-hunting
ウサギ狩り編
まずは「ウサギ狩り」。
- タルンベルク周辺で密猟を行っている集団がおり、それを捕まえて欲しいという依頼。
多数の手がかりに分散するが、大まかに分けて3つのルートに収束する。
1.森の広場亭のアンドリュー
2.風呂屋のトーマス
3.狩人の妻のマーガレット
1.アンドリュー
- とりあえず「アンドリュー」ルートから。
最初からニコラスが言及している森の広場亭の亭主。
話を聞きに行くと、初対面か、既に他のクエストで知己を得ているかで対応が違う。
- 初対面の場合は、「仕事を紹介してくれ」と頼むとテストを受けることになる。
既にデレ期に入っているならテストはスキップできる。
- テストの内容は弓の腕前勝負で、
ノイホフ牧場の馬丁頭ヤコブからアンドリューのジョッキを取り返してくること。
襲撃イベントで怪我だらけになっていた人物である。
- テストに合格すると、アンドリューから「黒ずくめのルケシュ」という人物に話をするよう紹介される。
そして派生イベント「狼の皮をかぶった羊」が始まる。ウサギ狩りの説明を終わらせてしまいたいので、狼の詳細は後述。
2.トーマス
- 次は「トーマス」ルート。
ニコラスは、村の中で話を聞けば誰かが情報を知っているかも知れない、と言及する。
それに従って村の中でNPCたちと会話をすると、「**なら知っているかも」という調子で、いろいろな相手にたらい回しされる。
主な人物はこちら
「酒場の女将マーサ」
「酒場の亭主」
「噂好きのオレナ」
「革職人のブラダ」
「鍛冶屋のベティ」
- 彼らの話を総合すると、容疑者になりうる人物が二人登場する。
片方は「ハネキン・ヘア」そして、もう片方は「風呂屋のトーマス」である。
- ハネキンについては後でまとめるとして、トーマスは「酔っ払って酒場で若い娘に鹿肉を食わせてやると吹聴していた」という証言がある。
本人にそのまま聞いてもしらばっくれるばかりだが、
「酒場の亭主」や「鍛冶屋のベティ」から聞き出せる情報をたどると
トーマスの友人の「笛吹きジェイク」が何かを知っていることがわかる。
- 説得力が高ければそれだけで落とせるが、
ベティの情報から森の奥にある広場の焚き火の3~5歩くらい東側(ちょい北)に色の違う地面をスコップで掘るポイントがあり、「埋められた鹿」を発見できる。
また合わせて「笛の音が聞こえた」等の追加情報と絡めて問い詰めると、
ジェイクは「トーマスが鹿を入手してきた」ことを吐く。
- その後「証拠の鹿」「ジェイクの証言」等を合わせてトーマスに迫ると、
今度は「炭焼き職人のラダンから鹿をもらった」と白状する。 - そして、最終的にそのラダンから、密猟者の集まる場所を教えてもらえる。
- ここでロバード隊長に報告すると、兵士を連れて密猟者の逮捕に向かうことになる。
現場に到着すると密猟者たちとの戦闘になり、そこで「ハネキン・ヘア」を殺して証拠の指輪を奪い、
その指輪をニコラスに渡せば「ウサギ狩り」は完了となる。
3.マーガレット
- さて、この「ハネキン・ヘア」がどういう人物なのか、という説明は
トーマスの話を集めている途中に村人達から聞くことが出来る。
眉唾ものの噂話も混じっているので、要点だけまとめると、
- 没落貴族の長男で、ニコラスの前のタルンベルグの認定狩猟師。
- ニコラスの妻、マーガレットの元婚約者。
- ニコラスが、「ハネキンが人を殺した現場を目撃した」と証言したせいで、仕事も婚約者もニコラスに奪われた。
- 逮捕されて牢に入れられたが、どういうわけか脱獄して姿をくらませた。
- かなり長い間行方知れずだったが、最近戻ってきてニコラスに復讐しようとしているらしい。
という人物である。
- このハネキン帰還説についてはハッキリと姿を見たものはおらず、想像の噂話ばかりなのだが、
唯一「鍛冶屋のベティ」だけはハネキンが帰ってきて密猟を行っているのだと断言する。
理由を聞き出すには説得力が必要になってくるが、
上手く行けば、「だってマーガレットが会ったって言っていたもの」と白状する。
- マーガレットというのは、問題のハネキンの婚約者からニコラスの妻に転身した女性である。
話を聞くと、「突然現れて、まだ愛しているから駆け落ちしようと言われた」とのこと。
しかし、当人は「親が決めた婚約者だっただけで好きなのは最初からニコラス」らしい。
- ハネキンは「駆け落ちするつもりがあるなら家の扉に忘れな草の目印をつけてくれれば、約束の場所で待っている」と言い残したらしいので
そのとおりの合図を出してハネキンを誘い出すように頼むことになる。
