キャラクター/【スクルージ】

Last-modified: 2023-12-29 (金) 15:53:17

ディズニーの漫画及びアニメーション作品のキャラクター。
ドナルドのおじさん。フルネームは「スクルージ・マクダック」。
ドナルドが主人公の海外コミック「Christmas on Bear Mountain」(日本では未出版)で初登場し、後にアニメーション作品「スクルージ・マクダックとお金」でアニメデビューを果たした。

世界一のお金持ちであり、金に目がなく強欲かつ頑固な性格をしている実業家。
その金銭欲は凄まじく、自身が所有するお札の番号を全て暗記しており、さらにそれらがいつ、何の仕事で稼いだものなのかも一目で見分けられる。タダなどの言葉に弱く、基本的にお金は払いたくない倹約家でもある。
しかし、それらは自身が事業などで正当に稼いだり身に付けたお金に限った事であり、あぶく銭には興味を持たない。リスクの伴うギャンブルにも興味がなく、本人がそれに手を出す描写は見られない。
そんな彼だが根は家族思いでもあり、身内に危険が迫ったり自身の過ちに気付くと、所有する財産を手放してでも事態の収拾に務める。

  • 「スクルージ」の名前は小説「クリスマス・キャロル」の主人公である金貸し「エベニーザ・スクルージ」に由来しており、実際に「ミッキーのクリスマス・キャロル」ではこの主人公のスクルージ役として出演している。この映画での冷酷な(最終的に改心するが)スクルージのイメージが強い人も多いかもしれない。

原作ではドナルドと共演する作品は何故か非常に少ない。

テレビシリーズ「ダックテイル」(または「わんぱくダック夢冒険」)では甥の甥であるヒューイ&デューイ&ルーイとともに主人公を務め、宝探しに出かけたり自身の財産を狙う悪党たちと戦ったりするアグレッシブなご老体。

  • ドナルドも出演しないわけではないが、やはり出番は少ない。
  • 財産を狙う悪党たちの1つがギャンググループであるビーグルボーイズであるが、こちらとはまた別もの。

 
CVは故・伊井篤史(BbS)→小形満(KHIII)。

  • KHIIから登場しているが、BbSで初めてボイス付き会話が入れられた。

FM版及び北米版における声優は故・アラン・ヤング(BbS)→ エン・ライテル(KHIII)。


KHシリーズでは商売の流通網を開くために世界を旅しており、KHII時点ではホロウバスティオンレイディアントガーデン)にいるが、後のKHIIIではトワイライトタウンへ移動している。


KHII

商売のためにホロウバスティオンにいたところでドナルド達と出会う。
昔この町で売られていたアイスを売り出そうとしていたが作り方を忘れたらしく、初めはとても不味かった。その後開発が進み、シナリオ後半になると完成したアイスをドナルド達に振舞ってくれた。それはしょっぱくて甘いアイスだった。

  • 更に小説版によれば賢者アンセムの事も知っているらしい。
  • ソラ達に最初から最後までタダでアイスを食べさせてくれる。試作品だからだろうか。

エンディングにも少しだけ登場。ドナルド達と一緒にディズニーキャッスルに帰還している。

BbS

ヴェントゥスが偶然レイディアントガーデンに訪れた際に広場に歩いている彼の姿が最初に目に入る。
 
次に出会ったアクアに「自分と似たような服装をした者を見なかったか」と聞かれ、城の方へ走っていくのを見たと教える。

  • アクアはテラのことを尋ねたつもりだったのだが、彼が教えたのはミッキーを追って走っていったヴェントゥスのこと。「似たような服装」と言う質問だったため、彼は見覚えのあった者をそのまま答えたのだ。

 
この後アンヴァースに襲われていた所を、城から引き返してきたヴェントゥスに助けられる。
逃げたアンヴァースを追おうとしたヴェンを「儂にお礼も言わせないつもりか」と引き止め、そして彼が外の世界から来たという事を見抜き小声で指摘する。

  • この時ドナルドの一族特有のやかましさと、偏屈おじさんぶりが見られる。
  • なお、この世界にはマーリンに頼み込んで連れてきてもらったらしい。

助けてくれたお礼にディズニータウン永久入場パスを「保護者の分」を合わせて3枚彼に渡す。

  • ちなみにお礼においては「金目のものは渡せない」らしい……。

エンディングで城をつまみ出されたリアに金を払われてアイザの分と二人分のシーソルトアイスを売っている。


ディズニータウンにあるリズミックアイスに使うマシーンは彼がデューイ達に置いてったらしい。

  • KHIIでの商売といい、彼もまたアイス好きだろうか?

キャラクターとしては未登場だが、合成用メダルとして出演。
メダルに各種スキルをつける為のメダルとなっている。

  • ☆が増えていくとアイスを持ったポーズになるのだが、黒っぽくくすんだ虹色の縞模様のあまりおいしそうには見えないものを持っている。

KHIII

今回はトワイライトタウンで主に二つの事業を展開している。
一つ目は、野外シアターの運営。KHIIでハチがいた車庫にベンチとプロジェクターを配置して作られており、ここでは、クラシックキングダムをもとにした数本の映画を上映し続けている。また、ポスターをモバイルポータルで読み取ると映画に登場するミニゲームがダウンロードできるなど、地味なメディアミックスまで行っている。

  • ちなみにハイネオレットもポスター貼りなどの運営のアルバイトとして働いている。劇中では触れられていないが、スクルージはちゃんと2人に真っ当な金額のバイト代を払っているのだろうか…?
    • 稼ぎが良くなければ彼らも働かないだろう…多分。

もう一つは、レストランの運営。リトルシェフと協力し、トワイライトタウンの住人たちに料理を振る舞っている。このレストランは、ゴミが並んでいた空き地とその周辺を使って建てられている。

  • ここでは、ソラも料理ができる。ソラが料理をうまく作るとレストランのランクが上がり、厨房が豪華になったりより繁盛したりしていく。
    • 作った料理は食べると一時的にステータスが上がる。

野外シアターという人が集まる催し物を開き、それで集まった人がくつろげるレストランという場を提供する。当人曰く「それがビジネスには欠かせないシナジー効果というやつだ」とのこと。要するに二つの事業を関連させることによって、より儲けが出るということである。そう説明してほくそ笑むいつも通りのスクルージにドナルドは若干呆れている様子だが、グーフィーとソラは分からないなりに評価している。