- すると、待ち合わせ場所にハネキンが単身で現れ、こちらも一人で会いに行くことになる。
他のルートでは、どうたどっても最終的に殺し合いになってしまうので、
マーシフルプレイを狙っている場合などは、マーガレットに呼び出して貰うのが良い。
- 「ウサギ狩り」を完了させようとすると、やはり殺して指輪を取ることになるが、
説得に応じた場合は、「狼の皮をかぶった羊」を飛ばして、直接「事件の陰に女あり」が始まる。
(ただしこの場合「緊急物資」が開始されない)
- ここまでが大体「ウサギ狩り」(ノウサギを英語でヘア、ハネキンのこと)の内容である。
狼の皮をかぶった羊編
- そして次に「狼の皮をかぶった羊」ルート。
アンドリューからの紹介によって、密猟者の一員として潜入することになる。
窓口になるのはタルンベルグの城門を出て最初の分かれ道を左(北西)に進み次の分かれ道(木が一本生えている)を道なりに北へ少し行った道沿いの民家に住んでいる「黒ずくめのルケシュ」。
ちなみにこの家はメインクエストの終盤で燃えてしまうので、ヴラニック前までしか入ることが出来ない。
- この「ルケシュ」に話をすると、
仲間に入れるための腕前のテストとして、「鹿の枝角」を一つ手に入れてくるように言われる。
枝角は、赤鹿のオス(角が見える)を狩猟パーク「枝角」を取得した状態で狩ったときのみ手に入る。
が、ラッタイにいる狩人などからも買える。
- それをルケシュに渡すと、今度は、狩人のニコラスから狩人の証の「角笛」を盗み出してこいと言われる。
理由は、ニコラスに恨みがあるので、嫌がらせである。
- 「角笛」はニコラスの家二階のトランクに入っているが、正面の入り口以外にも直接二階へ続く扉がある。
もしくはニコラス本人に事情を説明して貸してもらうこともできる。
角笛を渡すと試験は終了、晴れて仲間との待ち合わせ場所を教えてもらえる。
- ここで、選択肢としてロバード隊長に情報を渡し、トーマスルートと同じ道筋をたどることも出来る。
しかし、そのまま密猟者に会いに行くと、ハネキンに協力するルートに入る事ができる。
- 待ち合わせ場所(道の少し東側・林の中でハネキンは緑の服を着ているので見つけにくい)でハネキンと出会って自己紹介が終わったところで、
タルンベルクの兵士たちが現れ、投降を呼びかける。 - この時点でヘンリーは「兵士側」と「密猟者側」のどちらの味方をするか強制的に選ばされる。
そして「兵士」を選んだ場合は「狼の皮をかぶった羊」が、
「密猟者」を選んだ場合は「ウサギ狩り」がそれぞれ失敗となる。
- 兵士ルートについては既に説明した通り。ハネキンの指輪を取れば終わりである。
- ここで密猟者側を選んだ場合、タルンベルクの兵士たちを全滅させた後、ハネキンたちは別の隠れ家へと移動を始める。
そして、古い坑道に到着したところでハネキンから事情の説明を受けて「狼の皮をかぶった羊」が終了。
この後、ハネキンの計画を聞くことで、「事件の陰に女あり」が開始される。
緊急物資編
- その前に「緊急物資」について。
「狼の皮をかぶった羊」が終了後、隠れ家に一緒にやってきた「黒ずくめのルケシュ」に話しかけると、
彼が仲間をやめて逃げ出そうとしていることがわかる。 - そして、彼の家へ行って、まさかの場合のためのヘソクリを代わりにここまで持って来るように頼んでくる。
目的のものは暖炉の隣りにあるコップのオブジェクトの中に隠れている。
- このクエストは「狼の~」クエでルケシュと共に戦闘を行った場合のみ発生する。
事件の陰に女あり編
- では、隠れ家でハネキンに協力することを選ぶことで始まる「事件の陰に女あり」について。
- 「Cherchez la Femme」シェルシェ・ラ・ファムとは、フランス語で「女を探せ」の意味。
アレクサンドル・デュマの小説が初出のフレーズらしく、ザックリ説明すると
「男が突然いつもと違う行動を取り始めたら、それは女が原因である。何か事件が起こったら、とりあえず容疑者の女性関係を調べろ」ということ。
- ハネキン・ヘアは現在のタルンベルクの狩猟師ニコラスに、無実の罪を着せられ指名手配されている。
かつての恋人マーガレットも、ハネキンのアリバイを否定する形で夫に協力していた。
貴族の血を引くものとして、一族の名誉だけは回復させたい。とのこと。
- マーガレットに駆け落ちしないかと声をかけたのも、夫のニコラスを呼び出すためだったらしい。
ほんとかなあ
- さて、ハネキンの計画そのものは単純である。
ニコラスに「嘘つきました」という書類に署名させ、それをディヴィシュ卿に提出して潔白を晴らそうというもの。
何の理由もなしにニコラスがそんな書類にサインするわけがないので、
ニコラスとマーガレットを引き離し、マーガレットを誘拐して、ニコラスを脅す算段だったらしい。
- 書類は既によその貴族に作ってもらって、あとはサインだけ。
ハネキンが、くすねておいたニコラスの「角笛」を鳴らしてニコラスをおびき出すので、その隙にマーガレットを誘拐してこいと言われる。
くれぐれもマーガレットに怪我をさせないようにと念を押される。
ニコラスの小屋へ
- ニコラスが狩小屋から起き出すのは明け方(AM4~5)頃。
この段階になると、ニコラス以外のタルンベルクの兵士が見張りとして建物の外をウロウロするようになる。
角笛が入っていた箱のある二階の部屋に隠れておくと、ニコラスはまっすぐ一階から出ていく。
- ニコラスが去った後、マーガレットに近づき、説得。成功すれば、隠れ家までスキップする。
できなければちょっとムニャムニャすることになる。ノックアウトして担ごう。- 説得で連れ出した場合は隠れ家までスキップするが、ノックアウトした場合は文字通りマーガレットを担いで隠れ家まで歩いていくハメになる。ほんの数分とはいえ面倒臭いのでできるだけ説得で連れ出そう。
- ほかのNPCにも共通している挙動であるが、不法侵入時に相手を起こした場合、その相手に話しかけられるようになるまでに数秒かかる。バグか?と慌てず根気よく話しかけ続けよう。
- マーガレットをつれて隠れ家に戻ると、今度はニコラスにサインをさせる段階。
なぜハネキンが自分でやらないのか、と聞くと、ニコラスと顔を合わせると話をする前に殺し合いになるから、と言われるが
マーガレットと二人になりたいからとかじゃないよね? ほんとに大丈夫?
マーガレットのことは既に諦めがついているとハネキンは言っているが、
彼女がビッチだと罵ってみると、ハネキンにすごく怒られる。未練タラタラやんけ
- まあ、少なくとも7年前の時点では、ハネキンとニコラスでは
収入、血筋、評判、イケメン度の役満セットでハネキン一人勝ちだったらしいので
「それでもニコラスがいい」とマーガレットが主張したなら、もうどうしようもないと思う。
ハネキンはちょっと態度がデカかったらしいから、そこが悪かったらしいよ。やっぱ男は中身だよね!疑わしい
ニコラスも態度が悪いらしく村の人にすんごい嫌われてるけど、気にしてはいけない。
- さて、狩小屋に帰ってみると、ニコラスがうろうろしながら妻を探している。
ここでまた説得。成功すれば穏便に書類にサインをしてもらえる。
「マーガレットは俺の女だ、ハネキンを好きだったことなど一度もないぞ」と捨て台詞を吐かれる。
あー、うん。知ってる知ってる。ハネキンが本当にわかってるかは知らんけど
タルンベルク城へ
- さて、幾多の人間の人生を巻き込んで、死人までゴロゴロ出した傍迷惑な痴話喧嘩もこれにて終了。
ニコラスとマーガレットは手を取り合って愛の逃避行。ハネキンは冤罪を晴らして名誉回復し、次の就職先の紹介状をディヴィシュ卿に貰うことに。
ただし、7年前の殺人に関してはハネキンは無実だが、今回の密猟と誘拐と衛兵殺しは本当にやってます。
そんなわけでタルンベルグの狩人候補が誰もいなくなりました。
- ここでようやく、ハネキンからヘンリー君が次の狩猟師に推薦される。
ヘンリー君も一部共犯でしかも誘拐の実行犯なのだが
ぜひ引き受けよう。この一連のクエストはこのためにあると言っても過言ではない。
これによって、パーク「森の狩猟番」の称号を手に入れたヘンリー君は、- 森で狩りをしたときも獣肉や革などが盗品扱いにならなくなる。売る前に焼く手間が省けるよ、やったね。
- 狩りの途中で、お前密猟者か! と因縁をつけられたときも、領主直々の許可があるんじゃ文句あるかコラァ、と言い返せる。
- また、タルンベルクの侍従から、肉の納品アクティビティ「Henry the Master Huntsman(敏腕の狩人、ヘンリー)」を受注することが出来るのと、
今までニコラスの所有だった山の狩小屋が、ヘンリー君のものになり、セーブベッド拠点として使えるようになる。
まあ、タルンベルクは近くに宿があるから、そこまで感激できないけども…
- ニコラスと共に城に向かう際、一度午前6時を経由してから午後4時50分ころになるために大きく時間が経過しやすい。時間制限のあるイベントや闘技会と並行してこなす際には注意。
これにて、「ウサギ狩り」及び関連クエストは終了である。
余談だが、タンベルクのニコラスの住まいからNPCは消え、ヘンリー用のインベントリ共有の収納が現れ、実質ヘンリーの滞在場所になる。